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「温泉むすめ」トークショー、京都の能楽堂で開催!着物姿のキャスト陣が京都をたっぷり勉強

温泉地をモチーフにしたキャラクターとそれを演じる声優たちが地方を盛り上げるためにライブやイベントなど幅広い活動している地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」。そのトークイベント「温泉むすめ 師範学校 課外活動 Vol.5 in 京都 着物部」が12月8日、京都・金剛能楽堂で開催。ここでは1部の模様をレポートします。

今回のイベントでは温泉と同じく日本が世界に誇る“KIMONO文化”を若い世代に伝えるべく、2019年3月に発足した「温泉むすめ着物部」の活動をフィーチャー。そのため同部の活動の一環として発売された「温泉むすめ着物カレンダー&ポストカードセット」に登場した黒川姫楽役の田中美海さん、雲仙伊乃里役の奥野香耶さん、阿蘇ほむら役の髙橋麻里さんの3人に、ご当地温泉むすめである嵐山紫雨役の上田瞳さんが着物姿で出演しました。

ロングホームルームで各キャラクターの紹介が行われたのち、最初に行われた授業はクイズ形式で温泉について学ぶ温泉学。地元の嵐山に関しては2004年に誕生した比較的新しい温泉郷であることが紹介された上で、「泉質が弱アルカリ性で○○の湯と呼ばれている。○○とは?」というクイズが出題される。「肩こりの湯」(奥野さん)、「最高の湯」(田中さん)、「熱々の湯」(髙橋さん)と不正解が続く中、地元出身の上田さんは美容の湯と答えて唯一の正解に(正解は「美人の湯」)。

その上田さんは、上田さん以外の3人が指定の京都弁を使って演技する国語の授業でも活躍。「あんじょうお頼み申します」「おはようおかえり」「ほんまいけずな人やな」といった方言を使用する3人の演技を判定し、ときに正しい使用方法をレクチャー。髙橋さんが「指導が上手な先生は違うな~」と感謝すると、上田さん「おおきにありがとう」と本場の京都弁で応じました。

地理の授業では、21個のランキングにおける京都の順位を使って数字を21に近づけていく「京都府ランキングブラックジャック」に挑戦。田中さん&奥野さん、髙橋さん&上田さんの2チームに分かれ、京都の順位を探っていきます。しかし両チームが挙げるのは呉服屋、年間猛暑日数、コーヒー消費量、大学の数など上位のものばかり(それぞれ4位、1位、1位、1位)。なかなかゲームが進まない状況に髙橋さんが勝負をかけるため「名字が髙橋の人数」を指定。しかしこのランキングにおける京都の順位は27位だったため、21を一気に超えてドボンになってしまいます(ちなみに一番京都で多い名字は田中)。

最後は歴史の授業として、ファンが応募した上の句に対しキュンとくる下の句を返すという「温泉百人一首」を開始。田中さんが抜群の妄想力を働かせ、ほかのメンバーも正統派の回答でファンを魅了する中、奥野さんは「白雪の舞い散る中で温泉に」を受けて「猿とあなたで猿選んじゃった」と不思議な下の句で会場中を唖然とさせる。この回答がMCの天津向さんの強く印象に残ったため、奥野さんは補習の対象となり罰ゲームとして彼直伝の嵐山温泉ギャグを行うことに。汽車を模してゆっくり歩行したのち「どうもトロトロッコです」とつぶやくシュールなギャグを披露した奥野さんは、メンタルをやられたのかコメントを求められても何も言えず。その様子に、厳粛な雰囲気の会場が笑い声に包まれてイベントは終了しました。

【取材・文=はるのおと】

リンク:「温泉むすめ」公式サイト
     公式Twitter・@onsen_musume_jp
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