新作&おすすめアニメのすべてがわかる!「月刊ニュータイプ」公式サイト

rssボタン

ここでしか聞けない熱い芝居談義も!秋アニメ「血界戦線 & BEYOND」小山力也×宮本充 対談

2017年10月03日 13:27配信
ここでしか聞けない熱い芝居談義も!秋アニメ「血界戦線 & BEYOND」小山力也×宮本充 対談

左からクラウス役の小山力也さんと、スティーブン役の宮本充さん

(C)2017 内藤泰弘/集英社・血界戦線 & BEYOND製作委員会

2015年に放送されたTVアニメ「血界戦線」に続く“ネクスト・シリーズ”として、10月7日(土)からスタートする「血界戦線 & BEYOND」。オリジナルストーリーが多く差し込まれた前シリーズを経て、今回は原作の各キャラクターを掘り下げるエピソードを中心に描かれる。キャラクターたちの意外な一面も明らかに!?

秘密結社ライブラのリーダー・クラウス役の小山力也さんと、ライブラの副官的存在・スティーブン役である宮本充さんに、「血界戦線 & BEYOND」の魅力を語っていただきました。後半には、ここでしか聞けない熱い芝居談義も!

――「血界戦線 & BEYOND」に感じている魅力とは?

小山:前シリーズでひとつのステップを超えたレオが、今度は原作に立ち向かうというところが面白いと思いますね。クラウスとしては、彼の懐の深い大きな人間性をちゃんと受け入れることだけを考えています。

宮本:スティーブンは、前シリーズではひたすら冷静な男でしたけど、今度はコミカルな一面も出ていて、こういう雰囲気は好きなんです。自分に近いところもあって楽しいですね。

小山:原作に忠実にといっても、なかなか全エピソードはできませんので。まだこれは入ってない!っていうのは、さらに次のシリーズに期待して(笑)。こんなことを言うのは恐縮ですが、楽しみにしている方の声を、海外でも直接うかがうことがあって嬉しいんですよ。そういうのも受けて、新シリーズは世界を意識して作っている感じがしますね。

宮本:海外は、別の方が吹き替えてるの?

小山:吹き替えている場合もありますけど、日本語の音声を聴いてくださる方のほうがはるかに多いです。それで日本語を覚えてくださったりね。

宮本:嬉しいですね。

――第1話の台本を見た時の印象は?

宮本:原作のエピソードが2つ入っているんですよね。すごいテンポ感で、これはすごいと。前シリーズに通じるものがあるなと思いましたね。

小山:テンポが早いから、理解するのに時間がかかる。前シリーズでも、映像ができてから、おおっ!と納得することもありました。

――クラウスとスティーブンの会話には、大人ならではの魅力が感じられます。2人のシーンで意識していることはありますか?

小山:シーンとしては短いですが、ライブラの中ではいちばん古い仲間同士ではないかと。戦いでも日常でも、クラウスがこうすれば、スティーブンもそうしてくれるはずだと、分かり合えるところがある。短いセリフの前後にある無言の言葉をちゃんと想像しないと、深みが出ないんじゃないかと思いますね。

宮本:阿吽の呼吸というかね。前シリーズの最終回でも、お互いの顔をちらっと見るだけで、あとは同じ方向を見ながら歩いていく。第1話でチェスをしながら話すシーンもよく覚えていて、ほとんど顔を見合わせないでしゃべっている。他のキャラクターとはちょっと違う関係でしょうね。

――お互いのお芝居で刺激しあえるところは?

宮本:この作品に限らず、小山さんからはいつも刺激を受けていて…。

小山:え、ほんとですか!?

宮本:そうなんです。お互いに舞台をやってることもあって。普段はヘンなんだけど(笑)、スタジオに入ると修行僧のようになる。僕だったらそういう自分に耐えられなくなって、ラクなほうを選ぶと思うんだけど。きっと自分を突き詰めて、そこから何かを出そうとする人なんだろうなと。意外とそういう人って少なくて。

小山:おそれいります。

宮本:きっと僕らが知らないところで、何か悪いところがあるんじゃないかと。たとえば女装癖があるとかね(笑)。

小山:ないない(笑)! いや、役はみんな偉いんですよ。この作品に出ているキャラクターだって、自分より人のことを考えられたりね。みんな相手に愛情を持って接することができて、マナーや礼節をちゃんとわきまえている。それを演じるんですから、わずか10cmでもいいから近づいていかないと。

宮本:最近は舞台でも、身の回りの半径50mから出ない芝居が多いんですよ。若手はみんな、自分の価値観の範疇で理解できる人物を演じたがる。でも、観るほうは、自分より頭がいいとか、すごく悪いとか、理解の範疇を超えた人間を観るほうが面白い。あがくことが役者としては絶対必要なんだと思いますね。役者は日常がいちばん大事だと言われるんですよ。日常でいろんな経験をして、想像力を膨らまして、人間として広くなるということが。

小山:「ないモノは出ない」ともよく言われますよね、今はテクニカルがとにかく発達してるから、短時間でいろんなことができそうだけど、それでは僕らは失業してしまうのでね。生き残るために…ではないけど、つまんないと思えることにもどれだけの感動を発見できるのか、そのへんを考えないと。宮本さんはね、真面目にやればやるほど面白い人なんですよ。

宮本:それは褒めていただいてる?

小山:もちろん!

宮本:それを聞くと、これから狙っちゃいそうだな。

小山:狙っちゃだめ(笑)。

宮本:スティーブンとして前シリーズを終えて行き着いたのは、相手のセリフだけを聞いてしゃべるということ。これで大丈夫なの?って思えることが、意外と面白い。本当にその場にキャラクターとして生きているということなんでしょうね。自分で考えているだけじゃ、頭の中だけでしか生きていないのかもしれない。不安になってしまうから、なかなか難しいんだけど…。クラウスは本当に難しいですよ。力強いセリフをその通りに言わないような男だから(笑)。

小山:いえいえ、やっぱりね、自分で準備もするけど、いざ演じてみたらぜーんぜん違っちゃったっていうほうが面白いよね。“こんなつもりじゃなかった”っていうのが1つでも2つでもあるほうが面白い!

【取材・文=吉田有希】

■テレビアニメ「血界戦線 & BEYOND」

放送  :MBS…10月7日より毎週土曜27:08~

TOKYO MX…10月8日より毎週日曜24:30~

AT-X…10月12日より毎週木曜20:00~ リピート放送有り

スタッフ:原作…内藤泰弘(集英社 ジャンプ コミックス刊)/監督…高柳滋仁/シリーズ構成…加茂靖子/ キャラクターデザイン…川元利浩/音楽…岩崎太整/アニメーション制作…ボンズ

キャスト:クラウス・V・ラインヘルツ…小山力也/レオナルド・ウォッチ…阪口大助/ザップ・レンフロ…中井和哉/スティーブン・A・スターフェイズ…宮本充/チェイン・皇…小林ゆう/ツェッド・オブライエン…緑川光/K・K…折笠愛/ギルベルト・F・アルトシュタイン…銀河万丈/ドグ・ハマー…宮野真守/デルドロ・ブローティ…藤原啓治/ソニック…内田雄馬

リンク:アニメ「血界戦線 & BEYOND」公式サイト

    公式Twitterアカウント・@kekkaisensen