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上坂すみれ「第二回 革ブロ総決起集会」レポート!

2月11日(火)、中野サンプラザで、上坂すみれさんの単独ライブ「第二回 革ブロ総決起集会-ファイナル-」が開催されました。

会場は“同志”こと上坂さんのファンで超満員。場内アナウンスの最後では、「イチ、ニー、サン」の掛け声の終りに合わせ「ダーッ」と会場が一体となって唱和し、テンションマックスでライブはスタートしました。

ステージのスクリーンには、中野サンプラザの解体の報にショックを受け、上坂さんが般若になってしまう映像が。そしてステージに目を向けると、般若の面を被ったダンサーたちが舞い、その真ん中を割って、上坂さんが登場! その姿を見た同志たちはゲバ棒ならぬペンライトを手にとり、客席を真っ赤に染め上げました。その興奮に後押しされるように、上坂さんはアップテンポナンバーの「パララックス・ビュー」、ミディアムで叙情的な「無限マトリョーシカ」「サイケデリック純情」など、バリエーション豊かなナンバーを披露していきます。

上坂さんが舞台袖にはけ、ステージにスクリーンが降下すると、そこには上坂さんが扮する80年代アイドルの“めろ坂みみみ”の姿が。雑然としたカメラを楽屋に招き入れためろ坂さんは、灰皿や百円ライター、仁丹など、楽屋にある物を次々と紹介。そして、自身のニックネームである“みみたそ”を元にした「あいうえお作文」を披露。会場の同志たちとともに、「み=民主主義はウソばかり」「み=民主主義はウソばかり」「た=耕せ! 愚民ども」「そ=そんなことよりCD買えよ」と声を揃えました。その後も、グッズを紹介したり、ケーキを食べたりと、ハイテンションのめろ坂さんだったが、着替えがあるということで、カメラを追い出します。

スクリーンが上がると、ステージにはLEDで飾り付けられた衣装を着ためろ坂さんが登場。「甘ったるいチョコレート」「キャラメル桃ジャム120%」「そとばの前で会いましょう」など、テレビアニメ「鬼灯の冷徹」の楽曲を披露。そして、今回のライブがDVD化されないから特別と前置きをしながら、テレビアニメ「中二病でも恋がしたい!」の「INSIDE DESTINY」やテレビアニメ「ファンタジスタドール」のテーマソング「今よ!ファンタジスタドール」を熱唱。レアな楽曲を聞くことができた同志たちは、ご満悦のようすでした。

めろ坂さんがステージを後にすると、再び上坂さんが登場。「我らと我らの道を」では「行進! 行進!」と声を上げながら客席を一周し、デビューシングル「七つの海よりキミの海」「げんし、女子は、たいようだった。」を立て続けに披露し、来場への感謝の言葉を述べてステージを後にした。

余韻が冷めやらぬ会場からは「アンコール!」の大合唱。その声に呼び込まれるように、2階客席から上坂さんが登場! 観客とコミュニケーションをとりながら、おみやげを配りつつ、アンコールのステージへ。「閻魔大王に訊いてごらん」「我旗の元へと集いたまえ」など疾走感あふれる曲を歌い上げると、メガホンを片手に「革命的ブロードウェイ主義者同盟」を熱唱。「解散!」と叫びを上げ、上坂は革命的ブロードウェイのステージを降りました。

それと同時に下りてきたスクリーンには、これまでの「革ブロ」の活動を振り返るVTRが。中野サンプラザの解体を受け、ファイナルとなるはずだった「総決起集会」でしたが、同会場の来年の存続が決まった模様。それにともない、2016年2月11日(祝)・12日(金)には2デイズライブが開催されることが発表されました。さらに、上坂さんのオフィシャルファンクラブ「コルホーズの玉ねぎ畑」が4月1日(水)から発足することも明らかに。再びステージに上がった上坂さんの目には、涙が浮かんでいました。そして、「愉快なクズどもの集い」と上坂が言う「革ブロ」の締めくくりとして、ロシア語で“万歳”を意味する「Ура」を三唱。ファンクラブ発足、そして来年の総決起集会に向けて、同志たちの結束を強化し、この日の集会は解散しました。

リンク:上坂すみれ公式サイト
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