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今夏は2度目のライブツアーを大成功の内に終え、9月25日(金)には劇場版「Wake Up, Girls!青春の影」の公開を控えるなど、今最も熱いアイドルコンテンツである「Wake Up, Girls!」。今回、劇中内bvex所属アーティストでもあるWake Up, Girls!から、片山実波役の田中美海さんに話を聞きました!
──初めてbvex…じゃない、現実のavexを訪れた時のことって覚えていますか?
田中:WUGのオーディションで、かつて青山にあった本社に行ったのはクリスマスの頃で、大きなツリーがあって警備員さんがいて緊張しました。(永野)愛理とまゆしぃ(吉岡茉祐さん)と並んで座って、私たちは最後まで残っていたので、夜のオフィスの空気がちょっと芸能界みたいでドキドキしていました。
──新曲の「素顔でKISS ME」はbvexらしい曲なんでしょうか?
田中:そうですね、今までのWUGとはちょっとイメージが違うんですけど、メンバーにもこの曲好きな子がいっぱいいます! ぜひ「素顔でKISS ME」を聴いて、チェキチェキしてみてくださいね! シアターのみ限定発売のBDのジャケットもそんな私たちを描いてますよ!
──ありがとうございます。この夏は2度目のライブツアーがありましたね。
田中:今年はライブ中心の、ライブらしいライブがコンセプトだったんです。8公演あるので私たちの成長を見せたいと思っていました。最初は歌って踊ることでせいいっぱいだったのが、最後の方はお客さんをきちんと見ることができるようになったかなと思います。お客さんにマイクを向けてみたり、自由に踊るパートでアレンジを入れてみたりの心の余裕ができました。
──各会場で印象になった楽曲や出来事は?
田中:よっぴー(青山吉能さん)と2人で新曲「プラチナサンライズ」を歌ったんですが、東京公演でかなり完成したかなって感覚があったんです。でも仙台では、もっと上に行きたいねと2人で話して、よっぴーはフェイクを入れたり、私はロングトーンを伸ばしたりいろいろ工夫をしました。その結果、仙台夜公演がいちばんいい出来で、これこそ「プラチナサンライズ」だと思えたのはうれしかったです。生のハモりは初めてだったんですが、私は主旋律でよっぴーがきれいにハモってくれたので、よっぴーにおまかせな感じでした。
──地方公演でおいしいものは食べましたか?
田中:福岡の水炊きですね! 出汁がすごくおいしくて、そこに鳥や野菜を順番に入れて。福岡はおいしいものがいっぱいでしたー! 仙台ではWUGの聖地のビジュウさんに行ったんですが、ワグナーさんが殺到してワッフルが売り切れちゃってたのは残念でした(笑)。
──この夏は「Fate/Grand Order」をプレイするためにiPad miniも買ったそうですね。
田中:買いました! 無課金なんですけど、☆5のエルメロイが出ました、かなりやりこんでます! 実は仙台公演前にそのグッズを届けていただいて、仙台公演はランサーパワーで頑張りました!
──ツアーで初披露した劇場版主題歌「少女交響曲」について聞かせてください。
田中:最初聴いた時は神秘的な曲だと思いました。完成した音を聴くと弦楽器が増えたり、ハモりが左右に分かれてきれいなハーモニーになっていたり、さらにすごくなっていてびっくりしました。少し大人になって成長したWUGちゃんの曲です。ライブではダンスの先生に「特別感のある曲にしてほしい」と言われたことをみんな意識していました。今までのどの新曲を披露した時よりも、いい心境とテンションで発表できたと思います。
──続・劇場版のアフレコはどうでしたか?
田中:7人いっしょのアフレコは久しぶりでした。山本(寛)監督に「7人の会話になってないぞ!」って言われると、私もやってやるぞーってなったりして。
──監督に睨み返すのは吉岡さんの担当だと思っていました。
田中:あははは(笑)。まゆしぃはわりとにらみ返してますね(笑)。私はどちらかというと「絶対次のテイクではOK出させてみせるぞー!」ってなるほうです!
──先輩たちのアフレコで印象に残ったことは?
田中:松田さんのとあるシーンがあるんですけど、浅沼さんがすっと自然に「その空間の空気」になっていたがすごいなと思いました。今回の続・劇場版では松田さんが奮闘してくれます!
──「青春の影」の見どころを教えてください。
田中:WUGの7人の会話を中心に、物語が展開していきます。私も何回か泣いちゃったんですが、実波ちゃんのあいかわらずなところと、大人になった7人がお互いのことを考えながら進んでいくところを見てほしいです。
──最後に今後の活動への意気込みをお願いします。
田中:WUGちゃんみんなそれぞれの活動をしているんですけど、やっぱりWUGがホームだなって思えるようにしたいし、WUGをやっている美海がいいなって言ってもらえるように頑張りたいです!
なお、9月10日(木)に発売された月刊ニュータイプ10月号の別冊付録movieNewtypeでは、久海菜々美役の山下七海さんがインタビューに答えつつ、裏表紙も飾っているので、このインタビューとあわせてご覧ください!【取材・文=中里キリ】