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「コンクリート・レボルティオ THE LAST SONG」最終話放送前夜祭「コンレボってる場合ですよ!!」レポート

2016年07月06日 15:20配信
「コンクリート・レボルティオ THE LAST SONG」最終話放送前夜祭「コンレボってる場合ですよ!!」レポート

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~THE LAST SONG」最終話放送前夜祭「コンレボってる場合ですよ!!」より

「コンクリート・レボルティオ~超人幻想~THE LAST SONG」最終話放送前夜祭「コンレボってる場合ですよ!!」が、6月18日(土)にTOHOシネマズ新宿・スクリーン7で開催されました。

イベントの司会進行を務めるたは、本作にアナウンサー役として出演しているフリーアナウンサーの松澤千晶さん。松澤さんの呼びこみで、まずは人吉爾朗役の石川界人さん、星野輝子役の上坂すみれさん、風郎太役の中村繪里子さんの3人がステージに登場します。

オーディションが放映にかなり先行していたという本作。放映も分割2クールということで、3人はかなりの長期間に渡って「コンレボ」に関わってきていて、トークも付き合いの長さを感じさせる、息の合った様子を見せます。

自分の演じてきたキャラクターについて振り返る、思い入れたっぷりの真面目なトークの中にも、軽妙な掛け合いを取り混ぜ、随所で客席の笑いを誘っていました。

話題は作品本編だけではなく、イベントやWebラジオでの思い出にも広がり、上坂さんが「(ラジオを通じて)中村繪里子さんが神ではなく人だったと知ることができた」と仲の深まりを神妙な表現で述べた時には、壇上も客席も大いに沸き立ちました。

続いて、より深く作品の内容に踏み込んだトークを展開するために、監督の水島精二さんと原作・脚本の會川昇さんもステージに登壇。2人は、たとえ1話限りの登場キャラクターであっても、ひとりひとりが物語の主人公になれるように描くというコンセプトを実現させるために、脚本はもちろん、デザイン、演出の作業において大変な労力を注ぎ込んだことを振り返ります。

それを受ける形でキャスト陣からも、ゲストキャラを演じるキャストと世界観を共有するため、積極的にコミュニケーションをとった思い出が語られました。特に石川さんは「(作品の世界観についての説明をする経験が)積み重なっていくと、どんどんわかりやすい説明ができるようになるのが面白かった」と、本作ならではのアフレコ時の魅力を力強く言葉にしていました。

続いて登壇者が一度ステージを降り、23話の上映に合わせての生コメンタリーがスタート。アフレコ時の裏話や細部へのツッコミ、真剣な作品解説などなど、硬軟取り混ぜた濃厚な内容で会場の空気を最終話の上映に向けて盛り上げ、その後はついに、この日のメインイベントである第24話の上映がスタート。豪華アニメーター陣が参加したクライマックスに相応しい圧巻の内容で、上映終了時には客席から大きな拍手が巻き起こりました。

そして、ステージ上に水島監督、會川さんが改めて登場すると、キャスト陣から最終話の完成を祝った花束が贈呈され、フォトセッションを挟んで、出演者全員からの最後のコメントのコーナーへ。

石川さんが「今後、僕の人生で、ずっと心に引っかかってくる作品になってくると思います。そういう作品に(役者人生の)早い段階で出会えたことを、本当に嬉しく思います」と熱っぽく語れば、上坂さんも「私にとって大きな転機になった作品でした。輝子ちゃんに、神化の世界に巡り会えたことは、何の虚飾もなく宝物になりました」と感無量な様子で言葉を紡ぎます。また中村さんも「神化の世界と、作品に関わらせていただいて作っていくことがオーバーラップするような、すごく不思議な感覚でいっぱいでした」と、今作に関わった喜びを満面の笑みで表現していました。

次に口を開いた會川さんは、「最終回まで見ていただけた後なので、こんな話もできますが…」と断りながら、「コンレボ」がアニメや特撮のファンとして生きてきた自身の個人史的な部分が色濃く反映された作品であることを語り、水島監督を始めとする作品に関わってくれたスタッフ、作品のファンのみなさんに深い感謝の言葉を述べます。

そして最後に水島監督が、「(作品の)コアな部分もライトな部分もファンに気に入ってもらえたようなので、そういう意味では監督冥利に尽きるし、自分としても代表作ができたと思っています」「長く楽しめると思うので、これからも愛していただけると嬉しいなと思います」と確信の込められた言葉でイベントを締めくくりました。

なお、6月29日(水)には、本作の挿入歌とBGMをまとめた二枚組のアルバム「"TVアニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~THE LAST SONG』COMPOSITE ALBUM”」が発売。また、7月9日(土)から開催される第55回SF大会「いせしまこん」でも作品のイベントが開催されるとのこと。放映は終了しましたが、まだまだ「超人」の活躍を楽しめそうです。【取材・文=前田久】