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2016年1月10日(日)から放送されるテレビアニメ「灰と幻想のグリムガル」の先行上映会とメインキャストによるトークイベントが、12月26日(土)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズで開催されました。
たくさんの観客で客席が埋め尽くされた中、上映されたのは、第1話と第2話をつなげたオリジナル映像。クリエイター陣が自信を持って制作していることが伝わる、完成度の高い映像をしっかりと楽しめる内容で、それに圧倒された会場からは万雷の拍手が巻き起こりました。
上映後のトークイベントには、マナト役の島崎信長さん、ユメ役の小松未可子さん、シホル役の照井春佳さんが登場。特別な力を持たず、半人前のキャラクターたちが集うパーティのリーダー・マナトを演じる島崎さんは、彼らの心情が丁寧に描かれた映像について、「観るほうも精神力が必要。その上で、最後にはエネルギーをもらえる作品」と魅力を語りました。
そんな重厚かつ緻密なストーリーの中で、“お年頃”の男女たちが交わす軽快なセリフも見どころのひとつ。物語の序盤で、お調子者のランタ(CV:吉野裕行さん)が、小松さんが演じるユメに対して口にする“ある言葉”については、どう発音するべきかとアフレコ中に議論が交わされたとか。
また、小松さんと照井さんは、インターネットラジオステーション<音泉>で配信されているアニメ公式Webラジオ「何もないラジオ」でパーソナリティを務めるコンビ。作品のみどころについてマイペースに話を進める照井さんと、愛のあるツッコミで切り込む小松さんのやり取りが会場を大いに盛り上げていました。
記念撮影では、本編では敵対するゴブリンがステージに登場し、撮影が終わった後にキャストとハイタッチを交わすという一幕も。最後に、島崎さんが1話&2話の映像がオンエアに向けてさらにブラッシュアップされることを観客に伝え、テレビ放送への期待がますます高まる中、イベントは終了しました。【取材・文=麻布たぬ】
※島崎信長さんの「崎」の正しい表記は「立ち崎」ですが、機種依存文字のため「崎」表記しています。