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アプリゲーム「Tokyo 7th シスターズ」(以下「ナナシス」)のファーストライブ「Tokyo 7th シスターズ 1st Anniversary Live 15'→34' ~H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!!~」が5月31日(日)、Zepp Tokyoで開催された。
「ナナシス」初の大型ライブには作中のユニット“777☆SISTERS”(篠田、高田、加隈、中島、井澤、清水、道井、今井、大西、中村、高井、桑原)と“セブンスシスターズ”(水瀬、渕上、前田、黒瀬、川崎、辻)全員が集結。スクリーンのデジタル時計が2015年から2034年に変化し、ステージに“777☆SISTERS”12人のシルエットが浮かぶと「H-A-J-I-M-A-R-I-U-T-A-!!」でライブはスタートした。
“777☆SISTERS”と入れ替わりにステージには「てめーら、元気ですかー!」(水瀬)と“セブンスシスターズ”の6人が登場。「Sparkle☆Time!!」のクラップに客席を巻き込んで盛り上げていくが、水瀬と渕上をはじめとしたメンバーには、やはり圧倒的な華がある。
「ナナシス」ライブならではだったのが、ここからのユニットコーナーに登場するユニットの多彩さだ。先頭を切った“NI+CORA”(高田、大西)が「オ・モ・イ アプローチ」で手のひらと視線を合わせたり、密着度の高いシンメトリーの動きで見せたかと思えば、「Girls Talk!!」はポップでコミカルな別の表情を見せる。
それぞれに個性を見せるユニットたちだったが、中でも強い印象を残したのは“4U”(長縄、吉岡)、“KARAKURI”(秋奈)の乱入組。吉岡演じるエモコの「滑稽を通り越して悲しい気持ちになります」という強烈なあおりから乱入した“4U”は、助っ人として篠田を加え、それぞれの楽器を手にガールズロックバンドならではのステージングを見せた。一方の“KARAKURI”は秋奈のたたずまいとボーカル力、ダンサーをまじえた表現で“KARAKURI”の世界観をステージで表現してみせた。
後半のMCコーナーで存在感を見せたのが“セブンスシスターズ”組で、ルイ王子役の川崎が「仔猫ちゃんたち、元気かい」と語りかけて黄色い歓声を独り占めにすれば、メモル役の辻はラブリィスレイブ(=ファン)たちに物販購入を熱烈アピール。マナ役の前田はニコルのお株を奪う「てめーら、ごきげんよう」で会場を沸かせ、クルト役の黒瀬はステージを跳ね回り……という具合だ。
普段はあまりサービスをしないミトを演じる渕上も「ファーストライブだ。ただでは帰さないから、覚悟しろよ」と最大限の言葉で客席を喜ばせた。同コーナーでは渕上のサプライズ誕生祝いも行なわれ、渕上は「今の幸せが10年も20年も続くように努力をしたいと思います」と笑顔で語っていた。
本編の最後を締めるのはもちろん“777☆SISTERS”。バルーンが飛び交う中での「Cocoro Magical」で足踏みを交えながらの元気いっぱいのダンスを見せると、「KILL☆ER☆TUNE☆R」の冒頭のカウンティングでは列をつくって順番に前に飛び出す。この日一番とも思える勢いとキレのあるダンスに、客席も「どうやってどうやって叶えよう!」のコールの大合唱で応えていた。
歌い終えた篠田が「私たち、これから「ナナシス」をもっともーっと大きくしていきますので、これからもよろしくお願いします!」と語ると、スクリーンには「ナナシス」のこれからを示す特報の数々が。“777☆SISTERS”の1stシングルが7月29日(水)にビクターエンタテインメントからリリースされることや、一迅社「まんが4コマぱれっと」でのコミカライズ、KADOKAWA「月刊コンプティーク」でのノベライズ、そして夏のコミックマーケット88への出展が発表されると、会場は大歓声に包まれた。
興奮冷めやらぬ中、ステージにはライブTシャツ姿の出演者全員が登場。水瀬が「皆さんといっしょにこの歌のタイトルを呼ぶ一瞬を、私たちは絶対に忘れません。『ナナシス』のスタートは、この曲から始まりました」と語ったラストナンバーはもちろん、はじまりの曲「Star☆Glitter」だ。出演者と客席が声をそろえたこの曲と、いつまでも続く出演者たちの「ありがとう」の声で、「ナナシス」の「H-A-J-I-M-A-L-I-V-E-!」は幕となった。【記事:WebNewtype】