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今夏より放送開始予定のテレビアニメ「それが声優!」のマスコミ向け制作発表会が4月28日(火)に行われた。
「それが声優!」は現役声優でもある あさのますみが原作の同人誌作品で、「ハヤテのごとく!」の作者としておなじみの畑健二郎が作画を手がけており、作中に実在する声優が登場することでも話題となっている。
発表会当日はあさのますみ、畑健二郎に加え、アニメの監督を務める博史池畠が登壇し、作品に関して語った。
あさのは作品について「声優になりたい人はもちろん、何かしらの夢を追いかけている人たちにも響く作品になればいいな、と思って描き始めました」とコメント。
畑によると、本作のプロジェクトが始まったきっかけはtwitterとのこと。あさのが「同人活動をしたい!」と思い立ち、そのことをツイッターでつぶやいたところ、畑が「漫画は自分が担当しましょうか?」と反応したことから創作活動が始まったそうだ。
「それが声優!」は、あさの自身の体験も重なっているとのことで、メインキャラクター3人にエピソードを少しずつ振り分けていったという。今でも仕事の現場に行った際に新人がいると、インタビューを敢行して作品のネタにしているそうだ。
また、本作では声優業界のリアルな部分を描いている一方で、登場キャラクターたちがコミカルに描かれていることもあり、博史監督はギャグとシリアスの境界線をどこにおくかを悩みながら制作しているそうだ。
続いて、メインキャラクター3人の担当声優が発表。それにあわせて一ノ瀬双葉役の高橋李依、萌咲イチゴ役の長久友紀、小花鈴役の高野麻里佳が登壇した。
高橋は「うれしかったり悔しかったり、双葉の新人声優としての等身大の気持ちを演技に乗せたいです」、長久は「今回、初めて経験させていたことをいちごちゃんの演技に投影できれば、と思います」、高野は「実は鈴ちゃんは芸歴10年ということなので、私との芸歴の差を演技でどのくらい埋められるのかが一つの挑戦ですね」と、それぞれ演じる上での意気込みを語った。
この日はさらに、3人による音楽ユニット「イヤホンズ」が結成されることが発表され、デビューシングル「耳の中へ」が6月18日(木)に全国のアニメイト・ゲーマーズで限定発売されることも明らかにされた。
なお、「それが声優! アニメ化記念入門書」と「ハヤテのごとく!」第45巻も同日に発売され、3作を同時購入すると「それが声優!×ハヤテのごとく コラボイラストA4クリアファイル」がプレゼントされる。こちらは4月29日(水)より予約受付が開始されている。【記事:WebNewtype】