5月3日(祝)から5日(祝)に徳島市で開催された「マチ★アソビVol.16」。4日の両国橋西公園では、「蒼の彼方のフォーリズム 全話放送してからが、本当の勝負。」トークショーが開催。追崎史敏監督、原作シナリオ担当の木緒なちさん、宣伝プロデューサー・岡和田一輝さん、アシスタントプロデューサー・粒来俊介さん、日本出版販売 ウキウキ研究所の西村和馬さんが登壇しました。
さっそくテレビアニメ全話終了を記念した乾杯が行われ、ほろ酔い気分でイベントはスタート。岡和田さんは「原作を知らない方は、美少女たちが男主人公とワイワイするようなゲームだと思っていたかも知れませんが、イントロダクションで『おや?』と思われた方もいるかも知れませんね」とニヤリ。
放送を終えてみて、改めて感想を聞かれると、追崎監督は「今回ほど絵コンテにエネルギーを費やした作品はないんじゃないかと思うくらい大変でした。ただ、ゲーム原作の方の想いを考えて、すごく頑張りました」、
粒来さんは「アシスタントプロデューサーとして、グッズの窓口だったり、ラジオを仕込んだりしました。しかし、みなさんの熱意が強く、どのように宣伝を展開していこうか迷ってしまったところがありました」、
西村さんは「私はもともと本作が好きで好きでたまらず、それが高じて作品を盛り上げるために協力させていただいたのですが(笑)、登場する技が実際にアニメで表現されていたのに感動しました」、
木緒さんは「親しい作家からは『原作とアニメは違うので難しい』と聞いていましたが、とてもアツい制作現場でした。アニメ側と原作側で激しいやりあいもありましたが、私はスタッフに対して何も言うことはありません!」とそれぞれの視点で振り返っていました。
プロモーションに関しての話題では「有坂真白のメガネ立て」や「こだわりの原画集」など、関連グッズを紹介され、さらに最新グッズの「みさきの抱き枕」も披露。細部までこだわりぬいた1品に、会場は大喝采でした。
続いては、2月27日(土Iに都内で行われた「振り返りトークショー」での「サイコロトーク」マチ★アソビ版。すべての目が「呟けないヤバイ話」で、観客からも爆笑が。
木緒さんからは「私はチラシのデザインも担当していたんですが、翌日に出さないといけないという非常にタイトなスケジュールだったのでして…。せっかく納期に間に合わせたのに、某クライアントが、とある声優さんと飲んでいることがわかり、怒り心頭でした(苦笑)」とタレコミが。
粒来さんからは「最終話の編集をしている時に、監督から『495カット』と言われて、戦慄を覚えました(深夜アニメの平均が大体350カットくらい)」といった裏話が打ち明けられ、客席から驚きと笑いがあがりました。
最後は、すっかり出来上がってしまった木緒さんの掛け声で、集まったファンと一緒に「1・2・3、フライ!」で締めました。【取材・文=ダンディ佐伯】