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新作テレビアニメ「マクロスΔ(デルタ)」の超時空製作発表会が10月29日(木)、秋葉原UDXで開催されました。
1982年放送の「超時空要塞マクロス」を皮切りに、メカアクション・歌・三角関係による恋愛ドラマなどを織り交ぜた作品を世に送り出し、幅広い世代に支持されてきた「マクロス」シリーズ。シリーズ最新作となる「マクロスΔ」は、前作「マクロスF」から6年後となる西暦2067年、銀河の辺境にある惑星を舞台に物語が描かれます。
新たに発表されたキービジュアルに描かれた通り、前作「マクロスF」では2人だった歌姫が本作では5人となり、戦術音楽ユニット“ワルキューレ”を結成。一方では、男性キャラクター5人による空中騎士団が“謎のバルキリー部隊”として登場します。
新歌姫は、8000人のオーディション応募者の中から選ばれた鈴木みのりさん。中心人物的なヒロインとなるフレイア・ヴィオン役を演じます。鈴木さんは「フレイアちゃんと同じく私も歌が大好き」と挨拶。現在はアフレコのテストや、レコーディングに慣れるための練習を行なっているそうです。
新たなバルキリー(可変戦闘機)である「VF-31ジークフリード」「Sv-262ドラケンIII」の発表では、河森正治総監督とビジュアルアーティストの天神英貴さんがトーク。「シリーズ内でデルタ型(三角翼)を作りたいと思い、あえて飛行機の形に近づけた」(河森)、「VF-31はVF-30の進化系と聞いていたが、毎日のように形が変わっていった」(天神)など、時間をかけて丁寧に仕上げられたというメカニックの製作裏話を明かしました。
テレビ放送開始から33年間、常にゼロからスタートし、オリジナル作品を作り上げてきたという「マクロス」シリーズ。大学生の頃から本シリーズを作り始めたという河森総監督は「まだまだこれから明かされることがたくさんあります。よろしくお願いします」と投げかけ、会場の期待を煽っていました。
12月31日(木)に放送予定の年末テレビ特番「マクロスΔ先取りスペシャル」では、テレビアニメのほぼ1話分が放送されるとのことです。【取材・文/麻布たぬ】