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2025年1月12日、新潟県の越後妻有文化ホール 段十ろうで「温泉むすめ トークイベント in 松之山」が開催されました。
これは日本全国の温泉をモチーフにしたキャラクターと声を担当する声優たちが、全国の温泉地を盛り上げるプロジェクト「温泉むすめ」のイベントで、ご当地温泉むすめである松之山棚美役の石原夏織さんに、舘山寺萌湖役の豊田萌絵さんと芦原小梅役の相良茉優さんを加えた3人がトークを繰り広げました。
全2部にわたり行なわれたこのイベント、本稿では第1部のようすをお届けします。
イベントはまず「松之山温泉愛郷大使(松之山温泉の観光大使)」に松之山棚美が就任する式典からスタートしました。松之山のマスコットキャラクターである“ゆとっと”に見守られながら、松之山商工会の高橋主計会長から石原さんに任命証を授与されます。「温泉むすめ」にとって24人目の観光大使の誕生を目にして、豊田さんと相良さんは「私たちも(観光大使就任を)狙っていきたい」と意気込んでいました。
その後の就任会見では、そんな2人や観客からの質問に対し松之山棚美に代わって石原さんが回答。「松之山温泉愛郷大使になって何をしてみたい?」という質問に「松之山からぽか旦那、ぽか女将の輪を広げて、新潟県の大使を狙います」と野望を披露すると、「松之山温泉で一番買ってほしいものは?」という質問には「棚美がぶら下げてるメイクバッグ」と回答してすかさずグッズ紹介に持ち込んで、早速大使らしい務めを果たしました。
続いて行なわれたのは松之山温泉の歴史や名物の紹介コーナー。ここでも石原さんは温泉が美容にいい泉質のため棚美はコスメに詳しいキャラクターになったと語りつつ、彼女が持っているミストを自身も使用したことを明かすなど、松之山温泉愛郷大使の担当声優らしいトークを展開します。前日のロケを振り返る際には、豊田さんがお土産屋の十一屋商店について「石原夏織の店かなというくらいたくさんグッズが飾ってあるし、(石原さんの)曲がずっと流れている」とコメント。さらにロケ後の合流となった相良さんも「水が美味しいところはお酒も美味しい」ということでグイグイと日本酒を飲んだことを振り返り、笑いを誘っていました。
その後の「小正月の新奇祭!ぽか投げ!」は、松之山温泉で毎年小正月(1月15日)に行なわれる「むこ投げ」という風習にちなんだ企画。新婚の前年に結婚した初婿を高さ5メートルほどある境内から雪の斜面に投げ落とす……という奇祭にならい、今回は事前にXで集めたアンケートの結果を出演者が予想して当たった分だけステージ上から客席に松之山温泉の土産を投げられるという内容に。結果的には正解が連発し、客席に土産が次々に投げ込まれます。奇祭さながらの豪快な催しに出演者も大いに笑い、むこ投げと同じようにステージの上下を問わず固い絆が結ばれました。
発明家の舘山寺萌湖や面倒見のいい芦原小梅を交えて“松之山ビューティー相談室”が行なわれる「美は一日にしてならず」という朗読劇でひと笑いを届けたのち、イベントはエンディングに。相楽さんや豊田さんが自身の担当温泉地でもイベントをやってほしいと口にするなか、今回念願叶って松之山温泉に来られた石原さんは「温泉も最高、ご飯も最高な松之山温泉がもっともっと広がってほしい」と笑顔で語ります。そして「温泉むすめ」恒例の「チョイナー!」コールで第1部は締めくくられました。