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男性よりもカッコいい! イケメン女子AKIRAさんが「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」で声優初挑戦!

メンズファッションを男性よりも格好よく着こなす「イケメン女子」のAKIRAさん。ライブにモデルに舞台と、さまざまなジャンルで活躍している“彼女”が、今回テレビアニメ「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」(以下、「TRICKSTER」)で声優に初挑戦。怪人二十面相の幼少期を演じました。

「TRICKSTER」といえば、豪華声優陣の競演が話題ですが、特に注目を集めたのは怪人二十面相を演じるGACKTさんの存在。そのGACKTさん演じる怪人二十面相の幼少期を声優初挑戦で望むのは、かなりプレッシャーだったよう。

そんなAKIRAさんに声優のこと、ライブのこと、そしてこれからの目標について伺いました。

――声優初挑戦を終えて、今の心境は?

ものすごく緊張しました。今までやってきたこととは全く違うので、わからないことだらけで……。演じることそのものもですし、それ以前に少ないマイクで入れ代わり立ち代わり演じる声優の皆さんを目の当たりにして、どのタイミングで入ればいいのかと戸惑いました。

でも、他の演者さんから「リハーサルでどのマイクを使ったのかを台本に書いておくといい」など、いろいろアドバイスをいただいて、なんとか演じきることができました。とても感謝しています。

――最初にオファーが来た時の心境は?

すごく嬉しかったです、本当に。もともとアニメは大好きでしたし、子供の頃は声優に憧れていたんです。その頃は、1日1時間しかテレビを見させてもらえなかったので、30分アニメを2本見ておしまいって感じだったんですけど、だからこそ大好きな作品――「るろうに剣心」や「シャーマンキング」が特に好きでしたね――は食い入るように見ていました。特に、声優の林原めぐみさんが声優をしながら歌も歌われて大活躍されている姿を見て、林原さんのようになりたいなあ……って思っていたんです。

ですから、今回のお話をいただいた時は、ものすごく嬉しかった。でも、それと同時に、足を引っ張るのは嫌だなとも思いました。やっぱり、見てくださった方が「この声は違うな」って感じられたら嫌じゃないですか。だから“大好きなことで、そういう風に思われるのだけは嫌だ!”って、頑張って自分なりに役作りしました。

――演じられたのは男の子キャラでしたが、役作りはスムーズにできましたか?

今回、演じさせていただいた怪人二十面相は、中性的な美少年という感じで、イメージがつかみやすかったです。おそらく、女の子を演じなさいって言われるよりは楽だったと思います。今まで舞台では、上杉謙信や「ヴァンパイア騎士」の玖蘭枢といった男性の役が多かったので、今は女性を演じる方が難しいですね。声だけで女性を表現できるのか、ちょっと自信がありません(笑)。

――怪人二十面相を演じているのはGACKTさんですが、プレッシャーは感じましたか。

ものすごいプレッシャーでした。GACKTさんはどのように演じるんだろう? どういう風にしゃべるんだろう?って、ずっと考えていました。やっぱり、大きくキャラクターが変わったらおかしいじゃないですか……。でも小野さん(編注:明智小五郎役の小野大輔さん)が「顔が似ているから大丈夫だよ」って謎のフォローをしてくださって(笑)。おかげで少し気が楽になりました。

――収録を終えられての感想は?

実は、前日から緊張しすぎて寝られなかったんです。ですから、終わった時は一気に緊張が解けました。レコーディングや舞台では、自分がやったことをその場で確認できるじゃないですか。でも、アニメの場合には、放送まで待たなくてはならないんですよね。なので、収録の緊張は解けたのですが、放送日が近づくにつれて別の緊張感が増しています。この終わった安心感と不安な気持ちが入り交じるのは、今まで感じたことのない不思議な感覚ですね。

声優初挑戦ということで、自分でも放送を観るのがドキドキなんです。皆さんも一緒にドキドキしながら観てくれたら嬉しいですね。

――AKIRAさんといえば、ライブ活動も活発にされていますよね。12月9日(金)にはちょっと変わったライブをされるそうですが?

次の「1st.アンプラグド ワンマンライブ」は、ライブバーのような雰囲気で、お酒を愉しんでもらいながら聴いてもらうという趣旨のライブなんです。もともとアメリカのライブバーがすごく好きで、ニューヨークへ行った時もハーレムのお店で少し歌わせてもらったこともあったんです。そういうのを日本でもやってみたいな、と。需要がどれくらいあるのかが不安なんですけれど、それより一番不安に感じているのは、今までライブではさんざん煽りに煽ってきたので、みんな静かに聴いてくれるかなぁ~って、あははは。まずは1回目をやってみて、好評ならば続けていきたいと思っています。

――ライブ活動はもちろん、さまざまなジャンルでチャレンジをされていますよね。その原動力って何でしょうか。

インディーズバンドをやっているとお金がないので、全部自分でこなさなければならなかったんです。CD制作からミュージックビデオの編集、衣装も既製服をそのまま使うのではなくカスタムして……なんて。いろいろなことを全部自分たちでやらなければいけないので、それぞれのジャンルでかなりの経験を得ることができました。

そして、そういう所で培ったものがあるのならば、もっとちゃんとした形で、ファンに届けて喜んでもらいたいという気持ちが、原動力につながってます。

あと、飽きっぽい自分にとって、いろいろ挑戦できた環境はとても合っていたんだと思います(笑)。歌だけ、お芝居だけでは、おそらくこんなに続けてはこれなかったと思いますね。海外での活動もそのひとつで、カナダやニューヨーク、タイや香港、フランスなど、グローバルにライブやトークショーをやらせていただいているのも刺激になっています。

――これからのアーティスト活動では、どのようなことに挑戦してみたいですか。

憧れだった声優のお仕事にチャレンジする機会をいただき、実際に演じてみて、これからもっともっと演ってみたいと強く思いました。できれば次は、かわいい女の子の役を……あははは。

だって、こんな顔だから舞台ではかわいい女の子とか絶対に役が回ってこないんですよね。だからせめて声だけでも、かわいい女の子を演じてみたい! ダメですかね?(笑)

AKIRAさんが演じる幼少期時代の怪人二十面相は「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」第7話は、11月14日(月)25時05分から放送予定です。【取材・文=小川陽平】

リンク:アニメ「TRICKSTER -江戸川乱歩『少年探偵団』より-」公式サイト


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