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2016年1月8日(金)から放送がスタートするテレビアニメ「石膏ボーイズ」の第1話先行上映&トークショーが、12月26日(土)に東京カルチャーカルチャーで行われました。
美大生のデッサンなどに使用される“石膏像”がアイドルとしてデビューするという前代未聞のプロジェクトに注目が集まっていた本作。第1話では、元美大生の主人公・石本美希と、彼女がマネージャーを務めることになる石膏ボーイズとの出会いが描かれます。テンポの良い映像は見応えたっぷりで、上映後には大きな拍手が巻き起こっていました。
トークショーには、宅野誠起監督や石本美希役の古城門志帆さんたちが登壇。宅野監督は、石膏像という動かない題材をそのままアニメーションにした理由について「普段はデッサンに使われているものなので、擬人化するよりもリアルなほうが親近感がある」と語りました。また、「アフレコのドタバタ感がいい。石膏像は全員イケメンなんだけど、ウザい感じ」と収録現場の様子についても明かされました。
レストランという場所を生かしたトークショーは、観客だけでなく、出演者もビールで乾杯をしながら自由な雰囲気で展開。途中で、主題歌「星空ランデブー」の作曲・編曲をした満寿田ムーブマンさんがDJとして主題歌のリミックスバージョンを披露するというサプライズも。
また、ステージ前に設置された4体の石膏像は「自由に触ってください。彼らの肌の質感を確かめてみて」と開放。観客による「石膏ボーイズデッサン大会」では、“中の人”である杉田智和さんにそっくりのジョルジョ像が描かれるなど、美術系アニメらしい企画も行われました。
宅野監督によると「2話以降では、石膏たちの強烈なアドリブ合戦がある」とのことで、性格もタイプも異なる4体の卓越した展開の予感。また、YouTubeでは、アニメと連動した「実写版石膏ボーイズ」として、実写の石膏像にキャスト陣が声をあてた“石膏アフタートーク”が公開されます。
その他にも、さまざまなメディアミックスが企画されている本作。現在は、12月31日(木)までローソン国際展示場駅前店でジョルジョが店長に就任し、石膏像が飾られている他、「石膏ボーイズ」グッズが販売されています。
さらに、今後はドラマCD企画や春先の大型イベントなどが予定されているということです。【取材・文=麻布たぬ】