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TVアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のエンディング主題歌「Plastic Smile」石原夏織インタビュー「背中を押してくれる歌詞になっています」

2021年04月17日 12:00配信
石原夏織さんの6thシングル「Plastic Smile」は 2021年4月21日発売
石原夏織さんの6thシングル「Plastic Smile」は 2021年4月21日発売

2021年4月放送開始のTVアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のエンディング主題歌「Plastic Smile」を担当する石原夏織さん。自身も三島柚葉役で出演する作品や楽曲の魅力はもちろんのこと、2月20日に開催されたワンマンライブの感想や「Plastic Smile」ミュージックビデオ撮影時のエピソードなど、いろいろお話をうかがいました。

――2021年2月20日にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催された「石原夏織 2nd LIVE『MAKE SMILE』」は石原さんにとって約1年ぶりのライブだったということで、開催にあたってはさまざまな思いがあったのではないでしょうか?
石原 前回のライブタイトルが「みんなに会いに行くよ」というテーマの「Face to FACE」で、もちろんそのときもみんなに会えることの喜びとか、ありがたさを感じてはいましたけど、その後こういう状況になって、なかなか会えなくなってしまって……。だからこそ「MAKE SMILE」で再会できたときに、こうやって皆さんに来ていただいてライブができるというのはすごいことなんだなと、改めて感じました。この1年の間に、オンラインはオンラインで楽しみ方とか良さを見出してはいましたが、やっぱり直接会えるというのは、それとはまた別物で。より皆さんのことを身近に感じたし、パワーをもらえました。

――当然、お客さんはみんなマスク着用のままでライブを見ていたわけですが、ステージから見てファンの皆さんの笑顔はわかりましたか?
石原 わかりました! たしかに口元を直接見ることはできなかったけど、みんなが笑っているというのは動きでわかりましたし、ちゃんと目元の表情だけで感情が伝わってくるんですよね。人間の顔って、すごいなと思いました(笑)。

――昔から「目は口ほどにものを言う」と言いますからね。
石原 本当にその通りで、たとえ環境が変わっても伝わるものは伝わるんだなって。

――そのライブで今回のニューシングル「Plastic Smile」を初披露されました。
石原 この「Plastic Smile」はレコーディングのときに苦戦して、ライブでは絶対歌えないと思っていたんですよ。でも、みんなの前で初披露として歌うからにはしくじっちゃいけないと思って入念に練習をしていきましたし、歌い終わった瞬間は「よかった、歌いきることができて……」という満足感がありました。特に昼公演のときは前振りで「次は新曲です」と言った瞬間に、みんなが声を出さないまま体でワーッとうれしさを表現している姿が見られましたし、歌っている最中もひとつも聴き逃さないように、静かに耳を立てて聴いてくれている感じが伝わってきて、すごくうれしかったです。

――実際に夜公演でライブを拝見していましたが、とてもレコーディングで苦戦したとは思えないくらい、伸び伸びと歌っているように感じました。
石原 レコーディングしてからある程度の期間がたっていたというのもあったので、その間にレコーディング当時はできなかったものが解消されて、初めてリハーサルで歌ったときは「意外と歌えているな」と感じたんです。それでちょっとずつ自信をもてるようになってはいたんですけど、やっぱり初披露となると、ここでこの曲に対するみんなの印象が決まっちゃうので、本番では力を込めて歌いました。

――「Plastic Smile」の楽曲に対する印象はいかがでしたか?
石原 TVアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」のエンディングということもあって、作品の内容とリンクしつつ、作品を知らないで初めてこの楽曲を聴いた方には共感できる曲になってほしいなと思いました。歌詞の中では「キミ」との出会いで少しずつ変わっていく気持ちが描かれていますけど、そういう出会いとか以外でも、いろんなきっかけで何かが変わっていくというのは、誰にでも当てはまるテーマかなと思って。そういったところがうまく表現できたらいいなと思いながら制作がスタートして、歌詞が上がってきたときには「私が書いたのかしら?」と思うくらい、最初からぴったりハマっていてびっくりしました。情景も浮かびやすし、もし今悩んでいる人がいらっしゃったら、背中を押してくれる歌詞になっているんじゃないかなと思います。なので、すごく気に入っています。

――悩んだり落ち込んだりしているようすが歌詞には書かれていますけど、石原さんも普段から悩んだりすることがある?
石原 ありますよ、それは。よく「悩みなさそう」とか言われますけど、全然悩んでいますから(笑)。歌いながらも刺さっていましたね。「わかるわあ~」と思って。

――アニメのほうも見ていて共感できる内容になっていますか?
石原 共感かどうかわからないけど、応援したくなると思います。最初はタイトルのパンチがちょっと強いので「どんな内容なんだ?」と思う方が多いと思うんですけど、人間模様がとても繊細に描かれていますし、どのキャラクターに対しても応援したくなれるような、優しい作品だと思います。すごくきれいで、人の優しさを感じる作品ですね。

――この作品で石原さんが演じるのは女子高生ではなく、主人公の後輩OLである三島柚葉役ということで。
石原 今までOLの役を演じてきていないのもあって、女子高生じゃなくOL感を出すというのは結構難しかったです。女子高生の(荻原)沙優よりも明るくて元気だけど、沙優より若くなってはいけないし、でもOLとしては初々しさがあるというので……。私自身もOLの経験がないので、余計に難しく感じました。

――しかもアニメの中だけでなく、「Plastic Smile」のミュージックビデオ(MV)でもドラマ仕立ての内容でOL役に扮しているという。
石原 そもそも自分自身が出て演技する経験もそんなにないですし、その難しさプラス知識がないままOLを演じるというので、最初は戸惑いました。でも、一発目のシーンを撮った後に「全然できていたよ」というふうにみんなが言ってくれたので、そこからは自信をもって撮影することができました。ネガティブOLからだんだんポジティブOLに変わっていくという内容のMVなのですが、後半の撮影でポジティブな感じを出せたのはみんなが褒めてくれたおかげです(笑)。

――泣きの演技もありました。
石原 泣くシーンを撮影することにはなったものの「はたして泣けるのか?」って、決まったときからずっと思い続けていて。撮影は2日間ありましたけど、それが初日の最後だったんです。だから、ずっと頭の片隅に「この後、泣かなきゃいけないんだ……」というのがよぎりつつ演じていて、気持ちをつくるのとかも難しかったんですけれども、思ったよりあっさり泣けたので、本当にホッとして。終わった後いっぱいご飯を食べました(笑)。

――泣くとおなかがすくんですか?
石原 それもあるだろうし、ずっと思っていた「泣けるのか?問題」が解消されて、気持ちが楽になったみたいです。

――完成したMVではわからないですけど、メイキングを見ると泣くシーンはずっとスマホを持ったままセリフをしゃべっていますね。
石原 あれ、使われていると思っていなかったので、すごく恥ずかしいんですけど、設定だけは伝えられていたんです。実家のお母さんからの仕送りが来て、お母さんに電話して、今の環境とかいろいろ話しているうちに涙が出てくるという。そこは決まっていたんですけど、別にセリフが決まっていたわけではなくて。だから何をしゃべったかというのは、あまり覚えていないんですよね。

――つまり、アドリブでしゃべっていたということですか。
石原 やっぱり、パッと気持ちを切り替えて泣くというのが、私にはできなくて。だけど、アフレコで泣くお芝居をするときとかはセリフの流れとかがあって、気持ちをつくることができるから、セリフをしゃべって泣くことにしました。

――そんな石原さんのオフィシャルファンクラブ「hand in hand」が、5月30日まで先行入会受付中だそうですね。
石原 ファンクラブのチームもすごくやる気のあるチームで、まだ先行入会の期間なのにブログとかちょこちょこ更新されていたりするんです。あと、私はいろんなところで写真を撮られています。周りにカメラがいっぱいあるぞ!?という状態になっていることが多いので、いつ撮られたのかわからない写真とかも公開されると思います(笑)。個人的にはせっかくファンクラブができたので、いろいろ状況が落ち着いてきたら、会員の皆さんと身近で触れ合えるイベントとかができるのを楽しみにしています。

Plastic Smile<初回限定盤>
Plastic Smile<初回限定盤>

Plastic Smile<通常盤>
Plastic Smile<通常盤>

【取材・文:仲上佳克】

■石原夏織6thシングル「Plastic Smile」
発売:2021年4月21日
価格:初回限定盤 1925円、通常盤1375円


■TVアニメ「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」
2021年4月5日(月)より放送開始予定
TOKYO MX、BS11…毎週月曜24:00~
AT-X…毎週月曜22:30~ ※リポート放送有り


リンク:「石原夏織」オフィシャルサイト
    公式Twitter・@kaori_staff_
    「ひげを剃る。そして女子高生を拾う。」公式サイト
    公式Twitter・@higehiro_anime