2018年10月より劇場上映で好評を博し、現在Blu-ray＆DVDが好評発売中の「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」。本作のスペシャルイベント「『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』スペシャルイベント チキチキ！　雪まつり～延長戦～」が、7月21日(日)にオリンパスホール八王子にて開催されました。昼夜2部で構成される本イベントから、昼の部の模様をお届けします。

登壇者は小林裕介さん(ナツキ・スバル役)、高橋李依さん(エミリア役)、内山夕実さん(パック役)、水瀬いのりさん(レム役)、村川梨衣さん(ラム役)のキャスト5名と、ED曲・イメージソングを担当したnonocさん、挿入歌を担当した安月名莉子さんのアーティスト2名。

盛大な拍手に包まれて登壇したキャスト陣は、背後に置かれたスバルとパックの雪像の看板を見ながら「こんなものまで用意してもらえるなんて！」と感激。この5人で集まるのは、'18年10月の初日舞台挨拶以来久々のこと。みんなで思い出を振り返ると、場のムードも急速に当時のものに戻っていきます。

最初のコーナーは『長月達平も感激！　Memory シーン!!』。原作者・長月達平さんが選んだ名シーンを振り返る内容です。昼の部のテーマは、〝ベストかわいいシーン〟。レムとラムが雪像を公開するシーンやベアトリスが鼻をかむシーンに続き、1位に輝いたのは〝デートの待ち合わせをするスバルとエミリア〟。初々しいスバルがかわいいと評され、小林さんが照れまくる姿がとても印象的でした。「もっとぎこちなく、キザに演じてほしい」と演技指導されたエピソードを小林さんが語ると、「そんな小林さんを見て、私もかわいさに納得しました！」と高橋さんが続け、小林さんがさらに身悶えするひと幕も。TVシリーズにはない、スバルの幸せそうな姿にファンも改めてほっこりとしていました。

続いては、小林さんの「ニューヨークへ行きたいか！！」という掛け声とともに始まった「第1回！　チキチキアメリカ横断ウルトラMemoryクイズ！　決勝戦！」。作中にも登場した往年のクイズ番組のオマージュ的なクイズコーナーです。女性キャスト4名が一般常識クイズに早押しで挑戦。今回は特別アシスタントとして、フェルトとペテルギウスが声の出演というサプライズも。このためだけに収録した、フェルト役の赤﨑千夏さんとペテルギウス役の松岡禎丞さんのボイスと女性キャストの珍回答で会場は大盛り上がり。そして、最終的に5ポイントを獲得した水瀬さんが見事優勝。賞品の〝ニューヨークの観光情報誌〟と〝自由の女神の置物〟を受け取り、微妙な表情を浮かべて客席から笑いを誘っていました。

次は、作中に登場した雪まつりにちなみ「成功したら屋台グルメ！　雪まつりゲーム！」というコーナー。射的・スーパーボールキャッチ・ヨーヨー釣りという、お祭りにありがちなゲームに挑戦していきます。ことあるごとにスーパープレイを披露する小林さんの雄姿に、客席からは拍手喝采の嵐。そして全員が成功を収め、わたあめやかき氷といった縁日グルメを満喫していました。

さらに朗読劇パートでは、原作者・長月達平さん書き下ろしの台本で、「Memory Snow」終了後の後夜祭の様子が披露されました。このパートではベアトリス役の新井里美さんも特別に音声出演。エミリアに「月が綺麗ですね」と思いを伝えようとするスバルの様子が、6名のキャストによってコミカルに描かれ、ほのぼのとした「Memory Snow」の魅力を改めて体感させてくれました。

続くライブコーナーでは、安月名莉子さんが挿入歌「Memories」、nonocさんがEDテーマ「White White Snow」をそれぞれ生歌で披露。客席は青いサイリウムで満たされ、まるで一面の雪景色のようでした。

エンディングパートでは、集まってくれたファンに登壇者全員が改めて挨拶。「TVシリーズ第2期の製作も決定し、スバルたちには再び辛い運命が待ち受けています。ですが『Memory Snow』という安らげる場所ができて、僕としてもすごくうれしいです。TVシリーズ第2期のアフレコで辛くなったら、『Memory Snow』のことを思い出して頑張っていきたいです（小林）」。

最後にスバルとエミリアのラジオ体操でおなじみの〝ヴィクトリー〟のポーズをみんなで取って、最高の盛り上がりとともにイベントは終了。真夏の雪まつりイベントは、大盛況の内に幕を下ろしました。

今後も11月8日から劇場上映が始まる新作エピソード第2弾「氷結の絆」や、TVシリーズ第2期を控え、ますます盛り上がりを見せる「Re:ゼロから始める異世界生活」。Blu-ray＆DVDで「Memory Snow」を改めて視聴して、「Re:ゼロ」の世界をもっと楽しんでみましょう。

【取材・文：石谷太志郎】