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TVアニメ「世話やきキツネの仙狐さん」第1話先行上映イベントが2019年3月29日、東京・EJアニメシアター新宿にて開催され、仙狐役の和氣あず未さん、中野役の諏訪部順一さん、シロ役の内田真礼さんが登壇しました。
第1話の上映で会場がほっこりいやされたところで、ステージに3人が登場してトークショーはスタート。
第1話について、和氣さんは仙狐さんの耳としっぽが動いている様子に感激した様子。諏訪部さんは「今期の覇権タイトルが動き出しましたね!」と話して空気を和ませました。内田さんは「働いてる人なら疲れた中野くんから出る黒いもやに共感するのでは」と語っていました。
それぞれが演じるキャラクターについてのトークでは、まずは和氣さんが「仙狐さんは疲れきった中野くんをいやしに来た神使のキツネで、見た目は幼女ですが料理も得意で完璧な女の子です」と紹介。諏訪部さんは「中野くんは社畜です。都内のブラックっぽい会社で仕事に忙殺されていましたが、仙狐さんにいやされて変わっていきます。もふもふが好きです。180cmの中野くんと仙狐さんの身長差にも注目してください」と紹介。内田さんは「シロは仙狐さんと同じ神使のキツネです。性格は子供っぽくて、仙狐さんとは逆にかわいがらせてあげるわ、という子です」と話していました。
自分と役柄に重なる部分は? というトークでは、諏訪部さんが「自分も馬車馬のように働く系なので、肉体の疲労感は共感してます」とコメント。内田さんと和氣さんは、お世話するよりされたい、で意気投合していました。でも内田さんは弟がいてつい面倒を見てしまうので、家事は得意だそうです。和氣さんは兄弟が兄ばかりで、家のアイドルだったため、あまり家事は得意ではないとのことでした。諏訪部さんは「自分は家事はなんでもできるので、税金関係や車検など事務的な作業をお願いしたい」と軽妙なトークで会場を沸かせていました。
いやされるアイテムは、という質問に和氣さんが「咀嚼音」と答えると、諏訪部さんと内田さんはいぶかしげな顔。和氣さんは「みなさんも声優さんがお菓子食べたりする音とか好きですよね」と来場者に共感を求めていました。内田さんは「ずーっとスマホで動画を見てます。それがいやしの時間です」。諏訪部さんは「クルマを運転している時に聞くエンジン音にいやされます」と語っていました。
演技のポイントについては和氣さんが幼女なのに包みこむ抱擁力を演じる難しさ、内田さんは子供っぽさと妖艶さのきりかえについて語っていました。諏訪部さんは「自分は(諏訪部さん自身が)疲れてる感じがちょうどいいと言われました(笑)」とのことです。内田さんは、リテイクを出された時の和氣さんのキュートな仕草の良さを力説していました。
歌にまつわる話題では、和氣さんはオープニングテーマ「今宵mofumofu!!」の仙狐さんが甘やかすパートとシロが甘やかされるパートの掛け合いについてコメント。内田さんはこの曲を聴いていると幸せな気分になるそうです。諏訪部さんは「中野の歌はないんですか? 「社畜のバラード」とか歌いますよ。仙狐さんたちの歌でラップやってもいいですし」とノリノリで提案していました。
内容に関するトークでは、劇中アニメ「稲荷少女ヨーコちゃん」の主演を釘宮理恵さんが演じていることや、敵役を千葉繁さんが演じていることを諏訪部さんが明かし、会場をどよめかせていました。
イベント中盤には「箱の中身は何だろな?」のコーナーがありました。ステージ準備の間後ろを向いていたキャスト陣ですが、振り返ると中にケーキが入っていそうなボックスが。それを見た瞬間全てを察した諏訪部さんは苦笑い。実はイベント当日は諏訪部さんの誕生日だったのです。会場からハッピーバースデーの歌が贈られると、諏訪部さんは照れくさそうに喜んでいました。ケーキには仙狐さんと中野くんが飾られていました。
続くコーナーは「世話やきキツネの仙狐さん」をアピールするあいうえお作文。諏訪部さんは中野にちなんで「なける! 感動する! の~」、和氣さんは仙狐にちなんで「世界中の人が んー幸せってなるぐらい こころの底からいやしたい」、内田さんはシロにちなんで「しゅっとしたアニメなので ろくでなしも見てね!」と、短い時間で素早く回答していました。告知コーナーでは3人が怪しいDJに(その場のノリで)なりきったりと、笑いが絶えないイベントでした。
最後は内田さんが「仙狐さんのいやしパワーを感じてもらえたでしょうか。つかれたー、もうむりー、という時は仙狐さんにいやされてください」、諏訪部さんが「2期3期やりたいなと頑張っていますので、息長く応援してください。とても楽しくかわいい素敵な作品ですのでおつきあいのほどよろしくお願いします」とコメント。最後は和氣さんが「2話以降シロちゃんや高円寺さん、キャラクターも増えていきます。疲れた時は仙狐さん、通勤通学の時は私と諏訪部さんのラジオも聴いてくださいね」と締めくくりました。
【取材・文:中里キリ】