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朗読と映像、そしてライブで綴られたジオンサイドからの宇宙世紀「ガンダムLIVE EXPO~ジオンの世紀~」レポート

2016年06月16日 19:50配信
朗読と映像、そしてライブで綴られたジオンサイドからの宇宙世紀「ガンダムLIVE EXPO~ジオンの世紀~」レポート

(左から)イベントに出演した松尾衡さん、ICI a.k.a.市川愛さん、菊地成孔さん、森口博子さん、池田秀一さん、潘めぐみさん、米倉千尋さん、MIQさん、石田匠さん

6月12日(日)、パシフィコ横浜で「ガンダムLIVE EXPO~ジオンの世紀~」が開催されました。

このイベントは、声優による朗読とアーティストによるライブ、そしてアニメ本編の映像を織り交ぜて「ガンダム」シリーズを振り返るという新機軸のイベント。シリーズ作品の多くで敵役ながら、人気の高いジオンサイドにスポットをあてるということもあり、会場には多くの「ガンダム」ファンが集いました。

イベントの前半は“ジオンの世紀”の中心人物であるシャア・アズナブル役の池田秀一さんと、その妹であるセイラ・マス役の潘めぐみさんが中心となり、朗読で一年戦争に至るまでを述懐。その間には「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズの映像や、石田匠さんによる「風よ0074」、米倉千尋による「嵐の中で輝いて」といった関連作の主題歌が挿入され、語られていく歴史に厚みを増していきます。

幕間の「機動戦士ガンダム サンダーボルト」トークコーナーでは、監督の松尾衡さんと、音楽を担当したジャズミュージシャンの菊地成孔さんが登場。

菊池さんは同作のBGMとして新たな劇伴ではなく、登場キャラクターのイオ・フレミングとダリル・ローレンツがそれぞれ好みそうなジャズやポップスを取り入れたこと、第2話以降は音楽面のディレクションにも携わったことを説明。

続いて「こういったお祭りにふさわしい、アゲアゲな曲」という菊池さんの紹介から、劇中で流れた「あなたのお相手」をICI a.k.a.市川愛が歌い、「機動戦士ガンダム サンダーボルト」の世界が会場に再現されました。

イベントの後半は一年戦争後の物語が中心に。「機動戦士ガンダム0083」のアナベル・ガトーの語りから始まり、グリプス戦役、二度に渡るネオ・ジオン抗争、そして「機動戦士ガンダムユニコーン」のラプラス事変に至る壮大な歴史が、朗読とMIQさんや森口博子さん、Aimerさんのライブで紡がれていきます。

「機動戦士Zガンダム」の主人公・カミーユ・ビダンが「ユニコーン」の主人公であるバナージ・リンクスに影響を与えていたこと。そして、“ジオンの世紀”のもうひとりの中心人物であるミネバ・ザビのその後といった新たなエピソードが語られ、会場のファンは驚きを禁じ得ない様子でした。

朗読が終わり、最後のトークコーナーでは秋ごろに公開が予定されている「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜」の主題歌を森口さんが歌うことを発表。森口さんは25年ぶりに「ガンダム」シリーズの映画主題歌を担当できることをよろこびながら、その25年前の楽曲「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」を歌い上げます。

最後は会場一体となって「ジークジオン!」を合唱し、ジオンを愛する人達の集いは終わりを迎えました。【取材・文=はるのおと】