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放送終了後もライブイベントを通して人気を獲得してきた、TVアニメ「アイドルタイムプリパラ」の男性アイドルチーム「WITH」の舞台が、12月10〜12日にZepp DiverCityで上演されます。主演は、TVアニメでも同役の声優を務める夢川ショウゴ役の山下誠一郎さん、三鷹アサヒ役の小林竜之さん、高瀬コヨイ役の土田玲央さん。舞台のために書き下ろされた「WITH」のオリジナルストーリーとともに、ライブパートでは新曲も披露されるということで、「やる気! 元気! 刺激的!」な3人に舞台の意気込みを語っていただきました。
――舞台化決定のお話を聞いたときは、どんな気持ちでしたか?
土田 あまりにスピード実現でしたので、非常にびっくりしました。
山下 僕も驚きました。でも、これまで「WITH」として、与えられた高いハードルを乗り越えてきましたので、今回もまた3人が力を合わせればできると思いますので、すごく楽しみですね。
小林 まさか声優である自分たちが、そのままキャラクターの役で舞台に立つことは想像していなかったので、驚きました。声のお芝居だけでなく、全身でキャラクターを演じられるという新しい経験に、わくわくしています。
――舞台の見どころを教えてください。
土田 男プリの暗部「ダンプリズン」に存在するヤミプリのアイドルであるシンヤとウシミツが、コヨイや「WITH」にどう関わってくるのかがポイントです。かつてヤミプリに身を置いていた者として、コヨイがシンヤとウシミツと「WITH」を繫ぐ架け橋になれたらいいなと思っています。
山下 TVアニメの監督を務めた森脇真琴さんや、脚本家の土屋理敬さんが監修として参加していることで、〝プリパライズム〟が存分に感じられるストーリーになっていると思います。お笑い要素や「プリパラ」らしい奇想天外な展開が、三次元でどう表現されるのかを楽しみにしていてください。
小林 舞台では、「WITH」の日常が初めて披露されます。ショウゴ、アサヒ、コヨイの会話のテンポや雰囲気から、3人のチームワークや絆を感じ取っていただけると思いますので、ちょっとした動きも見逃さずに見てもらえたら、うれしいです。
――舞台だからこそ注目して欲しい、キャラクターの魅力は何ですか?
土田 今までのライブも、高瀬コヨイとしてステージに立っていましたので、舞台でも高瀬コヨイとして立ちたいと思っています。歌っていないときのコヨイは、こんなふうに過ごしているんだというのを、僕を通して感じていただけるとうれしいですね。
山下 「WITH」のキャラクターは、森脇監督や脚本家の皆さん、そして演じている僕たちが協力して、ライブの朗読劇やドラマCDなどで少しずつ作り上げてきました。今回の舞台でも、14歳にして天性のアイドルであるショウゴの魂を自分に入れることで、共演者や観客の皆さんといっしょに、ショウゴというキャラクターをつくり上げていけたらいいなと思います。
小林 アサヒは、舞台になっても相変わらず元気いっぱいで、仲間思いで熱い男です。ですから、元気を絶やさず演じたいですね。アフレコでは、3人横一列に並んでマイクに向かっていますが、舞台での演技となると、お互いの顔や仕草を見ながら向き合う形になると思うので、3人がどんなふうにコミュニケーションを取るのか、舞台ならではの動きに注目して欲しいです。
――男プリならではの魅力を、舞台ではどう表現していきたいですか?
土田 シンプルに男臭さです。女の子の「プリパラ」よりは、ちょっぴり物騒になるかもしれませんが(笑)、そのバイオレンスなドキドキも含めて楽しんでいただければと思います。
山下 男プリといえば、「いいぜ!」の雄叫びが響き渡る場所。劇場では皆さんの歓声を聞くことは叶いませんが、心の中で熱く滾る思いを全身で表現していきたいです。
小林 そうだね!
土田 男プリトップアイドルの「WITH」の姿というのを、一番に意識して演じたいです。それを実践することで、熱量や男子ならではのプリパラの魅力を出せると思っています。あとは、「WITH」以外にも男プリのアイドルたちが出演するので、そこもお楽しみに。
山下 戦国武将が転生した「カーネーションズ」と共演してみたいですね。
小林 ドラマCDにも登場したよね。
土田 どんなヤツでもかかってこいです。主役は「WITH」ですから。
――楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。
山下 ショウゴは、アニメでもライブでもアサヒとコヨイに支えられてやってきました。正直どうなるのか、本番の舞台に立ってみないとわからない心境ではありますが、これまでの経験値をすべて演技に注ぎ、最高の舞台にしたいと思っていますので、応援よろしくお願いします。
土田 僕はシルエット的にはコヨイと同じなので、コヨイのあんなところやこんなところに期待して見てください。
小林 「WITH」は、応援してくださるファンの皆さんのおかげで少しずつ成長し、遂に舞台に立てるまでになりました。今まで応援してくださったファンの皆さんにはもちろん、プリティーシリーズのファンの方や、舞台で初めて「WITH」を知る方も楽しめる舞台にしたいと思っています。個人的にも、アサヒとしてステージの上を目一杯、元気に駆け回りたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
【ライター:中村美奈子、 カメラマン:池上夢貢】