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幕張をハーモニーで満たした「ミリオン」2ndライブ

4月4日(土)・5日(日)、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndLIVE ENJOY H@RMONY!!」が開催された。

「アイドルマスター ミリオンライブ!」はGREEにて配信されているソーシャルゲームで、バンダイナムコゲームスのゲーム「アイドルマスター」から派生したマルチメディア展開のひとつだ。「アイドルマスター」のキャラに加えて37人ものオリジナルキャラクターが登場し、それぞれに担当声優がついている。

ゲームはもちろん、声優が出演するラジオやキャラクターソングCD、そしてイベントは幅広い層のファンに人気を博しており、今回ライブが開催された幕張メッセ イベントホールにも満員の観客が押し寄せた。

ステージは両日とも「アイドルマスター ミリオンライブ!」のテーマソング「Thank You!」で幕を開けた。出演者にとってもファンにとっても大切なこの1曲は、開幕前から盛り上がっていた会場の熱気をさらに高めた。このライブで初お披露目となる新衣装も、ファンにとっては嬉しいポイントだろう。

ライブには両日とも15名ずつの声優が出演しており、2日間通して出演したのが9名、1日のみの出演が6名ずつという構成。1日につき30曲も披露されたのだが、なかにはCDで歌唱していたメンバーとは異なる組み合わせで歌われた楽曲もあり、CDを聴き込んでいるファンほど驚きと新鮮さを味わえる仕掛けとなっていた。

強く印象に残っているのは、2日目の11曲目に歌われた「プラリネ」だ。アイドルらしいポップな楽曲が続いて会場全体が盛り上がっているところに、ジュリア役の愛美がギターを携え登場。人差し指を立て「しぃー」と観客が静めたところでギターをかき鳴らし歌い出すという演出に、全身がたぎるように熱くなった。

また、忘れてはならないのが、機材トラブルで歌唱中に音楽が止まってしまった2日目16曲目の「Sentimental Venus」だ。突然のハプニングではあったが、観客から合唱が自然発生。それに合わせて望月杏奈役の夏川椎菜、横山奈緒役の渡部優衣、豊川風花役の末柄里恵の3名も歌い続け、奇しくもライブタイトルである「ENJOY H@RMONY!!」を表現するエピソードとなった。

「ミリオンライブ!」単独では2度目となる今回のライブには、出演声優たちも強い想いを抱いていたらしく、ひとりずつこれまでの思い出やライブの感想を語る場面では、涙ぐむメンバーも少なくなかった。

出演者にもファンにも待望だった2ndライブは、ハプニングを奇跡に変えたことからも象徴されるように、大成功のうちに幕を閉じた。【記事:WebNewtype】

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