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動物たちが世知辛い世間のサラリーマンとして大奮闘…と思いきや、暴言と奇行で日本人的社会を突破する!? 10月からスタートし話題沸騰中のTVアニメ『アフリカのサラリーマン』の見どころを連載でお届け。第4弾は、カメ社長役の石田彰さんにインタビューしました。
――最初に作品を知った時の感想をお聞かせください。
石田:タイトルから、アフリカのサラリーマン事情を描く社会派ドキュメンタリーなのかと思いきや、実は動物ギャグマンガだったなんてと一瞬思ったのですが、動物に仮託してアフリカ在住のサラリーマンの現状を深くえぐり出している作品だと今も信じて疑いません。
――カメ社長の好きなところをお聞かせください。
石田:ワンマン経営者による社畜発言等、今時のコンプライアンス重視の企業経営方針を全く無視したブラックな社長であるにもかかわらず、決して社会から糾弾されたりしないところが好きです。カメだからね。
――アフレコはどんな雰囲気で行なわれたのでしょうか?演じていて楽しかったシーンは、どんな場面でしょうか?
石田:全てを受け入れてくれる畳谷(哲也)監督の下、各自の自由演技で粛々と収録は進められました。
自分の出番のないシーンを後ろから眺めているのが楽しい現場です。
――社会問題やパロディなどインパクトのあるシーンが多い印象ですが、台本を読んだ時などに衝撃を受けたシーンはありますか?
石田:サラリーマンの世界を描いているのに割りと簡単に死んだり、それが無かったことになったりするところが衝撃的でした。サラリーマンなのに…。
――後半に向けて注目してほしい点をお聞かせください。
石田:物語後半には企業ドラマの肝とも言える大ネタも控えています。ライオン先輩、オオハシ、トカゲ達企業戦士(社畜)の活躍をどうぞご期待ください。
――好きな動物を教えてください。
石田:ミシシッピアカミミガメとクサガメとカミツキガメとワニガメ。
――サラリーマンが主人公ということで、仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
石田:仕事をしているフリをしながら他人の目を盗んでサボるスキルを磨くことと、外面良く振る舞うこと。
でも今時は飲み会には参加せずさっさと家に帰ること。
――世の中の頑張っているサラリーマンにぜひエールの一言をお願いいたします。
石田:あなたが会社と自分の将来のことを考えないタイプならオオハシを、そうでないならトカゲを見習ってみましょう。自分の上司がカメ社長の様なタイプなら転職を考えてみるのも良いかもしれません。