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異世界の門を開こう!「異世界みゅーじあむ」内覧レポート

「異世界みゅーじあむ」が7月17日(土)から開催
「異世界みゅーじあむ」が7月17日(土)から開催

「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」といった、KADOKAWAの異世界作品4作品の合同展示会「異世界みゅーじあむ」が、EJアニメミュージアム(ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム3F)にて、2021年7月17日(土)より開催されます。オープンに先駆けて、7月16日(金)に行われた内覧会の様子をお届けします。

「異世界みゅーじあむ」とは、異世界のさまざまな魔法道具が収蔵されたミュージアムのこと。異世界の出来事を記録した魔導書「異世界の記録書」から、4つの異世界が空間再現されており、まるで作品の世界に入り込んだような体験ができるのが魅力の展示です。展示物に触れることはできないものの、展示会場内はすべて撮影可能となっており、作品の世界をじっくりと、様々な角度から楽しむことができます。また、各エリアの入り口には、タッチポイントが設置されており、入場時にもらえるQRコードをかざすと、ランダムでキャラクターたちのボイスも聴くことができます。

「異世界みゅーじあむ」エントランス
「異世界みゅーじあむ」エントランス


来場者を一気に異世界に引き込んでくれるのが、「異世界みゅーじあむ」のエントランスにあるプロジェクションマッピング。たくさんの魔導書が並ぶ部屋に入ると、そこには桜の模様の魔方陣が描かれた一冊の魔導書が。魔導書を包む紫煙やきらめく光の粒が、目の前に広がります。さらに本棚全体が大きく動き出すと、「この世界へおいでよ」と誘うように降ってくる魔導書たち。気が付いたころには、来場者はもう異世界へと足を踏み入れているのでした。

展示は4作品それぞれのエリアに分かれています。1つめ目のエリアは、「オーバーロード」。戦闘メイドチーム“プレアデス”の面々と、リーダーであるセバスのスタンディが来場者を出迎えてくれます。振り返るとそこには深紅のじゅうたんが。そこは「玉座の間」となっており、見上げた先には、アインズ・ウール・ゴウンの等身大立像が、スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウンとともに来場者を見下ろしています。奥には、見る位置によって表情が変わるアルベドとシャルティアの二面性を表現した立体の壁や、ハムスケの巨大もふもふレリーフも!

「異世界みゅーじあむ」『オーバーロード』よりアインズ・ウール・ゴウン等身大立像
「異世界みゅーじあむ」『オーバーロード』よりアインズ・ウール・ゴウン等身大立像

 

異世界みゅーじあむ」『オーバーロード』より もふもふのハムスケ
異世界みゅーじあむ」『オーバーロード』より もふもふのハムスケ


2つ目のエリアは「この素晴らしい世界に祝福を!」。色とりどりのフラッグが飾られたアクセルの街が、冒険者たちを歓迎してくれます。このエリアの見どころは、アクアを飲みこんだジャイアントトードに、爆裂魔法を放つめぐみんの等身大立像! アニメの音声や効果音、オリジナルの映像による演出がたまりません。めぐみんの立像は、衣服のシワや杖のはためきなども忠実に再現されているので、じっくり眺めてみて。ちなみにめぐみんを応援するカズマとダクネスのスタンディは、今回のための描きおろしです。さらにアクセルの街を進むと、冒険者ギルドも発見。ジャイアントトードやキャベツを使ったおいしそうな料理とシュワシュワが、冒険者たちを待っています。

「異世界みゅーじあむ」『この素晴らしい世界に祝福を!』より爆裂魔法を放つめぐみんの等身大立像
「異世界みゅーじあむ」『この素晴らしい世界に祝福を!』より爆裂魔法を放つめぐみんの等身大立像

 

「異世界みゅーじあむ」『この素晴らしい世界に祝福を!』よりアクセルの冒険者ギルド
「異世界みゅーじあむ」『この素晴らしい世界に祝福を!』よりアクセルの冒険者ギルド


3つ目のエリアは、「幼女戦記」。黒一色の世界に勇気を出して踏み込むと、目に飛び込んできたのは、存在Xと宙に浮かぶターニャ。アニメ第3話での存在Xとターニャの対話を再現したセリフが壁や床に広がっています。アニメの劇中でたびたび登場した帝国の会議室を、廊下から格子越しに覗くことができる再現展示は、ついつい息をのんでしまうはず。このエリアで特に注目なのが、ターニャの自室を再現した展示。ターニャの魔導半自動小銃や魔導師用軍服(魔導具装着)、アンソン・スーの魔導短機関銃を、等身大で制作しています。さらに、大型スクリーンに、ターニャが劇中で見てきたさまざまな戦いや日常風景が、彼女の瞳の中に投影される映像展示も。過酷な世界に没入すること間違いなし!

「異世界みゅーじあむ」『幼女戦記』より帝国会議室
「異世界みゅーじあむ」『幼女戦記』より帝国会議室

 

「異世界みゅーじあむ」『幼女戦記』よりターニャ魔導師用軍服(魔導具装着)
「異世界みゅーじあむ」『幼女戦記』よりターニャ魔導師用軍服(魔導具装着)


最後のエリアは、「Re:ゼロから始める異世界生活」。ロズワール邸の扉を開けると、そこには禁書庫のベアトリスやラムとレムがいるキッチンが。今回のためにオリジナルで仕立てたというラムとレムのメイド服の展示は、細部までこだわりがつまったクオリティの高さとかわいさで、目が釘づけに……! すっかり心がときめいたところで、ふと白い壁に現われるのが「好きだよ エミリア」というスバルの言葉。そこには、1st seasonの最終話(第25話)の名シーン“エミリアに膝枕されたスバル”を等身大サイズで再現した立像が――。フリューゲルの大樹そばの丘の幻想的な光景や、優しく見つめ合うふたりのあたたかい空間に、心が洗われます。最後は、2nd seasonの舞台となる「聖域」が再現された幻想劇な空間へ。映像投射や、キャラクターたちを通して振り返る演出に引き込まれます。

「異世界みゅーじあむ」『Re:ゼロから始める異世界生活』よりラムとレムのメイド服イメージ展示
「異世界みゅーじあむ」『Re:ゼロから始める異世界生活』よりラムとレムのメイド服イメージ展示

 

「異世界みゅーじあむ」『Re:ゼロから始める異世界生活』よりスバルに膝枕をするエミリア
「異世界みゅーじあむ」『Re:ゼロから始める異世界生活』よりスバルに膝枕をするエミリア

すべてのエリアを巡った後は、再び魔導書の前へ。1ページごとに思い出を振り返りながら、その記録の書を閉じ現実世界へと戻るのでした。

【取材・文・写真:実川瑞穂】

■異世界みゅーじあむ
会期:2021年7月17日(土)~2021年9月26日(日)
会場:EJアニメミュージアム(ところざわサクラタウン 角川武蔵野ミュージアム3F)
時間 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00/入館締め切りは閉館30分前)
主催:株式会社KADOKAWA、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社、株式会社角川メディアハウス
協賛:MASS FOR THE DEAD、株式会社セガ、サミー株式会社、セガプラザ、SHIBUYA SCRAMBLE FIGURE、株式会社ドコモ・アニメストア

リンク:「異世界みゅーじあむ」公式サイト
    公式Twitter・@IsekaiMuseum

(C)丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会
(C)丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード2製作委員会
(C)丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード3製作委員会
(C)2016 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば製作委員会
(C)2017 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/このすば2製作委員会
(C)2019 暁なつめ・三嶋くろね/KADOKAWA/映画このすば製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活1製作委員会
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活2製作委員会
(C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/幼女戦記製作委員会
(C)カルロ・ゼン・KADOKAWA刊/劇場版幼女戦記製作委員会
(C)2021 異世界みゅーじあむ KADOKAWA

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