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一年戦争の末期、故郷を破壊されたムーア同胞団とジオン軍との対峙が描かれるコミック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」。12月25日(金)正午よりスタートするオリジナルアニメの配信に先駆け、11月23日(祝)、秋葉原にて第1話限定試写イベントが開催されました。
第1話の上映後に行なわれたトークコーナーには、漫画原作の太田垣康男さん、松尾衡監督、サンライズプロデューサーの小形尚弘さんが登場。また、シークレットゲストとしてイオ・フレミング役の中村悠一さんとダリル・ローレンツ役の木村良平さんが駆けつけ、会場に集まったガンダムファンに温かい拍手で迎えられました。
話題は、中村さん演じるイオが「ジャズ好き」という設定から、音楽が見どころのひとつになっている点に。松尾監督が、「絵に色がほぼついているという恵まれた環境の中、音楽を合わせることができた」と制作裏話を明かすと、太田垣さんが「イメージ通りの音楽。ビームライフルなどガンダムならではの効果音も素晴らしい」と述べ、作品の仕上がりに全面的に満足していることを語りました。
また、レコーディングは絵を描く前に声を先行して収録する“プレスコ方式”だったことにも明らかに。中村さんと木村さんは、同時にレコーディングに臨むことで芝居の熱が高まったらしく、対峙する2人のキャラクターが両方とも主人公のように描かれる本作だからこそ、プレスコの効果が増したと感慨深く語りました。また、ガンダムファンとして知られる中村さんは「ガンダムの歴史を追いかける中で、悪人とも言えるガンダムの登場に鳥肌が立った」と、インパクトのある登場シーンについても熱くコメントしました。
最後の挨拶では、太田垣さんが「全4話、最後まで見届けてください」とファンにメッセージを送り、大きな拍手が巻き起こる中、イベントは終了しました。【取材・文:麻布たぬ】