10月のイベントでは新曲の初披露も！ 【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」陳内将インタビュー

和合真一さん、木津つばささん、佐奈宏紀さん、加藤将さん、陳内将さんら人気俳優が「うたのおにいさん」となり、次元を飛び越えて活躍する姿を描く【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」。番組で見せる表の姿とバックステージでの素顔、それぞれが抱える葛藤とともに描かれる青春群像劇が人気を博しています。そんな彼らが一堂に会するイベント「出張！うたってにこりん☆お遊戯会」が、10月2日（土）、東京・有楽町よみうりホールにて開催決定！ イベントでは全員歌唱の新曲「これからの君たちへ」のフル尺を初披露予定となっています。WebNewtypeでは撮り下ろしショットとともに、全3回に渡り、うたのおにいさんを演じる5人のインタビューをお届けします。第３回は愛宕金太郎役・陳内将さんの登場です。

——作中では現代風にアレンジされた新感覚の童謡や寸劇といった教育番組パート、うたのおにいさんたちの素顔に迫るドラマパートなどさまざまなことに挑戦されています。撮影当時を振り返られていかがですか？

陳内将（以下、陳内）　短期間での撮影だったこともあって、スタッフ・キャストと、いい意味で密な時間を共有できたなと思います。あたごおにいさんとしてなのか、僕自身がお節介なのかわからないんですけど、撮影が終わった今も何となくみんなのことが気になっちゃうんですよね。ひかりおにいさん役のつるの剛士さん含め、みんなのＳＮＳを見て「あ、元気にしているな」って思ったり。10月に開催されるイベントではうたのおにいさん５人がそろいますし、つるのさんを公にイジれる貴重な機会でもあるので楽しみです（笑）。

——昨年12月にYouTubeでの配信が始まり、今年４月にはＴＶ放送もありました。うたのおにいさんを演じられてから約７ヶ月経ちますが、陳内さんのもとにはどんな反響が寄せられましたか？

陳内　ちょうど２歳ぐらいの甥っ子がいるんですけど、YouTubeで配信された動画を兄が見せたんですね。甥っ子が番組を見ながら踊る姿に、「うたのおにいさんしてるわー、自分」と急激に実感が湧きました（笑）。番組タイトルにも「教育番組パロディショー」とあるぐらいですし、撮影時の感覚としてはうたのおにいさん〝風〟だったんですよね。でも配信開始後に、動画を見てくださったお客さまたちからの「あたごおにいさん」や「金太郎おにいさん」宛のコメントを読んで、本当にうたのおにいさんになったんだな、ファンの方やお子さんたちが僕をおにいさんにしてくれたんだなと身にしみました。

——不知火たまき役・木津つばささん、木坂樹里役・加藤将さんからは、「子役の女の子たちをときめかせていて、あたごおにいさんそのものだった」とのお話も伺っています。

陳内　えっ、そうだったかな？　自覚ないな（笑）。撮影現場では素直でパワフルなの子たちと接しながら、大人としての距離感であったり、この年齢になったからこその新しい発見があったなと思います。「あたごおにいさんとえいごで遊ぶ」のコーナーに関しては、ほぼほぼアドリブでしたしね。読めないお子さんたちのリアクションに瞬発力で応えながら、おにいさんたちがどうにかこうにか台本の流れに戻していくという挑戦の場でもありました。

——全員歌唱の新曲「これからの君たちへ」の第一印象はいかがでしたか？

陳内　サビの盛り上がりどころで「月火水木金　土日」という歌詞をもってくる、それも４連発で押し切れるパワーは、「うたってにこりん☆」だからこそだと思いました。聴いてくださる方もすごく楽しいと思うし、僕も歌っていてとても楽しいです。ほかの作品の休憩時間にもつい口ずさんでいて、現場で一緒のたまきおにいさん役のつばさから「それ、うたにこ！ あたごおにいさんが出てる、出てる」って言われました（笑）。歌詞もドラマパートで描かれたやりとりを思い出させてくれて、ぐっとくるものがあるんじゃないかな。日曜日を担当するおにいさんの座をめぐって５人それぞれの思いが交錯していたけど、いつのまにか５本の矢になり、みんなで一緒に土日へと向かっていく姿が描かれているんですよ。全員歌唱曲ということで、月曜日担当のせんじおにいさんから始まって金曜日であたごおにいさんが一旦締めて、また５人で土日に向かっていくリレーションも含めて素敵だなと思います。

——新曲は、10月に開催される「出張！うたってにこりん☆お遊戯会」にて初披露となります。当日はどんなイベントになりそうですか？

陳内　どうなるんだろう？ イベントは昼の部が「for Children」、夜の部が「for Adult」というサブタイトルがついているんですけど、何がどうアダルトなのか想像つかなくて（笑）。ある種、ここまでの集大成という要素も含んでいると思いますし、何よりあたごおにいさんとして初めてお客さんの前でパフォーマンスする機会になるので、めちゃくちゃ楽しいイベントにしたいです。

——最後に、「WebNewtype」読者へのメッセージをお願いします。

陳内　「家に帰るまでが遠足」という言葉もありますが、「夜の部〜for Adult〜」に関しては、家に帰るまでどころかあなたが寝るまでがイベントです（笑）。横になってまぶたを閉じても脳裏にあたごおにいさんがよぎり、あわよくば夢の中にも出てくるくらい楽しんでもらえたらうれしいです。

【取材・文：藤谷燈子、撮影：池上夢貢】