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韓国・WEBTOONで’10年から連載を開始し、今や日本を含め世界28か国で翻訳されている『神之塔』。’20年4月からテレコム・アニメーションフィルムによってTVアニメ化されています。オープニングとエンディングの主題歌を担当するのは、K-POPボーイズグループ、Stray Kids。デジタル・ビートとパワフルなボーカルが印象的な「TOP -Japanese ver.-」(オープニング主題歌)、叙情的な歌い回しのバラード「SLUMP -Japanese ver.-」(エンディング主題歌)の2曲を納めたJAPAN 1st Single『TOP -Japanese ver.-』が6月3日にリリース、今年3月に日本デビューを果たしたばかりの注目のアーティストです。
WebNewtypeではStray Kidsの皆さんに『神之塔』や楽曲についての思いをうかがいました。
ーー日本での1stシングルがTVアニメ『神之塔 -Tower of God-』の主題歌になると聞いたときはどんなお気持ちでしたか?
バンチャン 僕たちにこんな機会があるということを聞いた時、本当に不思議な気持ちですごく光栄に思いました。アニメーションのオープニング主題歌そしてエンディング主題歌を担当することができるなんて、僕たちの夢の一つを叶えたような気がします。
ヒョンジン アニメの主題歌を担当するのは初めてだったので、いつもに増して慎重にレコーディングしましたし、原作が本当に有名で素晴らしい作品なので、タイアップのお話を聞いて時は心が躍るような気持ちになりました。
ーーアニメのOP映像、ED映像を実際にご覧になっていかがでしたか?
バンチャン 本当に本当に不思議な感じがしました。僕たちがつくった曲が流れてアニメのキャラクターたちが実際に映像で動いているのを見ていると、不思議でとても感動しました。
チャンビン 胸が熱くなりました。たくさんの方から愛されますように、と期待しています。
ハン 曲だけで聴くときよりも、映像といっしょに見てみると、曲がよりよく聞こえました。本当にかっこいい映像でした。
スンミン 僕が夢に見ていた光景でした! アニメの映像で僕たちの声が響き、登場人物がひとりひとり、目に入ってくる瞬間、全身が震えました。
アイエン 「TOP」は本当にオープニングにぴったりで、『神之塔』のテーマにもよく合っている曲だと思いました。そして「SLUMP」はハンさんが作った曲のなかで、僕が一番好きな曲だったので、もっと好きになりました。
ーーアニメ本編を見た感想を教えてください。
ヒョンジン 原作が忠実に再現されていて、原作を見ているような気分でした。声優の皆さんの演技もすばらしかったです。
フィリックス 漫画でも見たシーンが、アニメになっていることが新鮮で、次のシーンや話が楽しみになります。
スンミン 声を担当する声優の皆さんの完璧な演技と素敵な声で、より作品に集中することができました。これからも最後まで見続けます。
ーーお気に入りのキャラクターはいますか?また「このメンバーがこのキャラクターに似ている」などありましたら教えてください。
バンチャン 僕が好きで気に入っているキャラクターは「夜」です。でも僕が似ているキャラクターは「クン」だと思います。肌が白いからです。
リノ キャラクターごとに魅力があってすべてのキャラクターが好きです。バンチャンさんは「クン」に似ていると思います。
チャンビン お気に入りは「夜」です。「ラヘル」のことしか知らない、「ラヘル」がいればほかに何もいらないという心が素敵です。
スンミン 僕は「ラーク」が本当に好きです、チャンビンさんは「ラーク」に少し似ている気がします。もちろん性格がですよ!
アイエン 「夜」が好きです。いつもアニメで主人公が好きだからです。そしてフィリックスさんは「クン」に似ていると思います。
ーー「TOP」は「どんな困難にも立ち向かう、上へ目指す」といったような歌詞がちりばめられています。過酷なミッションを通じてデビューを果たし、さらに高みを目指す皆さんの思いを代弁しているだけでなく、塔を目指すキャラクターたちを歌った印象です。
ヒョンジン 闘志が燃え上がるような曲で、歌いながら情熱的になりました。完成した曲を聴いたときは、感情を上手く込められた気がして、うれしかったです。本当に僕自身が塔に登りたいという気持ちをもって歌おうと努力しました。
フィリックス 初めて曲を聴いた時、本当に刺激を受けました。聴けば聴くほど、より上手に表現したいという意欲が湧いてきました。だからなのか、レコーディングでは、すごく楽しくできた気がします。
スンミン これからも、より頑張ろうという情熱が湧いてきました。特に3RACHAのメンバーたち(バンチャン、チャンビン、ハン)が直接書いた歌詞なので曲を歌う時により気持ちが入りました。
ーー一方で「SLUMP」は「ラヘルに置き去りにされた夜」を思わせるような曲ですね。
バンチャン たとえが上手ですね。僕もデビュー前の練習生時代、仲間がいなくなってしまう、遠くにいってしまうような経験をしてきたのですごく共感できる歌詞でした。
リノ 言われてみればその通りで、そのシーンが思い浮かびました。本当に歌詞とアニメの世界観が合っていると思います。
チャンビン 孤独なスランプに負けない、という気持ちを込めた歌詞とサビでの激しいメロディーが印象的だと思っています。
ヒョンジン 初めて曲を聴いた時にあまりによかったので浮かれてしまいました。ハンさんの叙情的で美しい表現を感じました。
ハン 塔に登るにあたり試練と挫折を感じる瞬間があると思います。その瞬間を思いながらメロディーと歌詞を書きました。
アイエン ハンさんは、いつもいろいろな曲を作りますが、ハンさんが作った曲の中で一番好きな曲です。歌詞もメロディーも本当によくてハンさんをベタ褒めした記憶があります。
ーーメンバーの皆さんは、日本のアニメが好きだそうですが、どんなところに魅力を感じますか?
バンチャン 僕は、アニメを見ると違う世界に入り込んだような気持ちになれるのが好きです。たまに現実から離れたいときにアニメの世界を求めている気がします。
フィリックス 日本のアニメ大好きです。僕は『神之塔』も好きですが、「ドラゴンボール」も好きです。
スンミン 登場人物に迫力があってストーリーが少しずつ進むにつれて主人公が成長していくアニメが魅力だと思います。まるで僕たちStray Kidsの物語のようです。
ーー日本のアニメで日本語の勉強もしているそうですが、最近覚えた言葉があれば教えてください。
バンチャン 僕は最近『神之塔 -Tower of God-』のアニメのおかげで「塔」という単語を覚えました。
ヒョンジン 「ワンちゃん」というかわいい単語を覚えました。ワンちゃんと言えばスンミンさんが思い浮かびます。
ハン 「強い」、「弱い」、「フグ」、「逃げろ」、「もう死んでいる」という日本語を覚えました。
ーーファンの方々やTVアニメ『神之塔 -Tower of God-』を見てStray Kidsの皆さんに興味をもった方々に向けてメッセージをお願いいたします。
バンチャン 僕たちの音楽を聴いてくださった、たくさんの方、関心をよせてくれる皆さんのおかげで僕たちStray Kidsは、より力を出せることができると思っています。皆さんからパワーをもらった分、たくさん元気を与えることができるようにこれからも全力を尽くします。
リノ 僕たちStray Kidsはステージで、より輝くアーティストです。僕たちも塔の頂上に向かって走り続けているので、優しく見守っていてください!
チャンビン TVアニメ『神之塔 -Tower of God-』をたくさん愛してください。そして僕たちStray Kidsのこれからの活動にも期待してください。
ヒョンジン 初めてアニメの主題歌を担当させていただいて、プレッシャーもありましたが、曲もとてもいいものに仕上がったと思っています。アニメも本当におもしろいのでたくさんの方に見て聴いてほしいです!
ハン こんにちは! Stray Kidsのハンです。こうやって僕たちがTVアニメ『神之塔 -Tower of God-』のオープニング主題歌とエンディング主題歌を担当することができて、とても光栄です。頑張って曲も作ったのでたくさんの方に愛されたらうれしいです。これからももっとすてきな音楽をたくさん作るので期待してください。
フィリックス STAY(日本のファン)たちに、いつもかっこいいアーティストだと思われるよう、常に新しい自分たちを追い求めます。Stray KidsにもTVアニメ『神之塔 -Tower of God-』にも、たくさん期待してください!
スンミン オープニング主題歌とエンディング主題歌だけでなく、僕たちStray Kidsの他の曲も本当にいいので是非聴いてみてください! そしてTVアニメ『神之塔 -Tower of God-』にも、たくさんの応援よろしくお願いします!ありがとうございます!
アイエン TVアニメ『神之塔 -Tower of God-』をたくさん見てください!そして僕たちStray Kidsにもたくさんの愛で見守ってくださいよろしくお願いします!
【プロフィール】
Stray Kidsは2017年、サバイバル番組「Stray Kids」を通じて選抜された、2PMやTWICEらを輩出したJYPエンターテインメント所属のボーイズグループ。
“Stray Kids”というグループ名の“Stray”には、古い伝統や形式、システムを打ち破り、そこから抜け出すという意味が込められている。
2018年3月にミニアルバム「I am NOT」でデビューを果たした彼らは、メンバー自ら作詞・作曲・プロデュースを手掛ける等、非凡な才能をもったグループとして大きな注目を集めている。デビュー以降も様々な新人賞を次々と獲得、2019年に入り「新人賞 11冠」を達成した。
2019年には、早くもアジア、オセアニア、アメリカ、ヨーロッパをまわるワールドツアー「UNVEIL TOUR ‘I am...’」を敢行。各国でソールドアウト続出となり、世界で高い注目と大きな反響を集めている。
そして日本でも、2019年9月に急遽実現したパシフィコ横浜国立大ホールでの初の日本単独公演「UNVEIL TOUR ‘I am...’ in JAPAN」にはチケット申し込みが殺到し即完売で大盛況となり、さらに2019年12月に代々木第一体育館にて行われたジャパンショーケース「Stray Kids Japan Showcase 2019 “Hi-STAY”」でも大きな成功をおさめた。
そして、2020年3月18日にベストアルバム『SKZ2020』にて、日本デビューを果たした。
■TOP-Japanese ver.-
発売:2020年6月3日(水)
●初回生産限定盤A
価格:2000円(税込)
CD+ 24P PHOTO BOOK (Type A) +VLOG(DVD)
●初回生産限定盤B
価格:1800円(税込)
CD+ 24P PHOTO BOOK (Type B) +スペシャルZINE
●通常盤
価格:1400円(税込)
CD only
※収録内容は公式サイトをご確認ください。
【取材・文:細川洋平】