新作&おすすめアニメのすべてがわかる!
「月刊ニュータイプ」公式サイト
7月24日(日)に千葉・幕張メッセで開催された「ワンダーフェスティバル2016 夏」の「WONDREFUL HOBBY LIFE FOR YOU!!」ブースで、「霹靂布袋劇」と呼ばれる台湾の人形劇をもとに、虚淵玄さんが原案・脚本・総監修を務める「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」のステージが開催されました。
凜雪鴉(リンセツア)役の鳥海浩輔さん、殤不患(ショウフカン)役の諏訪部順一さん、狩雲霄(シュウンショウ)役の小山力也さん、捲殘雲(ケンサンウン)役の鈴村健一さんが登壇。ステージ上に主要キャラクターの人形が並び、以前別のイベントで捲殘雲の人形だけいなくて寂しかったという鈴村さんは特に感慨深い様子でした。
司会の鷲崎健さんに本作の魅力を聞かれると、鈴村さんと小山さんは人形劇という形態であることを挙げ、テレビなどで見なくなった今だからこそ注目してほしいとコメント。また、諏訪部さんは台湾の霹靂布袋劇に日本ならではの要素が盛り込まれた本作が文化交流の橋渡しになることを望みつつ、クオリティの高さにも注目してほしいと語っていました。
また、キャラクターごとに声優が決まっている本作に対し、台湾での一般的な霹靂布袋劇は台湾では一人の弁士が多くのキャラを担当しているとのこと。さらに、翻訳された台本をもとに台湾で操演されているので、それに合わせてアフレコする難しさなども語られました。
ここで、イベントならではのスペシャルコーナーとして、キャストが生アフレコを披露。人形劇で声をあてるのは普通のアニメよりも難しいと苦笑いの4人でしたが、小山さんのアドリブをきっかけに時おり脱線させて観客を笑わせつつ、見事に演じ上げました。
続いて最新のフィギュア情報として、「ねんどろいど 凜雪鴉」「ねんどろいど 蔑天骸」などを紹介。担当キャラクターが先陣を切ってフィギュア化されることの多い鳥海さんは、他キャラクターに続かせるためにも売れて欲しい気持ちを前面に出し、直前の「刀剣乱舞-ONLINE-」ステージに引き続き、宣伝担当として大活躍でした。
最後に、今後は虚淵さんらしい盛り上がりを見せるということをアピールし、ステージは終了しました。【取材・文=ダンディ佐伯】