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8月3日(水)に13thシングル「Re:Call」の発売を控えている声優アイドルユニット・i☆Ris。全国5大都市のZeppと仙台を 巡る2ndライブツアー、12thシングル「Ready Smile!!」、そして河口湖での結成4周年記念イベントと怒涛の勢いで2016年を駆ける彼女たちが新シングルに込めた想いに迫るべく、メンバー6人を直撃。前後編にわたってスペシャルインタビューをお届けします。
前編では、テレビアニメ「双星の陰陽師」の7月クールオープニングテーマ としてクールに仕上がった表題曲の魅力を聞きました。
――「Re:Call」というタイトルは、「双星の陰陽師」で音海繭良(おとみ まゆら)役を演じる芹澤さんが命名したそうですね。
芹澤優:そうなんです! レコーディングが終わった後もまだタイトルがついていなかったので、「いいタイトルない?」ってスタッフさんから気軽な感じで聞かれて(笑)。“思い起こす”みたいな言葉を調べたら「リコール」が出てきたんです。2クール目を迎えるアニメのこれからの展開に関連する言葉だし、私たちも11月の武道館公演を前に、結成した頃を思い出して何度も立ち上がろうという気持ちがあるので、そんな想いを込めました。
――既存曲にもかっこいい曲はありますが、「Re:Call」はその中でもクールな1曲です。
茜屋日海夏:私は…“俺のターンだ!”って思いました(笑)。どちらかというと、“かわいい”より“かっこいい”ほうがしっくりくる方なので。衣装もダンスもかっこいい系だし、久しぶりに自分の得意分野で表現させてもらえたなって思いました。
澁谷梓希:私も自分にとって表現しやすい曲でした。今まではアイドルらしくかわいく振舞うことに葛藤があったけど、今年に入って髪を短くしてから、「ずっちゃんはその路線でいいよ」って周りから言ってもらえるようになって。そこからの「Re:Call」だったので、これから進むべき新たな道を示してくれるターニングポイントになった気がします。
芹澤:最近のシングルは「プリパラ」の主題歌が多かったから、スタッフさんからも「プリパラとのギャップを見せたい」とは言われてました。今までの「プリパラ」路線も大事にしつつ、新しいi☆Risを感じてもらえたらと。アーティスト“i☆Ris”としてできることをもっと見せたいっていう気持ちは、私たちもあるなと感じます。
――確かに、新しいi☆Risが感じられる曲だと思います。まず、若井さんの歌い出しから、かっこよさが溢れていて。
若井友希:歌い出しは絶対にかっこよくキメたくて。いつものようにレコーディング前にプランを考えていったので、自分でも納得する感じは出せました。スムーズにいったかというと、いつも自分から「ここのニュアンスを変えたいから、もう1回いいですか?」ってリクエストする方なので(笑)、何度か歌わせてはもらったんですけど。
――7月のリリースイベントで初披露した時のファンの反応は?
山北早紀:歌った後に、「i☆Risってこういう曲もできるんだね」とか「かっこよかった」ってガチなトーンで言ってくれる人が多かった気がしますね。いつもの新曲以上に、i☆Risが内に秘めている熱さをワーッて出していたので、それが伝わったのかも…。ノッてくれるだけじゃなくて、私たちと同じ熱いテンションで見守ってくれている感じがしました。
久保田未夢:「Re:Call」のダンスは、かっこいいのはもちろん、表情も大事になるのかなって感じてて。(リリースイベントが開催された)ららぽーと豊洲って360度どこからも見えるステージなんですよね。しかもフリーイベントで、駐車場からも見えるし、真上からだとフォーメーションも目立つということで、ドキドキしながら歌いました(笑)。
――アニメのオープニング映像もかなり凝っていて、曲の熱さと作り手のこだわりがうまく融合していますよね。
芹澤:相当かっこいいですよね! 2クール目では今まで以上にバトルシーンが増えてくるんですけど、バトルのかっこよさが出ているし、カメラアングルもすごく凝ってくださって。アニメーターのみなさんに感謝です!
茜屋:私も、レコーディングまではオープニング映像のイメージが思い浮かばなかったけど、初めて見た時にすごくしっくりきました。“これだ!”って鳥肌が立ったのを覚えてます。
芹澤:大人になったろくろと紅緒が、小さい頃の自分に寄り添うところなんてもう…。
茜屋:私もそこ! あのシーンで切なくなる…。<後編に続く>【取材・文=麻布たぬ】