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「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」餅木スミレ役・本渡楓インタビュー 「スミレは時雨を同属嫌悪していた」

2021年11月23日 12:00配信
「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」より

「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」より

(C)2021 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

地球を覆う感染症の恐怖。ランドルフ症候群――発症者は昏睡しつづけ、やがて衰弱してやがて死に至ります。現在、治療方法がいっさい存在しない恐怖の病の原因は、南極に出現した巨大地下世界「アサイラム」にあると考えられていた。そこに広がるのは人間に襲いかかる異形の生物群の姿と、未知の資源。その資源を求める組織「アンタークティカ・フロント」ヴェーラ隊に配属された時雨・ダニエル・魁は、仲間たちとともに過酷な任務に挑戦する……。
ゲーム、マンガ、アニメにまたがるメディアミックスプロジェクト「Deep Insanity(ディープインサニティ)」。現在放送中のそのTVアニメ版「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」で餅木スミレを演じる本渡楓さんへのインタビューをお届けします。

――「Deep Insanity」という作品を初めて知ったときの感想を教えてください。
本渡 世界中にランドルフ症候群が蔓延し、南極にはその原因と推定される巨大な地下空間・アサイラムが広がる……。エンタテインメントとしてはワクワクしますが、近年の状況からすると、何だか私たちの身近でもありそうな世界観で、怖さも感じました。そんな世界観にもとづいてゲーム、マンガ、アニメが同時に展開されます。壮大なプロジェクトにキャストとして参加できることがうれしかったですね。

――餅木スミレというキャラクターをどう構築しましたか。
本渡 最初に収録したのはゲームでした。スミレのプロフィールを読んだときに印象に残ったのが、アダルト一歩手前の作品に出演したという設定です。まっすぐでピュアだからこそ、アイドルとして成功するためにそんな作品に出ることになったのかなと思いました。そのことが原因できっと悩んだり、傷ついたりして地下アイドルを引退しますが、再び夢をつかむため、アンタークティカ・フロントに入隊します。そこでは、地を隠したしゃべり方をしています。自分がまた傷つかないように、他人と一線を引くためなのかなと想像しました。

――アンタークティカ・フロントでもスミレは挫折を経験しました。
本渡 そうですね。花形のスリーパーとしての適性がなく、サニティ・アンカーとして活動しています。当初は、本人にとっては不本意だったかもしれませんが、今いる場所で活躍しようと頑張ったのでしょう。どんな環境でも努力できる女の子なんでしょうね。

――アニメのアフレコの感想を教えてください。
本渡 序盤の時雨くんとのやり取りは、会話をしているけれどしていないというような不思議な感覚になりました。たぶん、純粋な時雨くんと、本心を隠しているスミレが噛み合なかったんでしょうね。第2話途中までのスミレは、ゲームの頃よりも、いい人面をして、愛嬌がある人のふりをしていますから。私もゲームのスミレに、ネコをかぶるつもりで演じました。

――第2話までの段階では、スミレと時雨の相性は悪そうでした。
本渡 新人の時雨くんが、自分よりもアサイラムに適性があって、あこがれていたスリーパーになってしまった。そんな妬みのうえに、「ヒーローになりたい」というシンプルな夢をもつ時雨くんに、アイドルを目指す自分を重ねて同属嫌悪を起こしたんでしょうね。そんな時雨くんが、自分のアイドル時代の動画を素直に評価してくれたことによって、スミレは自分の地を出そうという気持ちになれました。

――地を出してから、メンバーとの関係性はどう変化しましたか。
本渡 一気に打ち解けたなと思います。口調に突っ込まれても「これが地なんすよ」とけろっとしていて、頼もしさを感じました(笑)。その後、レスリーさんやヴェーラ隊長の過去を詮索しているときは、年相応の女の子姿も見せてくれました。ただ、全面的に心を開いているかというとそうではなくて。心は開いているけれど、つねに別のことを考えているようにも感じます。近づきすぎて、過去のような心の傷を作りたくないという気持ちがまだあるのかなと想像しています。

――そんなスミレと同僚である、時雨とはどんなキャラクターでしょうか。
本渡 穏やかで波風を立てないキャラクターですが、メンバーとのやり取りを見ていると、鋭さを感じさせますね。当初は頼りなかった時雨くんですが、スリーパーとしても、人としても成長して、レスリーさんがいなくなった後には、チームの中心になりつつあるなと感じています。

――印象に残っているエピソードを教えてください。
本渡 やはり、第6話のラストは衝撃ですよね。ずっと側にいて、頼りにしていた人を失う悲しさや心細さを実感しました。毎話、死をかけた戦いが行なわれますが、レスリー副隊長を中心とした会話に、スミレも呆れたり、ツッコミを入れたり、楽しく過ごしていました。そんなムードメーカーだった副隊長がなくなってしまうと、ヴェーラ隊の雰囲気はしんみりとしていて……。リアルな人間関係を描いている作品です。

――やはり、レスリーがヴェーラ隊の要なんですね。本渡さん個人としては、レスリーをお好きですか?
本渡 好きです! 序盤はお姉口調の愉快な人というイメージですが、副隊長として、周りのことをよく観察して気遣ってくれています。全体を調和させるだけでなく、個人個人でも距離感を変えているのもすばらしいところ。スミレには、スリーパーを目指していたことを適度にいじったりして(笑)。そんなレスリーさんを、もっと見たかったですね。

――ヴェーラ隊は、どんなチームだと感じていますか?
本渡 バラバラですね(笑)。お気楽だったり、まじめすぎたり、背負い込みすぎたり、多彩なメンバーがいるなかで、ピュアでまじめで周りを気に掛けてくれる時雨くんは、欠かせない存在になりつつあります。

――クライマックスに向けて、物語はますます盛り上がります。
本渡 私もまだ物語の展開を最後までは聞いていませんので、どんな結末が待っているかワクワクしています。ゲームやマンガとのつながりから、この先の展開を想像して、考察しながら物語を楽しんでいただければと思います!

【取材・文:星政明】

■TVアニメ「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」
放送:TOKYO MX 毎週火曜深夜24:30~
   MBS 毎週火曜26:30~
   BS11 毎週火曜25:00~
   テレビ愛知 毎週金曜26:05~
   AT-X 毎週水曜21:30~
   ※リピート放送:毎週金曜9:30~、毎週火曜15:30~
配信:ABEMA 毎週火曜24:30~
   ※地上波同時・単独最速配信/その他のサイトも順次配信予定

スタッフ:世界観原案…深見真、海法紀光、塩野干支郎次/監督…大沼心/シリーズ構成・脚本…下山健人/キャラクターデザイン…山吉一幸/色彩設計…水本志保/美術監督…新城湧基/3D監督…北村浩久/撮影監督…山本聖(チップチューン)/編集…木村勝宏/音楽…未来古代楽団/音響監督…郷文裕貴/オープニングテーマ…鈴木このみ「命の灯火」/エンディングテーマ…伊東歌詞太郎「真珠色の革命」/音響制作…ビットグルーヴプロモーション/アニメーション制作…SILVER LINK./制作協力…KADOKAWA/原作・製作…SQUARE ENIX
キャスト:時雨・ダニエル・魁…下野紘/ヴェーラ・ルスタモワ…小清水亜美/レスリー・ブラン…鳥海浩輔/ローレンス・ラリー・ジャクソン…広瀬裕也/小鳩玲香…野口瑠璃子/餅木スミレ…本渡楓/エルシー…田中貴子

■ゲーム「ディープインサニティ アサイラム」
好評配信中

対応プラットフォーム:iOS / Android / PC(Steam)
ジャンル:RPG
プレイ料金:基本プレイ無料(アイテム課金型)

■マンガ「ディープインサニティ ニルヴァーナ」
月刊「ビッグガンガン」(毎月25日発売)にて好評連載中

コミックス1~2巻:絶賛発売中/コミックス第3巻:11月25日発売予定

リンク:TVアニメ「ディープインサニティ ザ・ロストチャイルド」公式サイト
    ゲーム「ディープインサニティ アサイラム」公式サイト
    マンガ「ディープインサニティ ニルヴァーナ」公式サイト
    「Deep Insanity」プロジェクト公式Twitter・@deepinsanity_pj