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アニメ×アプリゲーム×フットサルイベントで、本気男子を応援する新型メディアミックスプロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」。Newtypeでは注目せずにいられないすてきチーム「アーダルベルト学院」応援プロジェクトを実施中です。月刊ニュータイプ2月号に掲載したコメントのフルバージョンをお届けする第2弾は、キャプテンを支え、チームメイトを包み込むゴレイロ(ゴールキーパー)結城心役・新井雄也さんの登場です。
――心の性格をひと言で表し、その解説をお願いします。
新井 ひと言で表すと「母」ですね。アーダルベルトの母、という感じです。すごく優しい性格かつ世話焼きで、そこがすてきなところだと思います。でもお母さんみたいに心配症過ぎて、言い過ぎてしまうところもあるんですよ(笑)。そこもキュートなポイントだと思います。ルイとは幼なじみで、学年は違うんですけど、2人でいるときはタメ口で、小さいころから積み重ねてきたものがあることを感じます。お芝居をしているときも、ルイとのシーンではニュアンスを変えて……というか自然と変わって、柔らかい雰囲気になります。峯くん(峯田大夢)も変えてくれていたので、アーダルベルトの一員として勝ちに向かっていく厳しい面と、2人の優しい関係のギャップがいいなと思いました。
――母のような心との共通点、まだ心とは遠いと感じるところを教えてください。
新井 共通してるのは、僕も世話焼きで、俯瞰してチームを見ているところですね。練習中は馬場くんが注意点を言ってくれるので、僕はちょっと引いてそれを見ていて、足りないところを補足するような感じなんです。遠いところは身長かな?(笑) 心くんは185センチあって、僕は175センチ。僕も185くらいほしいかった! あと髪質。心くんはめちゃくちゃクセ毛ですよね。
――内面的な部分では遠いところは感じない?
新井 そうですね。練習中に怒ったりしないし、性格的にも穏やかなほうですね。ポジションができてるというか、馬場くんや峯くんが厳しく言ってくれるので、僕はそれをフォローしています。
――共通点が多いキャラクターを演じるにあたっての役作りや、演じるときに気をつけていることなどはありますか?
新井 口調は穏やかなんですけど、筋が通っていて言うべきことはバシッと言う人、というのを意識しています。台本を読むと、心は自分の言いたいことは言ってるんですよね。ルイにも、1つ先輩の巧生にも「ちゃんと練習に来てください」みたいに言えるので、ただ優しいだけの人ではないんですよね。
――ボイスドラマ、アプリゲームを経て、いよいよテレビアニメが始まりました。アニメの見どころを教えてください。
新井 実はアニメ作品に出演するのは初めてなんです。でもアニメは好きで、よく見るので、「フットサルボーイズ!!!!!」はドラマの描き方やカット割が好きですね。アップなところは選手たちの表情が伝わってきて、試合中はみんなが見たいであろう試合の流れや動きがしっかり描かれているんです。
――アーダルベルト的見どころはいかがですか?
新井 ネタバレしか思い浮かばないな(笑)。アーダルベルトは序盤に出てくるんですけど、主人公チームの恒陽学園とギャップがあると思うんですよ。恒陽のフレッシュなイメージと、アーダルベルトの強豪校としての雰囲気や裕福な学校の華やかさの対比が見どころなんじゃないかと思います。
――フットサルの練習を始めて2年ほど経つとうかがっています。そのなかでも新井さんは経験者ということで、練習はいかがですか?
新井 もう2年も経つんだ!? びっくりしました(笑)。毎回チーム全員で練習しているので、最初のころに比べたらスキルアップしたな、と感じます。特に、技術的な面よりも心持ちの変化を感じるところがいいなと思っています。作戦をしっかり立てるチームや、目標を立てているチームがあったり、みんなそれぞれ練習しているんですけど、そのなかでもアーダルベルトは最初勝てなかった時期があったんです。お互いに厳しいことばを言い合ったり、ちょっと喧嘩のようになったこともあったんですけど、公開練習試合(「合同練習試合イベント~勝利に向かってステップアップ!~」2021年2月13日開催)で負け続けていた恒陽学園に勝ったんですよね。それがすごくうれしかったし、みんなの自信にもなったような気がします。キーパーの「ゴレイロ」というポジションからだと、全部見えるんですよ。ボールを持っていないときの動きとかも成長していて、「みんな動けてるな」と……フィールド上でも一歩引いて見てるんですけど(笑)、みんなの姿がうれしかったですね。
――練習していくなかでチームワークはいかがですか?
新井 どんどんよくなっていると思います。みんなが試合中でも声を掛け合うようになったのが大きな変化ですね。試合形式で練習したとき、前半と後半間の休憩中に、作戦会議に熱中しすぎて、「もう始まるよ」とコーチに呼ばれるくらい夢中になっちゃって(笑)、みんなで作戦を立ててます。
――フットサルでのチームワークが、お芝居に反映されることは?
新井 めちゃくちゃしてると思います。キャストと選手が似通っている部分がすごくあると思うんです。峯くんはすごくストイックだし、宮瀬は面倒くさがりだし……冗談ですよ(笑)。よい意味で選手と重なる部分があって、練習を2年間重ねてきたなかで築かれた関係性が、芝居にも表われていると思います。
【撮影:武田真由子、取材・文:垳田はるよ】