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2018年9月22日(土)、テレビアニメ「プラネット・ウィズ」の最終話先行上映イベントが、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催されました。本作は、「惑星のさみだれ」「戦国妖狐」「スピリットサークル」を代表作にもつ漫画家・水上悟志さんが描き下ろした、漫画のネームを脚本原案とするオリジナルアニメ。記憶を失っていた少年・黒井宗矢が、地球を守るサイキッカーや、巨大兵器「ネビュラウェポン」との戦いの中で成長する姿を描くSF(サイキックファンタジー)アクションです。OPや歌詞にまでばらまかれた伏線を回収し、「倒す」のではなく「許す」戦いを描ききった、涙腺崩壊必死の物語が楽しめます。ここでは、本イベントの模様をお届けします!
イベントは最終話「見ろ、宇宙は祝福に満ちている」の上映からスタート。最終話を見終えて、感動に包まれた来場者から大きな拍手が起こりました。その後、ステージに黒井宗矢役の阿部敦さん、高天原のぞみ役の原田彩楓さん、黒井銀子役の井澤詩織さんが登壇。3人は、少年画報社の公式グッズ通販サイトで販売されている、宗矢愛用のジャージを着用し、お揃いの姿で現れました。阿部さんと原田さんは、宗矢とのぞみが所属するオカルト研究会の部員の間で交わされるあいさつ「ルーンヤァ!」であいさつ。井澤さんは、銀子がオカルト研究会には所属していないことを含みおいて、 「ルーンニャー!」と、宗矢・銀子と同居する謎の猫のような生物「先生」流のアレンジを加えたあいさつをして、会場を盛り上げていました。
はじめに3人は、上映されたばかりの、最終話を終えての感想についてトークを繰り広げ、興奮冷めやらぬ来場者と感動を共有しました。そして、全12話を通じて、アフレコ中にどう演技するか悩んだシーンについて語りました。
続いて、印象的だったシーンについて、3人の思いが語られました。ピックアップしたシーンについて、それぞれが思いを語り合うなど、トークは徐々に熱を帯びていきました。各々が演じたキャラクターをどのように捉えていたかや、演じるポイントについてのクロストークも行われ、来場者の笑いを誘う場面もありました。
イベントの最後は、オリジナルサウンドトラックの発売といった関連情報や最新情報をお届けするパートでした。Blu-ray BOX第2巻のBOXイラスト&インナージャケットや、特典となる、水上悟志描き下ろし複製ネーム漫画の画像が初公開されました。ボールジョイントにより好きなポーズをとらせることができる、先生と閣下の約40cmサイズのぬいぐるみが開発中であることも明かされました。
大いに盛り上がった本イベント。2018年9月30日19時よりニコニコ生放送で、本作の全話一挙配信が行われることも発表されました。「幸せだったことを俺は忘れない。」――まだ見ていない方は、胸を打つこと間違いなしの宗矢のこの言葉の続きを、全話一挙配信で確かめてみては?
【取材・文:有路昇】