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中国で制作され、日本で'20年に上映されて大きな話題となった劇場版「羅小黒戦記」の日本語吹替版。その続編となる劇場版「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」が11月7日より全国の劇場で上映されています。街で暮らしていた黒猫の妖精シャオヘイが、最強の執行人ムゲンと出会い、ともに未来を目指していく。「羅小黒戦記2」ではムゲンの弟子ルーイエが登場。人間と妖精の間で不穏な事件が起き、ムゲンがその容疑者とされてしまいます。シャオヘイとルーイエは師匠のムゲンの無実を晴らすべく、この事件の真相を探っていきますが……。はたして人間と妖精の関係はどうなるのでしょうか。ムゲン役を務める宮野真守にさんこの作品にかける思いをうかがいました。
――「羅小黒戦記」は'19年に上映を開始し、ロングラン上映された作品です。あれから5年、続編にどのようなお気持ちで挑まれましたか。
宮野 嬉しかったですね。前作のときにとても反響があったし、自分としてもムゲンはすごく思い入れのある役だったので。前作のときはじわじわと反響が広がっていく感じがあって、ファンのみなさまからもありがたいことばをたくさんいただけました。そういう声が高まったことで、今回の続編につながったのかなとも思うと、とても感激です。
――続編「羅小黒戦記2」では、妖精たちを支援する組織・会館が新たな舞台として登場します。シャオヘイ以外にもたくさんの妖精たちが登場しますが、妖精たちの世界にどんな印象をお持ちになりましたか?
宮野 「羅小黒戦記2」はキャラクターがすごく増えていて。そんな妖精たちはクセのある人しかいなかったので(笑)、彼らを今後ももっとたくさん見られる機会があればおもしろいなと思いましたね。
――前作でムゲンは黒猫の妖精シャオヘイと師弟関係となりました。本作でのふたりの変化や成長はどのように受け止めていましたか?
宮野 純真無垢な子どもって、大人のことを見抜くじゃないですか(笑)。シャオヘイが真っ直ぐすくすく育っていきているのは、ムゲンの愛情が真っ直ぐだからなんだろうなと。そんなシャオヘイの育ち方から、ムゲンの愛情を感じることができました。今回の作品ではそうやって周囲の人々の反応によって、ムゲンの人となりがわかってくる。ムゲンは人間でありながら妖精の執行人で、とても複雑な立場にいます。それでもムゲンのまわりにいる人間たちは、ムゲンに信頼や親しみを込めて声をかけてくれるんです。ムゲンは優しい人なんだろうなと感じますよね。
――ムゲンという人物に共感するところはありますか?
宮野 僕はいつも自分の目的のためにどう選択すればいいのか、冷静に判断するように努めているつもりではいるんです。ムゲンの慎重で思慮深いところには、とても共感します。彼はいま何が必要かをきちんと判断して動こうとしているんだと思います。
――「羅小黒戦記2」ではシャオヘイとムゲンを通じて、人間と妖精の関係を描いていきます。この作品のどんなところに注目していただきたいと思いますか?
宮野 「正義とは」「誰にとっての正義か」というテーマは、物語を描くうえでいつも大きな問いかけになっていると思います。僕もこれまでいろいろな作品でこのことに直面してきました。「羅小黒戦記2」においても、この問題に向かい合っている。作品に込められた強い思いを多くの方に見ていただきたいですね。そして、前作から5年という時間で、スタッフのみなさまが自らをスキルアップさせて臨んだであろう、大迫力の映像技術を是非、大スクリーンで堪能してほしいです!
「羅小黒戦記2」は現在全国劇場で公開中。“シャオヘイ”ラバーチャームがもらえる! 配布期間は12月6日(土)~12月12日(金)まで。
サイズ:約36㎜~40㎜
※お一人様1回のご鑑賞に対して1点のプレゼントとなります。
※来場者特典は数量限定の為、なくなり次第終了となります。
※特典は非売品です。転売、内容の複写・複製等は一切禁止となります。
※まれに傷や汚れがあるものがございますが、返品・交換は一切お受けできません。ご了承下さい。
※画像はイメージです。
12月10日発売のニュータイプ1月号にも宮野真守さんのインタビューが掲載! そのほか、木頭(MTJJ)監督×顧傑監督の対談、シャオヘイ役の花澤香菜さんのインタビュー、そしてシャオヘイとムゲンの描き下ろしイラスト掲載! どうぞお楽しみに。
【取材・文/志田英邦】
「羅小黒戦記2 ぼくらが望む未来」公式サイト
https://luoxiaohei-movie.com/2nd/
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