劇場版「王室教師ハイネ」ブルーノ役・安達勇人インタビュー

アニメと舞台を同じキャストが演じたことでも注目を集めた「王室教師ハイネ」。そんな本作の劇場版アニメが2019年2月16日に公開されます。発売中の前売券は、キャラクターごとに前売券1枚で3つのオリジナルボイスが楽しめます。本日、キャラクターボイス第2弾が配信されたのと合わせ、第三王子・ブルーノを演じる安達勇人さんのインタビューをお届けします。先日アップした、第二王子・カイ役の安里勇哉さんインタビューと合わせお楽しみください。

――劇場版が決まったときのお気持ちは？

安達：今年一番うれしいと言ってもいいくらいの出来事です。素敵な原作があり、アニメで僕たちの声がのって、アニメと舞台のキャストが同じという挑戦があり、たくさんのファンの皆さんと出会うことができて……。これだけでもうれしかったのに、今度は劇場版になるんだと、みんなで喜んでいました。「ハイネ」という作品は特別な存在だし、この作品に関われたことは誇りです。

――前売券にはキャラクターボイスが付いているとのことで、紹介をお願いします。

安達：キャラクターごとにオリジナルスボイスをお楽しみいただけます。前売券でしか聴けない限定ボイスだし、ひとりひとりがデート形式になっている、「デートなう」な感じのストーリーなんです。ブルーノは「相合傘なう」です(笑)。なかなかブルーノと相合傘をする機会はないじゃないですか！　僕も収録をしているとき、キュンキュンしてしまいました(笑)。また前売券1枚で、3つのボイスが聴けるんです。本日、第2弾が配信されるということなので、ぜひチェックしてみてください。僕もファンの方々と同じタイミングで楽しみたいと思って、サンプルは聴いてないんですよ。公開前から盛り上げる企画があるなんて、ワクワクしますよね。

――劇場版にはオリジナルの新キャラクターである双子王子・イヴァンとユージンが登場するそうで、キャラクターの設定をご覧になった印象を教えてください。

安達：キャラクターデザインがかわいくてズルい(笑)！　キャストの発表もすごく楽しみです。そして、この2人が入ることで、グランツライヒ王国に何が起こるのか、というのも気になります。

――ブルーノを演じたことで、変化したこと、成長を感じることはありますか？

安達：本を読むようになりましたね。以前は一切読まなくて、読んでも旅雑誌とかカフェ雑誌とか。でもブルーノは知的なキャラクターなので、僕も意識して本を読むようになり、書店にも立ち寄るようになりました。インテリ系なキャラクターはあまり演じたことがなかったので、自分自身もお芝居の幅が広がったと思います。

――以前、ハイネ役の植田圭輔さんが、「4王子は下に行くほどしっかりしている」とおっしゃっていたのですが、それに対して一言お願いします。

安達：そんなことないです！　僕はしっかりしてる、つもりなんですけど……やっぱり抜けているところがあるみたいで、安里ちゃん(カイ役：安里勇哉)もぽわ～んとしてる(笑)。僕は茨城出身で安里ちゃんは沖縄出身なので、のんびりしてるのかも(笑)。大ちゃん(レオンハルト役：廣瀬大介)と翔ちゃん(リヒト役：蒼井翔太)はしっかりしてますね。

――安達さんからご覧になった植田さんは？

安達：植ちゃんは本当しっかりしてますね。みんなを引っ張ってくれる大黒柱です。ハイネが植ちゃんでよかった。座組の雰囲気を作るのも引っ張って行くのも、センターに立つ人なので、役者・植田圭輔はスゴいなと思う瞬間がたくさんもあります。　

――劇場版への意気込みをお聞かせください。

安達：茨城に帰ったときに、知らないおじいちゃんとおばあちゃんが鞄に「ハイネ」のキャラクターマスコットをつけているのを見たんですよ。電車内で「ハイネ」の話しているのを聞いたこともあります。すごくうれしかったですね。そんなファンの方々の期待を裏切らないもの、期待以上のものを生んでいく使命が僕たちにはあると思っています。一緒にいろんな景色を見たいので、まずは劇場版の景色を共有し、感動を分かち合いたいです。スクリーンでお会いできるのを楽しみにしています！

取材・文：垳田はるよ