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4月11日木曜日深夜0時55分より放送がスタートする幾原邦彦監督の新作オリジナルTVアニメ「さらざんまい」。浅草を舞台に、ある日、謎のカッパ型生命体“ケッピ”に出会い、無理やり尻子玉を奪われカッパに変身させられてしまった、中学2年生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太の3人の少年達の物語。元の姿に戻りたければ“ある方法”でつながり、ゾンビの尻子玉を持ってこい、と告げられ……。
放送を目前に控え、尻子玉を奪われカッパになってしまう少年3人を演じる、矢逆一稀役・村瀬歩さん&久慈悠役・内山昂輝さん&陣内燕太役・堀江瞬さんからコメントが到着しました。
【村瀬歩さんコメント(矢逆一稀役)】
僕はもともと幾原監督の作品のファンだったので、オーディションのお話がきたとき、それだけでもうれしくて。出演が決定したときには、めちゃくちゃ喜びました。それから「さらざんまい」がどんなお話なのか、何を描きだそうとしているのかを監督からうかがっていくごとに、さらに魅力を感じて、わくわくして臨みました。人と人との関係性をていねいに描いているので、ゆるゆると進んでいく感じが序盤にはあるのですが、ひとたび事件が起こると一気にくるくると展開していくので、そのスピード感を楽しんでいただけたらと思います。あと、今回はシュールで静かなギャグというより、キャラクターが能動的に動くギャグが多くて、そこも男子っぽくておもしろいです!
【内山昂輝さんコメント(久慈悠役)】
久慈悠というキャラクターに奥深さを感じながらながら、作品に臨んでいきました。ただ、悠は中学生だけど、僕のそのままの声は中学生の声じゃないよなあ、と最初は思いました(笑)。でも、そこはあまり気にしなくて大丈夫と言われて、のびのびとやっております。かなり奇想天外な設定もありますが、同時に親しみやすい物語だと思います。この3人以外にも楽しいキャラクターがたくさん登場して、様々な人間関係を描く人間ドラマが展開していきます。幾原監督のファンの方はもちろん、まだ監督の作品を観たことがないという方もきっと楽しめる作品だと思いますので、興味をもっていただけたらうれしいです。
【堀江瞬さんコメント(陣内燕太役)】
村瀬さんと同じく僕も幾原監督のファンだったので、参加できて光栄なのですが、同時にすごい不安もありました。自分が監督のイメージにどこまで食らいついていけるのか。ドキドキしながら臨ませていただきました。僕の勝手な想像で、幾原監督は芸術家肌の方だろうから話しかけにくいかもと思っていたのですが、ぜんぜんそんなことはなく。すごく入りやすい空気をつくってくださって、子供の心を忘れない無垢な方だと感じました。「つながり」がひとつのテーマになっている物語です。人とのつながりが薄い現代社会に生きている僕たちには考えさせられるものも多いと思います。クスッとしたりドキッとしたりの中で、グサッと何かを感じていただけたらうれしいです。
撮影:田上富實子 取材・文:ワダヒトミ