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2026年1月29日(木)より放送がスタートする「牙狼<GARO>」シリーズ最新作「牙狼<GARO> 東ノ界楼」。“黄金騎士ガロ“の称号をもつ主人公、道外流牙役の栗山航さん、久々に本シリーズに出演する莉杏役の南里美希さん。そして、本作より新たに登場するレクトル役のこだまたいちさん、エルミナ役の宮原華音さんが集結! 放送目前の今こそ知りたい本作の魅力を、メインキャストの4人にたっぷり語っていただきました!
――前作「牙狼<GARO>ハガネを継ぐ者」から2年、ファンにとって待望の“道外流牙シリーズ”の最新作となります。シリーズ初期は荒削りな印象があった流牙も、近年の作品ではすっかりベテラン戦士の風格が出てきたように思いますが、今回は……?
栗山 また違った流牙をお見せできると思うんですが、そう言い切ると語弊がある気もするんです。冴島鋼牙と比較するとわかりやすいのかな? 物語の中心人物として周囲を引っ張っていく鋼牙に対して、流牙はみんなの周りを動くタイプの主人公というイメージがあるんです。「ハガネ~」のときの白羽創磨みたいに未熟な騎士がいれば、どこか師匠っぽい立ち位置になるし、相棒の莉杏が出てくれば、あのころの流牙に戻れるというか。だから、新たなキャラクターであるエルミナとレクトルと接したとき、流牙がどう立ち振る舞うのか。そこが今回の見どころのひとつと言っていいんじゃないでしょうか。
“黄金騎士ガロ“の称号をもつ魔戒騎士、道外流牙
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
――南里さんは、「牙狼<GARO>神ノ牙-KAMINOKIBA-」以来の出演ですね。
南里 8年ぶりの莉杏なので、まずアクションできる体力が残ってるかが心配でしたね。前は20代でしたけど、もう30代後半だから魔戒法師なんかできるのかなって(笑)。でも撮影が始まったら、すぐ当時の感覚が甦ってきて、全く悩むことなくやれたのが自分でもけっこう驚きでした。
道外流牙を支える魔戒法師、莉杏
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
――こだまさんと宮原さんは、「牙狼<GARO>」シリーズ初出演となります。
宮原 いろんな人から「『牙狼<GARO>』とか出ればいいじゃん」って言われつづけてて、「そりゃあ出たいよ!」と思っていました(笑)。ずっと待ちわびていた出演でした。
こだま 僕は「牙狼<GARO>」のことを存じ上げなかったんですが、お話をいただいて初めて見てみたら、優等生が全然出てこないところが最高だなと。流牙にしたって今でこそ成熟してますけど、初期は荒くれ者だったし、いい子ちゃんじゃないところがおもしろい。莉杏もね、「自分の身を守るのも女の嗜み、でしょ?」っていうセリフが印象的で。ヨーロッパの詩人みたいなセリフでカッコいいですよね。
南方から来た魔戒法師、レクトル
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
龍族の魔戒法師、エルミナ
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
――予告編を見る限りでは、まだ2人の立ち位置が見えてこないですよね。特にレクトルは、敵か味方かすらわからない。
こだま 僕もいろいろお話したいんですけど、本当に敵か味方かっていうところまでしか現状では言えないんです。さっき栗山さんもおっしゃってましたけど、いかにレクトルが流牙を動かすかっていうところを注目してもらえたらなと思います。
宮原 もともと、莉杏と知り合いだったことはわかると思うんですが、流牙やレクトルとの関係性は今後の放送を見ていただけたらなと思います。ちょっとでもしゃべったら一気にネタバレになっちゃう気がする(笑)。
――そのぐらい物語の核心にかかわってくるということですね。ちなみに魔戒法師の衣裳はいかがでしたか?
宮原 最初に細かく確認してくださったので、そんなに動きにくいってことはなかったんですけど、鉄扇を使うのは初めてだったので、そこにいちばん苦労しましたね。ちょっとした角度で斬ったり弾いたりしてるように見えなかったりするし、とがったものを人に向ける怖さもありました。あと、そもそもすごく重いんです。
こだま レクトルに関しては、何を使って戦うのかも明かされてないので……。
南里 もう何もしゃべれない!(一同笑)
こだま 実は、あるものを使って戦うんですけど、衣裳にメチャクチャ引っかかるんです。その手のアクシデントはたくさんあって、衣裳部さんに都度縫ってもらってました。
――栗山さんはもう慣れたもんですかね?
栗山 そうですね。やっぱり扱いに慣れてるというのが大きいとは思いますけど、何となくここにコートが来るだろうなってことがわかったりするので、剣が引っかかったりすることはなかったかな。
こだま 失敗を衣裳のせいにしてる僕が恥ずかしいじゃん!(一同笑)
――莉杏は、作品によって髪型や衣裳が大きく変わるキャラクターですよね。
南里 髪色もカール具合も落ち着いた感じになってるし、衣裳も大人っぽくシックな感じになってます。最初のギャル時代から考えたら、もう別人ですよね。第三……第四形態くらいになってる。
栗山 形態って(笑)。
南里 莉杏に関しては、内面的な成長の度合いと見た目がリンクしていくっていうおもしろさがある気がします。
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
――今回は全編グリーンバックということで、大幅にスケールアップしたビジュアルが楽しめそうですが、演じる側としては大変だったんじゃないですか?
栗山 まあ、わりと昔から「牙狼<GARO>」はグリーンバック撮影が多かったですし、想像を膨らませて演じること自体は舞台とかでもやってることなので、特にやりづらさみたいなものは感じなかったんですけど、本当に1日もロケがなかったんです。たまにはロケバスに乗って、みんなでワイワイやりながら現場に向かって、お酒でも飲みながら帰りたいなと思ったことはありましたね。あと、今回は接地面の飾りとかもいっさいなくて、床も全部グリーン。そこはちょっとシビれました(笑)。
宮原 でも足場がフラットなおかげで、すごく動きやすくはあったんです。アクション練習のときは床でやっていましたけど、現場に行ったら砂利道で滑る、みたいなことがないじゃないですか。マットも敷けるし、もう何も考えずに思いきりやれるのはいいなと思いました。暑さや寒さがないのもありがたいなと。
こだま 僕はグリーンバック主体の撮影は初めてだったので、ちょっと錯乱状態になりかけました(笑)。撮影中は空調を止めてることもあって、空気はよどんでるし、周りはグリーン一色だし、だんだんと吸い込まれていくような感覚に陥ってしまうんです。これでNGなんか出したときには、自分がものすごくちっぽけな存在になったように感じるんですよ。個人的に「グリーンの宇宙」と呼んでるんですけど。
栗山 確かにリフレッシュするタイミングがないんですよ。
南里 時間の感覚もなくなっていくんですよね。すごい朝早くに入ったはずなのに、いつの間にか夜の9時になってた日もあったし。
宮原 あと、美希さんといえばランニングマシーン! けっこう練習してましたよね。
南里 してた、してた! グリーンバックだから、走るシーンではランニングマシーンを使ったりするんですけど、かなり前傾姿勢じゃないとナチュラルに見えないんですよ。常にこける恐怖と戦いながら走ってましたね。
――最大の見どころであるバトルシーンに関してはいかがですか?
栗山 鈴村(正樹)監督の色が強く出ていて、どちらかというとリアルファイトに近い雰囲気なんです。横山(誠)監督が撮ってた「闇照(牙狼<GARO>~闇を照らす者~)」の、ワイヤーを使って上からドーン!みたいな大がかりなアクションはなかったんじゃないかな? それよりも細かい、すごくコアなところを撮ってた感じがしますね。
宮原 あれ? 逆に、ほかの作品よりもワイヤーをいっぱいやりましたって言おうと思ってたんですよ(笑)。あとで映像を確認すると自分の考えてた動きと全然違うことが多くて、それでけっこう悔しい思いもしつつ、いっぱい練習させていただきました。
こだま 僕はアクション自体が初めてなので、ほかと比べたりできないんですが、鈴村監督は足の置く位置ひとつにもメチャクチャこだわってくださって、そこは苦戦したところであり、すごく勉強にもなりましたね。口癖のように「それだと弱そうだね」って言われてましたから。
栗山 口癖のように?(笑)
こだま そう。そのたびにグリーンの中でちっちゃく、ちっちゃ~くなっていきました(笑)。
――最後に、それぞれの視点から序盤の魅力をうかがえれば!
栗山 全編グリーンバックということで、今までの「牙狼<GARO>」にはなかった世界を築けていると思うので、まずそこを充分に楽しんでいただきたいです。高層ビルといった現実に存在するものが目に入らないことによって、より世界にのめり込めるようになってるんじゃないかなと。
南里 初めての試みだったみたいなんですけど、「牙狼<GARO>」の世界とかなりマッチしてたし、これまでとはけっこう違った印象を受けると思うので、フルCGの世界を楽しんでもらえたらと思います!
こだま 僕はホラーの造形に注目してほしいなと思ってます。メチャクチャ怖いなと思ったキャラクターもいたし、よく見るとかわいいヤツもいたし、それぞれの戦闘スタイルも随分違うんです。当然、彼らと相対する流牙も合わせてアクションが変化していくので、ものすごく見応えがあるはず!
栗山 それでいうと、実は今回のホラーは、いつもの定義からは少し外れた感じなんです。今までは人間の邪悪な心に取り憑くようなイメージだと思うんですけど、ちょっと違うんです。いかにも流牙シリーズという感じで、そこも見どころですね。
宮原 もう全部言われちゃった気がするけど(笑)、魔戒法師しかり、ホラーしかり、キャラクターそれぞれが全然違う戦い方をするので、そこを存分に楽しんでもらえたらうれしいです。
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
――皆さん、ありがとうございます。特に南里さんは、海外からのリモート参加ということでお手数をおかけました。
南里 いえいえ!
宮原 でも美希さんがいるだけで、やっぱり栗山さんの空気がちょっと違う気がする。
――どう違うんですか?
宮原 柔らかくなります(笑)。
栗山 全く自覚がない……というか、それだと俺が南里ちゃんのことが好きみたいじゃん!(一同笑)
南里 でも私も栗山さんがいたら安心しますよ。
栗山 まあ、それは本当にそうね。
南里 だって13年くらいの付き合いだもんね。もっと?
栗山 19歳からやってるから……もう15年目だよ。
南里 だから、幼なじみみたいな感覚だよね。
宮原 すてき!
こだま それがいちばんいい関係性ですよ。
栗山 確かにそうかも。そんな2人が久々にいっしょに戦うので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います!
© 2026「東ノ界楼」雨宮慶太/東北新社
【取材・文:編集部】
■「⽛狼<GARO> 東ノ界楼」
放送:TOKYO MX…毎週木曜 22:00〜/BS日テレ…毎週木曜 24:30〜
配信:GARO PROJECT公式YouTubeチャンネル、TVer、バンダイチャンネルほかにて配信
キャスト:道外流牙…栗山航/莉杏…南里美希/レクトル…こだまたいち/エルミナ…宮原華音/ヒデン…橘ゆかり/リセル…平岡明純/シエナ…窪田彩乃/ザルバ(声)…影山ヒロノブ
スタッフ:監督…鈴村正樹、木村好克、田口清隆/脚本…鴨義信、江良至/原作…雨宮慶太/製作・制作…東北新社/特別協力…サンセイアールアンドディ/エグゼクティヴ・プロデューサー…二宮清隆/プロデューサー…井野十兵、安養寺紗季/主題歌…JAM Project「ЯR-Fate of saviour-」
リンク:「⽛狼<GARO> 東ノ界楼」公式サイト
牙狼<GARO>シリーズ公式X(Twitter)・@garo_project
GARO PROJECT公式YouTubeチャンネル