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劇場アニメ「傷物語」シリーズの第2部「傷物語〈II熱血篇〉」が、8月19日(金)から全国で公開。初日舞台挨拶が、新宿バルト9で開催されました。
今回、ステージに登壇したのは、神谷浩史さん(阿良々木暦役)、櫻井孝宏さん(忍野メメ役)、神前暁さん(音楽)、久保田光俊プロデューサーの4名。
挨拶も早々に、本作収録時のエピソードを聞かれた神谷さんは、「役作りに関しては、今まで通り、原作を片手に台本を読み込み、セリフを覚えていったんですが、『傷物語』はテレビシリーズよりもナレーションやモノローグが少なくて…。その分、表情や仕草で感情を表現するシーンが多かったので、そこでどれだけ暦の心情をアプローチできるかを意識して演じました」と語りました。
一方の櫻井さんは、「メメも、テレビシリーズとは雰囲気の異なる表情や発言が多かったので、どうアプローチするべきか悩みました。特に難しかったのが、阿良々木くんをたしなめる時に使う『コラッ』というセリフですね。この一言をチョイスしたところに、2人の親密さが表れている気がします」とコメント。
また、当初の公開予定から大幅に遅れての上映となったことについて話が及ぶと、神谷さんは、「逆にここまで公開が延びたことで、原作の新刊やテレビシリーズの続編に触れることができ、阿良々木暦の内面や発する言葉の意味をより深く理解できました。2012年の時点で公開していたら、想像で演じるしかなかった部分も、別のエピソードを経験した上で演じられたので、リアルに表現できたと思います」と見解を述べていました。
現在公開中の「傷物語〈II熱血篇〉」に続き、第3部・完結篇「傷物語〈III 冷血篇〉」も2017年1月6日(金)に公開決定。全国の上映劇場で、限定特典付きの共通前売券も発売中です。【取材・文=ソムタム田井】
ソムタム田井