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「デート・ア・ライブIII」の魅力に、スタッフやキャストへのインタビューを通じて迫る連載企画。八舞耶倶矢役の内田真礼さん、八舞夕弦役のブリドカット セーラ 恵美さんの対談後編では、具体的なエピソードを通じて八舞姉妹の魅力に迫ります。
――八舞姉妹に関して、思い出に残っているエピソードを教えてください。
内田 第3話のデートシーンが印象に残っています。士道と二人でボウリングを楽しんでいた耶倶矢ですが、心の決壊が崩れるように突然泣き出すんです。耶倶矢は感情を取り乱すことはなくて、どんなピンチのときでもわりと余裕を残していたんです。なぜ、それができなかったかというと、その時は夕弦が行方不明になっていたからなんですよね。夕弦の大切さが浮き彫りになるシーンだったなと感じています。
ブリドカット 私も真礼さんがあげた、耶倶矢が泣いているシーンが印象に残っています。耶倶矢は本当に夕弦のことを思っているのが感じられたのですが、それは真礼さんもそう思ってくれているからだなと感じました。
――耶倶矢のほうが感情を表にだすので、印象にも残りやすいのかもしれませんね。八舞姉妹の初登場となる第二期で印象的だったシーンはありますか?
ブリドカット 二人が登場した修学旅行編のクライマックスとなる第4話は今でもよく覚えています。耶倶矢と夕弦が、「夕弦と一緒にいたい」「耶倶矢と生きていたい」と言い合うシーンがあるのですが、ここのアフレコでは「映像は無視していいから、気持ちのままに演じてください」とディレクションをいただきました。その時の真礼さんの演技がすごくて、私もその演技に引っ張られて演じることができました。
内田 二人とも作品の世界に入り込んでいたよね。すべての魂を注ぎ込んで、演じさせてもらったことを覚えています。
――まだまだ続く「デート」ですが、今後の見どころを教えてください。
内田 まだ詳しくは言えませんが、折紙には注目してほしいです。今回は比較的おとなしくしていたかと思いきや、急に見せ場がやってきます。あとは、十香のかっこいいバトルにも注目を!
ブリドカット 真礼さんが言ったように、折紙は注目ですね。夕弦が折紙に対して感情を露わにする珍しいシーンもありますし、折紙とのやり取りをきっかけに耶倶矢との関係の深さを再確認するエピソードがあります。見てほしいエピソードが満載です。
内田 見どころが多すぎて選ぶのは難しいよね。精霊やラタトスクのメンバー、ASTの隊員など、すべてのキャラクターの魅力を余すことなく描いているので、最後まで見守っていただいて、第四期を実現できればと思っています。応援をよろしくお願いいたします!
ブリドカット 今後も、ハラハラする展開が続きながらも、精霊のかわいさが描かれると思いますので、お気に入りの子を推しながら、最後まで楽しんでください!
――ありがとうございます。最後に、リレー質問にお答えください。野水さんからのお題は「黒歴史を教えてください!」です。
ブリドカット 私、ボクっ子でした……。
内田 いつ頃?
ブリドカット 小学生の頃です。男の子になりたいと思っていた時期で、それに加えてアニメの影響もあったんだと思いますが……。恥ずかしい(笑)。
内田 私は、なぜかお化けみたいに手をぶらーっとさせていました。
ブリドカット なんでですか!?
内田 色が白かったので、“雪女”というあだながあって、それでお化けになりきっていたのかも(笑)。確か小学4年生頃のことです。
――富樫さんからは「折紙の好きなところを教えてください」との質問をいただきました。
内田 重いところが好きですね。ドン引するくらいの愛の深さがいい(笑)。
ブリドカット 過剰なところがいいですね。
内田 そうそう。折紙みたいなタイプがいてくれると、こっちも自由に振る舞えるから。
ブリドカット 「あれくらいやってもいいんだ!」という指針になりますよね。夕弦にとっても、折紙を基準にして士道にアプローチをかけていたので。堂々とした変人であることが、折紙のいいところです(笑)。
内田 わかる!
【取材・文:星政明】