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3月26日(土)・27日(日)、東京ビッグサイトで開催されている日本最大級のアニメイベント「Anime Japan 2016」。26日のグリーンステージで、「夏目友人帳」のトークイベントが開催されました。
登壇したのは、主人公の夏目貴志を演じる神谷浩史さんと、ニャンコ先生/斑役の井上和彦さんの2人。前作「夏目友人帳 肆」の放送から4年、テレビシリーズ5期となる「夏目友人帳 伍」が、今秋に放送スタートするということで、作品の魅力や5期への抱負について語りました。
神谷さんは、数多くの作品に出演していますが、5期まで放送される作品にはなかなか出会えていないとか。4年ぶりの収録にあたって挙げた話題は「年齢」について。夏目は、17歳という若者ながら、落ち着いた少年。それだけに、若々しさを意識したキャラクターではないかもしれない、と役作りへの想いを述べました。
対して井上さんは、前作から4年も経っていることが信じられない様子。その場の空気を掻き回すのがニャンコ先生のテーマだとして、今作でもアドリブに対する意欲を示していましたが…これについては、神谷さんも言及。以前の収録で、井上さんのアドリブが激しすぎたというエピソードについて押し問答となり、客席からは笑いが起きていました。
続いて、他の出演者からのビデオメッセージも到着。田沼要役の堀江一眞さんが、ニャンコ先生のぬいぐるみを抱きながら5期決定の感想を語った他、名取周一役の石田彰さんが、作品の雰囲気やニャンコ先生のかわいさについてしみじみと語るなど、それぞれが作品に対する想いを明かしていました。
そして、6月29日(水)に発売されるBD-BOXが紹介された後は、これまでの放送からスタッフが選んだおすすめエピソードを上映。女性プロデューサーが挙げていたのは、、夏目が斑に、妖怪たちに名前を返すことをお願いする第1話の場面。「何度もチェックしていたのに納品時に泣いてしまった。みんな夏目が大好きなんだと思った」と語り、それを聞いた客席からは同意の拍手が贈られました。
ステージ終盤に差し掛かったところで、司会者から「神谷さんから重大なお知らせが」との報告が。この日、井上さんが62歳の誕生日を迎えたということで、神谷さんによる「せーの!」という合図と共に、会場中から「お誕生日おめでとう!」の大合唱が! このサプライズに井上さんは照れ笑い。5期の決定、そして井上さんの誕生日とおめでたい雰囲気のまま、楽しいステージは終幕となりました。
テレビアニメ第5期「夏目友人帳 伍」は、今秋から放送がスタートします。【取材・文=麻布たぬ】