徳島を中心にしたアニメイベント「マチ★アソビ vol.17」で10月10日(祝)、アニメ「AKIBA'S TRIP - THE ANIMATION -」ステージイベントが新町川東公園で開催され、博史池畠監督と音響監督の納谷僚介さん、キャストより伝木凱タモツ役の石谷春貴さん、伝木凱にわか役の高野麻里佳さんが登場しました。
「AKIBA'S TRIP 徳島発キャスト発表」と題した今回のイベント。キャスト出演者は伏せられていましたが、イベント冒頭にさっそくキャスト発表が行なわれ、主役の兄・伝木凱タモツ役の石谷春貴さん、その妹・伝木凱にわか役の高野麻里佳さんがステージに登場しました。
石谷さんは本作品が初主演だそうで、有名な人気男性声優2人と最後まで競った後、将来性を買われて選ばれたそうです。“まりんか”こと高野麻里佳さんは同じく博史池畠監督作品の「それが声優!」にも出演しており、今回のマチ★アソビでは特に大活躍の声優さんです。
さらに本日公開のキャストとして万世架まとめ役の高橋李依さん、有紗・アホカイネン役長久友紀さんの名前が紹介されると、会場は微妙にザワザワ。しばらくしてから納谷さんが「『それが声優!』(のイヤホンズ)と同じ声優ですね」と言うと、会場からは(あ、それ言っていいんだ…)という空気が流れました。
実は女性キャスト3人と博史畠監督は、「それが声優!」とまったく同じ組み合わせ。何かつながりがありそうにも思えますが、何か意味があるのかは続報を待ちたいと思います。会場配布のフライヤーでは、「『それが声優!』のスタッフ&キャストがふたたび集結!」と書かれていました。
2017年1月にスタートするテレビアニメはゲーム版とは世界観は共通で、ゲームでおなじみのキャラクターがアニメにちらっと登場する可能性もあるようです。ステージでは、にわかが健康的な範囲でお兄ちゃんが好きなタイプの妹であることや、アニメ内でも秋葉原の完全再現に挑戦していることも明かされていました。許可が出た「とらのあな」などの一部店舗は作中に実名で登場するとのことです。
トークが盛り上がったのは「秋葉原といえば…?」という話題で、高野さんにとって秋葉原はおいしいお店がたくさんあって困ってしまう街、池畠監督や納谷さんにとっては(かつての)食べる店がほとんどないパソコンの街ということで、見事なジェネレーションギャップが生まれていました。
作品に登場するキャラクターは何かのオタクが多いことから、高野さんは乙女ゲーム好きな趣味を告白。人見知りの私に向こうから話しかけてくれて、みんなが私を愛してくれる、と乙女ゲームの魅力を訴えていました。アニメとゲームの世界線は一緒なのか、なんて質問がさらっと出てくるのは高野さんはアキバアニメ向きかもしれませんね。
石谷さんはこのアニメが決まる前からゲーム「AKIBA'S TRIP」を遊んでいたゲーマーとのことで、チュートリアル前にやられてしまった経験を明かして周りを驚かせていました。
テレビアニメ「AKIBA'S TRIP - THE ANIMATION -」は、2017年1月より、TOKYO MX・BSフジ・AT-X各局で放送予定です。監督によれば話が進むごとにどんどん面白く、どんどんおかしく?なっていく作品とのことなので期待したいですね。【取材・文=中里キリ】