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スタッフやキャストへのインタビューを通じて本作の魅力に迫る連載企画。今回の井上麻里奈さんと真野あゆみさんの対談の後編では、これからの展開の見どころに迫ります。
――七罪と十香の関わりで印象的なシーンはありましたか?
真野 十香が七罪のピンチの時に助けに来てくれたのですが、その姿が頼もしかったです。個人的にも、十香が戦っているシーンがすごく好きなんです。強くて、迷いのない姿に憧れています。
井上 真野さんの言うとおり、十香には迷いがありません。それが何に由来するかというと士道です。十香は、士道が守るものを自分も守りたい。だから、演じる私も、そんな十香の気持ちに忠実に、余計なことを考えずに演じています。それは戦いの時だけでなく、日常でもそうですね。サービスシーン的な場面もありますが、どんな時でも士道のことを思って演技をしています。
――七罪が士道たちの仲間に加わり、息つく間もなく折紙編が始まりましたが、今後の見どころを教えてください。
井上 折紙編は見ていて本当に辛いです。折紙がどれだけ辛いものを背負っていたのかが明らかになりますので、行く末を見守ってほしいです。同時に、ふだんは犬猿の仲の折紙と十香の間にある絆も感じていただけるのではないかと思います。
真野 折紙がどんな過去を抱え、今の彼女になったのか。これまでの伏線が回収されるので、見逃さないでほしいです。一方で、七罪を演じる私としては、精霊とのやり取りが楽しくて、毎週アフレコが楽しみです。
井上 同感です。七罪が加わったことによって、関係性が広がりました。私が好きなのは第6話の四糸乃と七罪のエピソード。四糸乃が部屋を訪れたことに対して、七罪は復讐かと警戒していました。そんな時に、もじもじとした四糸乃が申し出たのは、街を案内すること。友だちになったのだから、七罪とゆっくりお話をしたいというんですね。ちびっ子たちのきゃっきゃっとした雰囲気がすごくかわいかったです! 七罪の登場によって、こうやって精霊たちに新しいやり取りが生まれることが、折紙編の辛い展開の中での癒しになります。
真野 七罪は四糸乃を不審に思っていたのですが、四糸乃は七罪を友だちと言ってくれて私もとてもうれしかったです。ネガティブなことをしばしば口にする七罪ですが、四糸乃をはじめとした仲間たちができたことで方向性が変わった気がします。ネガティブな言葉は嫌みっぽくなく、単純に本心として表現できるようになりました。そういう意味でも、七罪を演じることがより好きになりましたね。
――島﨑(信長)さんはインタビューで「七罪に声がついて動くところが楽しみ」だと言っていました。
井上 七罪は、信長くんが好きな要素を持っているキャラクターだからね。
真野 島﨑さんが、七罪を好きになってくれているとうれしいですね。でも、四糸乃への愛はものすごいですから、まだ首位の座は奪えていないんじゃないかと思います(笑)。
井上 そこはぶれずにいてほしいよね(笑)。
――ちなみに、真野さんの好きなキャラクターは誰ですか。
真野 もし、自分が士道だったら、十香を好きになると思います。こんなにまっすぐに自分を愛してくれるなんて、どれだけ幸せなんだろうって。また、私は男子向けの恋愛シミュレーションゲームが好きなんですが、もし、「デート」がそういうゲームになったとしたら、美九を最初に攻略しますね。
井上 なぜ!?
真野 冷たかった相手が、好きになった瞬間に“好き好きオーラ”を振りまいてくれるのが好きなんですよ。「来たっ!」って(笑)。最初はツンツンされたほうが燃えます(笑)。
井上 私は最初からやさしくされたいです。私なら、大人バージョンの七罪がいいなと思います。
真野 うれしい! なぜですか?
井上 だって、最初からエロくせまってきてくれるじゃないですか(笑)。大人の七罪にせまられたら、一瞬で落ちると思います(笑)。
――今後の展開を期待しているファンにメッセージをお願いします!
真野 折紙の過去が明らかになるこれからのエピソードは、「デート」のひとつの集大成となると思います。毎週ドキドキしながら楽しんでください!
井上 折紙ファンにとっては注目のシーンもありますし、私自身も折紙のいろいろな一面に心が揺さぶられるシーンがありました。これまでは精霊をどうデレさせるかというのがポイントでした。でも折紙編のもっとも重要なミッションは彼女と天宮市をどう同時に救うのかということ。ドキドキしながら、応援をしてください。その声が大きくなれば、第4期にも繋がるはずです!
――ありがとうございます。最後に、リレー質問にお答えください。山崎エリイさんからのお題は「オーディションの前など、ここ一番でどうテンションを上げますか?」です
井上 服ですね。ファッションで気持ちが上がるので、お気に入りの服を用意したり、オーディションだったら役に近い服装をしたり。イベントでも、テンションが上がる服を選んでいます。
真野 私、井上さんのファッションが本当に好きなんです。雑誌を見ながら、「この服、井上さんっぽいな」とよく思っています(笑)。
井上 ありがとう! 真野さんは?
真野 音楽ですね。ミュージカルが好きなので、CDを聞きながら歌ってテンションを上げて、オーディションの直前にも聞いています。劇団四季の「リトルマーメイド」が好きで、その曲をよく聞いています。
来週はついに登場した、時崎狂三役を演じる真田アサミさんのインタビューをお届けします。
【取材・文:星政明】