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3月24日(日)に開催された「AnimeJapan 2019」のDMM picturesステージにて、2019年7月5日から放送開始となるTVアニメ「炎炎ノ消防隊」の出演キャストによるトークショーが行われました。
MCの鈴木健太さん(MBS)に招かれ、早速ステージに登場した森羅日下部(シンラクサカベ)役の梶原岳人さんと、アーサー・ボイル役の小林裕介さん。消防服をイメージした、綺麗なオレンジ色のつなぎ姿で現れました。
まずは、先日解禁されたばかりのティザーPV第2弾を上映。映像を見終わった梶原さんは「ずっと見ていられますね。シンラの跳び蹴りなど、超人的なアクションも本作の見所です」とコメント。小林さんは「実は今日のためにあえて見ないようにしていて、今初めて見たんです。やっぱりカッコいいですね。ダークファンタジーらしい、カッコいい世界観になっていると思います」と印象を語りました。
おふたりとも以前から原作は読んでいたそうで、感想を聞かれると「人の命がひとつの大きなテーマなので、それをどう自分なりにしっかり表現できるか、考えました」と梶原さん。小林さんは「スカッと爽快に終わることがない物語ですよね。"焔ビト"も、もともとは同じ人間なので、退治じゃなくて鎮魂の意味合いが強いです。そういう中でがんばるキャラクターたちなので、普通のヒーロー物語とは違ったカッコよさがあると思います」と魅力を紹介してくれました。
配役が決まったときのことを聞かれると、梶原さんは「すごく嬉しかったです。原作もとても好きで、シンラを演じられたら嬉しいと思っていたので、またひとつ大事に演じたいものができたなと、身が引き締まる気持ちでした」とコメント。小林さんは「今までは、主人公のシンラのような役を演じることが多かったので、アーサー役で受かったと聞いた時は驚きました(笑)。楽しみな一方で、不安も少しありという気持ちでしたね」と当時の心境を振り返りました。
それぞれのキャラクターについて感想を求められると、まずはシンラについて、梶原さんは「人の命に寄りそえる、優しくて熱い少年です。ちゃんと物事を考えられる子だなと思う一方で、感情を抑えられず先走って行動してしまう一面もあります。複雑に感情や行動が絡み合っている子なので、アフレコでそれを表現するのは難しかったです」とコメントしました。アーサーについて、小林さんは「基本はバカな子なんです(笑)。大真面目に騎士王になるって言うくらいですから。でも、たまに良いことを言うときもあって。原作にないオリジナルシーンで、そんな場面があるのでぜひ楽しみにしてみてください」と、放送が楽しみになる紹介をしてくれました。
他のキャラクターについては、女性キャラの茉希尾瀬(マキオゼ)とアイリスの話題で盛り上がりました。クールな容姿で元軍人のマキは、小林さんいわく「めちゃくちゃカワイイのに、脱いだら筋肉がすごい。でも心は乙女というギャップが好きです」とのこと。シスターのアイリスは、梶原さんいわく「癒しキャラ」と、タイプが異なるキャラクターになっています。
おふたりはプライベートでも親交を深めているようで、収録終わりにご飯に行くことや、休日にはリアル脱出ゲームをしに行ったこともあるそうです。よい雰囲気で収録が進んでいる様子がうかがえました。
トークも終盤となり、最後にメッセージを求められると、小林さんは「ベースはファンタジーなんですけど、考えさせられるテーマになっていて、今までとは少し違う正義・ヒーローの物語になっています。アーサーも一筋縄ではいかないキャラクターなんですけど、そのあたりも楽しんで見ていただけたらと思います」と語りました。梶原さんは「先日消防署にうかがう機会があったんですが、このアニメも現実の消防士と同じように、命と向き合う、命の大切さということをテーマに感じることができる作品になっています。ぜひ放送楽しみに待っていてください」と挨拶し、イベントを締めくくりました。
「炎炎ノ消防隊」は、MBS・TBS系全国28局ネット"スーパーアニメイズム"枠で放送開始となる、人が突如燃え出し、炎の怪物"焔ビト"となって破壊の限りを尽くす"人体発火現象"の脅威に立ち向かう特殊消防隊たちを描く物語です。