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「デカダンス」リレーインタビュー カブラギ役・小西克幸×ナツメ役・楠木ともり「カブラギとナツメのドラマに注目してほしい」

2020年06月19日 12:00配信

立川譲監督と脚本・瀬古浩司さんがタッグを組み、NUTが制作を手がけるオリジナルTVアニメ「デカダンス」。巨大移動要塞デカダンスの居住区で生きる人間たちが、人類をおびやかす未知の生命体ガドルと戦う姿を描くSFアクションストーリーとなっています。そんなデカダンスで生きる、無気力な外装修理工・カブラギと、明るく活発な少女・ナツメは、それぞれ小西克幸さんと楠木ともりさんが演じます。WebNewtypeのリレーインタビュー第2回は、お二人が本作をどのようにとらえ、役と向き合っているのかをうかがいました。

オリジナルTVアニメ「デカダンス」は7月8日から放送開始
オリジナルTVアニメ「デカダンス」は7月8日から放送開始
(C) DECA-DENCE PROJECT

――本作に初めて触れての印象や、感想を教えてください。

小西 「デカダンス」とは、「ガドル」とは、「ギア」とは……と、設定がすごく練り込まれていて驚きました。オリジナル作品ということもありますし、アフレコが始まってみて初めて見えてくることもある作品なのだろうなと感じましたね。

小西克幸さんが演じるカブラギ
小西克幸さんが演じるカブラギ
(C) DECA-DENCE PROJECT

楠木 オーディションを受けさせていただいたときの資料は、設定画が多く文字資料はまだそこまでありませんでしたので「オーディションを受けるにあたって、きちんと設定が理解できたかな?」と一抹の不安もありました(笑)。

楠木ともりさんが演じるナツメ
楠木ともりさんが演じるナツメ
(C) DECA-DENCE PROJECT

小西 みなさんはオンエアという形で映像とともに見られますので、僕らのときよりずっと理解しやすいと思いますよ!

――お二人が演じる、カブラギとナツメについて教えてください。

小西 カブラギは、ガドルとの戦いによるガドルの体液などで汚れた甲板の清掃や、破損個所の修理などを生業とする修理工です。性格は見た目通りクール、かつ武骨で、感情をあまり表に出さないタイプですね。日々、仕事を淡々とこなしています。

TVアニメ「デカダンス」PVより
TVアニメ「デカダンス」PVより
(C) DECA-DENCE PROJECT

楠木 ナツメは、"生きながらえるために生きている"ような日々に疑問をもっている子です。本当は自分もガドルと戦いたいのですが、右手が義手であることを理由に装甲修理人の任に就かせられてしまいます。性格は…全然女の子らしくはないですね…(笑)。

TVアニメ「デカダンス」PVより
TVアニメ「デカダンス」PVより
(C) DECA-DENCE PROJECT

小西 いやいや、ナツメはそういう飾らないところが魅力だと思いますよ。決して気取らず、泥くさくすらある。そんな姿にむしろ生命力を感じます。それに、そういう役は演じていても楽しいでしょう?

楠木 はい! こういうバイタリティにあふれた子の役をいただくのは初めてですので、すごく楽しく演じさせていただいています。いい意味でかわい子ぶらない。綺麗すぎない。感情は全部表に出るし、常に全力。リアクションも大きくて、いつも一生懸命。生きることにすごく執着している感じが伝わってきます。

――クレナイ役として喜多村英梨さん、ミナト役として鳥海浩輔さんの出演も発表されていますが、アフレコ現場の雰囲気はどのようなものでしょうか。

楠木 現場では、作品についての話がほとんどですよね。

小西 言われてみれば、雑談みたいなものは全然ない現場だね。

楠木 雑談はガヤ録りでしているようなものですよね(笑)。最初に香盤表を拝見したときは、その顔ぶれのすごさに緊張してしまったのですが、第1話のアフレコのときに喜多村さんが「隣、座っていい?」と声をかけてくださって。おかげさまで、ガタガタに緊張せずに済みました。

小西 喜多村ちゃんが、若手の子たちの面倒をよく見てくれています。

――楠木さんは先ほどナツメを「初めて演じるタイプのキャラクター」とおっしゃられましたが、そんなナツメを演じるうえで心がけていることはありますか?

楠木 これはオーディションのときから感じていたことなのですが、本作はSF、ファンタジーめいた雰囲気こそありますが、設定はどっしりと重めで。いわゆるアニメ寄りのお芝居にするよりも、もっとナチュラルなお芝居が合うのではと思い、それをずっと心がけています。それは私が今まで培ってきたものとは大きくベクトルが異なるもので、ここはどう演じればよいだろうかと、考え込んでしまうこともあり、事前のVチェックにはいつもすごく時間をかけています。細かくチェックしておかないと、現場で置いていかれそうになってしまうんです(笑)。

小西 この作品に求められているものは、人間ドラマのようなリアリティだろうというのは僕も感じました。作中にはいわゆる"トガった"キャラもいますから、ケレン味のある芝居はそのキャラたちに任せても大丈夫だろうと(笑)。「デカダンス」は、さらに戦闘も多いから、物語の展開が早いんです。だから現場でも話題は作品のことばかりで。こうやってコミュニケーションを密にすることで、お互いに見ている絵が同じになるのはいいことなのかなと思います。

楠木 そうした戦闘シーンももちろん見どころなのですが、ナツメとカブラギの会話を見せるシーンも多く、本質的には会話劇なのだろうと解釈してナツメ役に臨んでいます。先の話数のプロットを読んだ方がいいのか、少し迷うところではあるのですが。

小西 ナツメは何も知らないポジションの子だから、読まないで正解だと思うよ。

楠木 その結果、アフレコが最終話まで終わっても私自身がよく理解できていなかったらどうしよう、と不安になってしまうんですよね……(笑)。

小西 (笑)。

――それでは、最後にメッセージをお願いします。

小西 人生を諦めたかのようなおじさんと、目標を持って前向きにがんばっている女の子のお話です! 2人が出会うことでどんな化学変化が起きて、2人はどう変わるのかにご注目ください。僕も、2人がどうなるのか毎回ワクワクしながら収録に臨んでいます。もちろん、練り込まれた設定をしっかりと追っていただくのも楽しみのひとつですが、無理にそうせずとも、カブラギとナツメの関係性を見ていただければ楽しめる作品だと思います。あくまで、2人の成長や触れ合いをテーマにした物語だと思いますので。

楠木 ナツメとカブラギは、お互いに異なる刺激を与え合える、いい関係だと思います。ガドルという脅威によって死が身近にある世界だからこそ、ナツメは日々を全力で生き、時には全力で悲しみます。彼女のそんな泥くささ、人間らしさを楽しんでいただけたらうれしいです。とある理由で、ナツメは序盤から何回も吐くことになるのですが、ナチュラルなお芝居に挑戦しましたので聞いても驚かないでくださいね!(笑)

■TVアニメ「デカダンス」

放送:AT-X…7月8日より毎週水曜23:30~

   TOKYO MX…7月8日より毎週水曜25:05~

   テレビ愛知…7月8日より毎週水曜26:35~

   KBS京都…7月8日より毎週水曜25:05~

   サンテレビ…7月8日より毎週水曜25:30~

   BS11…7月9日より毎週木曜23:00~

配信:ABEMA…7月8日より毎週水曜24:00~ ※地上波先行・最速単独配信

   dアニメストア…7月11日より毎週土曜24:30~

スタッフ:原作…DECA-DENCE PROJECT/監督…立川譲/構成・脚本…瀬古浩司/キャラクターデザイン・総作画監督…栗田新一/キャラクターコンセプトデザイン…pomodorosa/サイボーグデザイン…押山清高(スタジオドリアン)/デカダンスデザイン…シュウ浩嵩/ガドルデザイン…松浦聖/音楽…得田真裕/音響監督…郷文裕貴/アニメーション制作…NUT/製作…DECA-DENCE PROJECT

キャスト:カブラギ…小西克幸/ナツメ…楠木ともり/ミナト…鳥海浩輔/クレナイ…喜多村英梨/フェイ…柴田芽衣/リンメイ…青山吉能/フェンネル…竹内栄治/パイプ…???

リンク:TVアニメ「デカダンス」公式サイト

    公式Twitter・@decadence_anime