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現在放送中のテレビアニメ「チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~」。1月7日(土)には「『チェインクロニクル~ヘクセイタスの閃~』上映版第1章 冒頭20分上映会&生コメンタリー&CASTトークショー」が開催され、大いに盛り上がりました。
上映会の終了後に行われた、小岩井ことりさん(ユリアナ役)・今井麻美さん(ミシディア役)・山田裕一さん(アニメ制作プロデューサー)によるトークショーのオフィシャルレポートをお届けします。
――第1章の冒頭20分をご覧になって、いかがでしたか?
小岩井:改めて映像がやっぱり凄いですね! 近年の作品で、こんなにたくさん動いて、迫力がある作品ってなかなかないぐらい、凄いですよね!
今井:映画館に第1章を見に行ったら、なんと入場者特典で(小岩井ことりさんが演じる)ユリアナが出たんですよ!(笑)。見終わって、自分がこの作品に参加していることに、誇らしい気持ちになりました。「ここのシーン、(作画の)描き込み凄くない?」って自慢したくなるぐらい、凄い完成度ですよね!
山田:冒頭の戦闘シーンや、アクションのシーンなどは、手書きのアニメーションと3Dが混ざっています。より効果的で、迫力ある映像を作りました!
――冒頭で、いきなり物語の鍵を握るピリカが消えてしまうという、“衝撃”の展開については?
小岩井:まさか、いつもゲームでもお世話になっていたピリカが“プチッ”となるとは思わなくて、正直ビックリしました!(笑)
今井:最初の10分で“あの大事な本”が破けるって、どうなるのかと! しかも、みんなのピリカがあんな酷い目に…。(台本の)ト書きを読んだ時に「おやっ?」と思ったんですけど、アフレコの時に映像を見て「ト書きより酷い!」って思いました(苦笑)。衝撃的な展開でした!
――物語が、主人公たちが負けたところから始まるという展開について
山田:いろんな案があり、どうしようかと悩みました。セガの松永さんにゲームのエンディングはトゥルーエンドで一番のグッドエンドです、というお話を伺いまして、もし主人公たちが負けてしまった場合、どの後どうなるのか? それをアニメでやってみたらどうかというアイデアが出てきたんです。今回のアニメの見どころのひとつです。
今井:アニメでは、主人公たちが負けるところから物語が始まるのが、他の作品と違いますよね。主人公のユーリが冒頭からボコボコになるし! 悩み系で、ちょっと頼りないリーダーというか…一方で、もうひとりの主人公・アラムが明るくて対照的ですよね。
――小岩井ことりさんへのお願いが…
今井:髪型をユリアナ巻きにしてほしいな!(笑)。それができるのは、ことりちゃんだけだと思うよ!
小岩井:ハイ! もしチャンスがあれば、やってみます!!(場内拍手)
――ゲームからアニメのキャスティングについて
今井:ゲームではひとりの声優が複数の役をこなしていましたが、アニメ化でどういう経緯でキャスティングされたんですか?
山田:最初は冗談交じりで、(ゲームのように、石田彰さんや小岩井ことりさんらが)「全部の役やる?」って言ってたんですけど(笑)、現実的にキャラクターの数が膨大で「これはできるだけ、ひとり一役で配役しよう」となりまして、スタッフの推薦ですとか、オーディションをやらせてもらい、アニメならではのキャスティングをしました!
――最後に、これからテレビをご覧になる皆さんへメッセージを
小岩井:「チェインクロニクル」は凄い素敵な作品になっています。テレビをご覧になっていただけると、劇場版の第2章も気になると思いますので、ぜひこちらも楽しんでください!
今井:急遽、素敵なイベントに參加させていただき、楽しかったです! ゲームのプレイヤーのひとりとして、楽しめるアニメに仕上がっていると思います。是非テレビも見てください!
山田:テレビでは、劇場版とは違うオープニング、エンディングになっております。熱い作品になっていると思いますので、テレビ、劇場版どちらもぜひお楽しみください!