ASMRシリーズ第一弾「彼ナビ」で最高の空の旅を満喫！　桧木浩一郎役・中井和哉インタビュー

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青二プロダクション×KADOKAWAによるASMRシリーズ第一弾「彼ナビ」が、今夏配信スタート！　とあるラグジュアリーツアーに参加する「あなた」を、中井和哉さん演じるパイロット・桧木浩一郎と、島﨑信長さん演じる専属アテンダント・佐倉悠斗が〝最高級のおもてなしフライト〟を届けてくれます。空を愛する職人気質のパイロット・桧木浩一郎を演じる中井和哉さんのインタビューをお楽しみください。

■桧木浩一郎役・中井和哉さん　インタビュー

——中井さんが演じるパイロット・桧木浩一郎のキャラクターデザインを見たときの印象や、役づくりで意識されたポイントは？
中井　立ち姿がとにかく格好いいですし、表情もキリッと引き締まって頼りがいがありそうな印象を受けました。キャラクターのプロフィールに「接客の経験があまりないので緊張している」と太字で特筆してあり、「なるほど、それがチャームポイントでもあるのか」と思いましたが、頭の隅に置きつつもあまり協調しすぎず、プロとしての彼を演じようと心掛けました。

——機長として最高のフライトをお客様にお届けする様子が描かれていますが、とくに印象的だったシーンや、アフレコのご感想をお聞かせください。
中井　浩一郎がお客様をコックピットに案内して、飛行機への思い、空を飛ぶという体験の素晴らしさを語るシーンが印象的です。自分の職業に対して新鮮な感動をずっと持ち続けられるのは幸せなことだと思います。収録自体も、機長とお客様の関係性や距離感を大切にしながら進めていき、ダミーヘッドマイクを使った作品としてはある意味新鮮だなあと思いました。

——ASMR作品ということで、劇中ではさまざまな音が登場します。中井さんご自身は、つい聞き入ってしまう音、癒やされる音などはありますか？
中井　蝉の声が好きです。多少うるさいかなと思うボリュームでも大丈夫です。ただしツクツクボウシ以外で。どこからともなく聞こえてくる高校野球中継の音とセットだと最高です。今どきあんまりないノスタルジックなシチュエーションではありますが。

——作中の「あなた」のようにリゾート地を訪れるとしたら、どんな体験がしたいですか？
中井　ありとあらゆるマリンアクティビティを体験したいです。ジェットスキー、ウェイクボード、バナナボート、パラセーリング、サップやカヤックとかも。ほかにもスキューバダイビングとか、ジェット水流で空に飛び上がるヤツとか、とにかく「おじさん、無理ですよ」と言われるまで。

——作中では、専属アテンダントの佐倉悠斗（CV：島﨑信長）とコンビを組んでいます。もし自分にも「専属○○○」が一日ついてくれるとしたら、どんなことをお願いしたいですか？
中井　「専属よろず相談人」。世界情勢からしょうもないネタまで、「あれはどういうこと？なんでそんなことになってるの？」という私のバカな疑問に答えてくれたり、ときには自ら「こんなこと知ってる？」と知的好奇心を刺激するような話をしてくれたり。あれ？　要はこれ、友達か（笑）。

——本作は「やすらぎの物語」がコンセプトのひとつですが、ご自身が最近ほっとやすらいだ瞬間や出来事、またはリラックスタイムにすることなどありましたら教えてください。
中井　地元にお気に入りの喫茶店があります。コーヒーもおいしければ、各種フルーツジュースもおいしい。サンドウィッチもピザもおいしい。騒々しくないけれど静かすぎもしない。上品だけど気取ってない。ここに憂いなく帰ってくるために、お仕事を頑張ろうと思えます。いろいろリセットする場所です。

——作品を楽しみにしているファンの方に、メッセージをお願いいたします。
中井　私が演じさせていただいた浩一郎にとっても、またこの作品全体にとっても、テーマは「皆さまにやすらぎをお届けすること」です。私たち声優陣の台詞だけでなく、飛行機の音や飲み物が注がれる音などとも協力しながら、皆さまを包み込めたらと思っています。

【取材・文：藤谷燈子】