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©五十嵐正邦・講談社/「真夜中ハートチューン」製作委員会
歌手、声優、VTuber、アナウンサーをめざす女の子たちが集う楓林高校放送部。山吹有栖はWEBラジオ「真夜中ハートチューン」の配信者アポロを探して、この放送部にやってきました。はたして有栖は彼女たちのなかから「アポロ」を見つけることができるのでしょうか?
本日最終回を迎える「真夜中ハートチューン」からヒロインのキャスト陣が勢ぞろい。歌手をめざしている井ノ華六花役・瀬戸桃子さん、声優をめざしている日芽川寧々役・大久保瑠美さん、VTuberをめざしている霧乃イコ役・鈴代紗弓さん、アナウンサーをめざしている雨月しのぶ役・伊藤美来さんの4人が「真夜中ハートチューン」の魅力を語ってくれました。
井ノ華六花役・瀬戸桃子
日芽川寧々役・大久保瑠美
霧乃イコ役・鈴代紗弓
雨月しのぶ役・伊藤美来
——ヒロインを演じられる皆さんは「真夜中ハートチューン」という作品にみなさんはどんな印象を抱かれているのでしょうか?
瀬戸 恋愛と夢が描かれていて、さらにアポロの正体は誰なのかといった謎もあって、こんなにジューシーな作品は他にないなって思いました。原作はコマのひとつひとつがキラキラしているんですよね。漫画の時点で声や音楽が聴こえてくるような感覚があって。筆の線ひとつひとつに躍動感があって、漫画からキャラクターが飛び出してくるようでした。五十嵐正邦先生(原作者)が「この作品はアニメとなって声や音楽がついて完成する」とおっしゃっていたんですが、この活き活きした原作からどんなアニメが出てくるのかすごく楽しみでした。
大久保 私が最初に思ったのは、キャラクターがものすごく魅力的だなってことです。ラブコメ作品って、まず主人公に感情移入をしてヒロイン各自の魅力が見えてくると思うんですが、もしかしたら主人公が最推しになる可能性もあるんじゃないかと思うくらい魅力的で。ヒロインたち4人とも声を題材にした夢をもっているんですけど、それぞれがめざしている目標もキャラクターも違っていて、4人ともめちゃめちゃかわいいんですよね。ボケとツッコミの応酬であったり、ワードセンスがおもしろいので、漫画を初めて読んだときに「まだこんなにおもしろいラブコメがあるんだ!」と思えて、アニメ化にかかわることができて本当にうれしかったです。
鈴代 原作を拝見したときに、斜め上のラブコメが来たような感じがあったんです。ラブコメ作品って主人公のことを女の子たちみんなが好きになって恋愛模様が描かれるものなのかなって思っていたんですけど、この作品は女の子たちが主人公を雑に扱っていて。いい意味で親しみやすい関係性をつくっていくところが自分にとっては新鮮でした。アポロを探していくストーリーの中に恋愛要素だけでなく、夢を追いかけるところがいい感じに交差していくところがすごくおもしろくて。どこの軸をとってもパワーを感じる作品だなと思っていました。
伊藤 皆さんがいうとおり、どのキャラも濃いんですよね。有栖もヒロインの4人も濃くて記憶に残るところがすごくいいなと。ラブコメだけど、コメディ色も強くて、原作を読んでいるときは笑い転げながらページをめくっていた記憶があります。ヒロイン4人の絆が強くて、誰もがきっと4人を好きになる作品だなと思いました。
——放送部の4人のヒロインを導く主人公・山吹有栖を安田陸矢さんが演じています。安田さんが演じる有栖はどんな魅力を感じていますか?
鈴代 個性強いよね。
瀬戸 第5のヒロインっていいたいくらい本当に個性が強い。
大久保 出てくることばもすごいし。
鈴代 怖くない圧のかけ方がうまいなと思います。
瀬戸 有栖役を演じる安田(陸矢)さんは、有栖のように何度も何度もお芝居で挑んでいて、その姿がかっこいいんですよね。私は役に入り込むということが苦手で、理屈で考えて「こういうシーンだからこうやって言おう」と演技を考えているんですけど、安田さんは空間をつくってくださるんですよね。耳がキーンとなるくらい大きい声を出してくださって、その場の雰囲気だったりをつくってくださるので、私たちも「ここは楓林高校か?」という気持ちになれて。私自身も役に入り込むことができました。
大久保 私は有栖のしゃべり方はどうなるのかなって考えていたんです。安田くんには儚げでクールなイメージがあったので、どんな芝居をするんだろうと思っていたんですよね。そうしたら第1話のときから安田くんのお芝居の抑揚がすごくて。それがキャラ付けになっていて、アニメならではの有栖なんだなと感じました。アフレコ現場ではヒロイン役の4人(大久保、瀬戸、鈴代、伊藤)がわちゃわちゃしているので、安田くんはそれを一歩引いて見守っているような感じがあって。この作品の座長として現場をまとめてくれています。
伊藤 私はこの作品のオーディションを受けるときに、グループオーディションで安田さんと同じ組で受けていたんです。その時にお声を聞いて「うわー有栖だ」と思っていて。正直、この人が有栖役にならなくて、誰が有栖役をやるんだろうとまで思ったんです。だから、のちのち有栖役を安田さんがやることになったと知ったときは、やっぱりあのときの気持ちは間違っていなかったんだなと確信がありました。安田さんが演じる有栖は声に音圧があって、みんなを引っ張ってくれる感じがあるので、私もすごく演じやすい現場だなって思っています。
鈴代 私は安田くんと同じ事務所で同期なんです。デビューしたばかりのころは同期同士でみんなでご飯に行ったこともあって、前々から彼のことは知っていたんですけど、胸の内に熱いものを秘めているようなタイプでいつもは一歩引いて周りを見ているようなところがあったんです。だから、(大久保)瑠美さんがおっしゃっていたように安田くんはクールなイメージで有栖を演じるのかなって思っていました。そうしたら、今回は山吹有栖としてバーンと前に出てくるようなお芝居をされていて。有栖が周りを引っ張っていく感じは、きっと自分を焚きつけてやっているんだろうなと感じるんです。あと、安田くんは声に品があるなと思っていて、そういうところにも安田くんと山吹有栖がリンクしているようでグッときちゃいますし、なんか安田くんが主人公役を勝ち取ったんだなあと思うと、本当に感慨深いですし。同期とすてきな作品でごいっしょできるのが本当にうれしく思っています。
——さて物語はいよいよクライマックスへ。今後の「真夜中ハートチューン」で注目のポイントをお聞かせください。
瀬戸 実は(井ノ華)六花はまだ第10話の段階だと、まだ自分自身の悩みに向かい合っていないんですよね。山吹くんには自分の弱みを見せたくないと思っているし、ひょうひょうと私は大丈夫だからと言っている状態なんです。でも、放送部のヒロインたちが真っ向から頑張っている姿を見て、私もこのままじゃいられないと心の中で強く思い始めていく。その思いの変化と覚悟を後半の話数で見ていただけるとうれしいです。ぜひ、六花たちの夢を応援してください!
大久保 ここまでご覧になってくださった方は、きっとこの作品のテンポのよさやおもしろさ、キャラクターのかわいさに気づいてくださっていると思うんですが、やっぱり夢を追いかけることって、かっこよく見えるけれど、もがかないといけないし、つらいいことも大変なことも多い。キラキラしているだけじゃないんですよね。(日芽川)寧々もへたといわれて悔しい思いをしたり、いろいろな思いがあって夢をめざし続けている。そんな彼女たちがどんなふうに夢に向かってステップアップしていくのかを最後まで楽しんでもらって、原作を読んでもらいつつ、さらにその先をアニメで見ることができるのを願ってもらいたいと思います!
鈴代 きっと第10話までで学園ものならではのわちゃわちゃ感やコメディ感を楽しんでもらえているんじゃないかと思います。でも、その中で4人のヒロインは本気で夢をめざしていて、そこに向かう大変さをシビアでリアルな視点で描かれています。(霧乃)イコは第10話よりもちょっと前の話数でお当番回があったのですが、そこで自分の夢が明確になって、大きな一歩を踏み出すことができたところもありました。もし夢をめざしている方がこの作品をご覧になったら、きっと元気や勇気をもらえると思いますし、大人の方でも夢を追いかけることへの懐かしさや感慨深さを味わえると思います。いろいろなエネルギーをもらえる作品だと思いますので、ぜひ最後までお楽しみいただけるとうれしいです。
伊藤 原作をお読みになっている方は、今後どんな風に話が進んでいくのか気になっているんじゃないかなと思います。みんながそれぞれ自分の夢に向かって頑張っている姿であったり、それぞれの抱えている思いがこれからさらに描かれていくと思いますので、ぜひ最終回まで見守っていただけたらと思います。あと、アポロは誰か? 推理もまだまだはかどると思うので、いままでオンエアされた話数をもう一度見直していただいて、伏線を探してもらえるとうれしいです。この発言ってもしかして?と考えてもらえると、作品がより楽しめるんじゃないかなと思います!
【取材・文:志田英邦/写真:武田真由子】
■「真夜中ハートチューン」
●毎週火曜日夜11時より関西テレビ・フジテレビ系にて放送中
スタッフ:原作…五十嵐正邦 『真夜中ハートチューン』(講談社「週刊少年マガジン」連載)/ 監督…高橋雅之/シリーズ構成・脚本…菅原雪絵/キャラクターデザイン…下谷智之/サブキャラクターデザイン…保村成、染谷友梨花、菊池明紘、みき尾/色彩設計…ながさか暁/美術監督…三宅昌和/美術設定…上垣裕起子/撮影監督…廣島颯太(ゆめ太カンパニー)/撮影監督補佐…林昭夫/オフライン編集…丹彩子(グラフィニカ)/オンライン編集…クープ/3D・CG…野元力/3D・CGレイアウト…林亜美/2Dデザイン・UIワークス…ゆめ太カンパニー/音楽…高橋邦幸(MONACA)/音響監督…森田祐一/音響制作…月虹、INSPIONエッジ アニメーション制作…月虹/製作 『真夜中ハートチューン』製作委員会
キャスト:山吹有栖…安田陸矢/井ノ華六花…瀬戸桃子/日芽川寧々…大久保瑠美/霧乃イコ…鈴代紗弓/雨月しのぶ…伊藤美来/安藤檸檬…花澤香菜/アイコ…若井友希/百歳あお …東山奈央
リンク:TVアニメ「真夜中ハートチューン」公式サイト
TVアニメ『真夜中ハートチューン』公式X・@anime_mayochu