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U-17W杯 決勝戦! ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stageゲネプロレポート

ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stage が10月2日(金)、東京・Kanadevia Hallで開幕! 許斐 剛氏による原作マンガが今年8月に最終回を迎えたことも記憶に新しいなか、“新テニミュ”もついにファイナルを飾ることに。本稿では公開ゲネプロとあわせ、6年間に渡って越前リョーマ役を担ってきた今牧輝琉さんたちが登壇した会見レポートの模様をお届けします。


ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stage キービジュアル


ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stageの幕開けを飾るのは、上島雪夫さん演じる越前南次郎、岸 祐二さん演じる三船入道による自由すぎるラリー。これまでの道のりに思いを馳せる2人を呼び水に、2020年に開幕したミュージカル『新テニスの王子様』The First Stageから、ミュージカル『新テニスの王子様』The Fifth Stageまでの名試合の数々をプレイバック! 選手たちが一球一球にこめた熱にあおられ、冒頭から一気にボルテージが上がっていきます。

第一幕ではS1(シングルス1)の試合が描かれ、日本代表の徳川カズヤvsスペイン代表のアントニオ・ダ・メダノレが激突。最強の矛と盾を獲得した2人が文字通り死闘を繰り広げ、手に汗握る展開が続きます。

血のにじむような努力を重ね「義」で世界を獲ると誓う徳川を演じるのは、ミュージカル『新テニスの王子様』The First Stageより同役を担う小野健斗さん。岡本悠紀さん演じる鬼  十次郎、泰江和明さん演じる入江奏多とともに、いつか交わした「男の約束」に改めて誓いを立てる力強い歌声は聴く者の心を揺さぶります。




迎え撃つアントニオは、深みのある歌声と表情豊かなダンスで「スペインの至宝」を体現する當間ローズさん。今作では當間ランさん演じる“もう一人のメダノレ”、そして徳川の運命が交錯した瞬間も明らかとなり、双方の決して譲れない想いが浮かび上がります。

仲間たちからのエールに力をもらいながら「義」を貫かんとする徳川、圧倒的な強さを誇るもチームメイトたちの声援に背を向けるアントニオ。対照的な両者が正面からぶつかり合うことで生まれた嵐により、テニスコートという大海原は大いに荒れ、混乱と熱気が会場中に広がっていきます。

恒例のベンチワークも、両陣営とも試合の展開に呼応して熱気は高まるばかり。佐々木 崇さん演じる“お頭”こと平等院鳳凰を筆頭に、どんなに劣勢でも徳川を信じて声援を送り続ける日本代表。スペイン代表も古谷大和さん演じるフリオ・ロマンを中心に、心からアントニオを応援し、決してあきらめずに鼓舞し続けます。選手一人ひとりにドラマがあり、テニスにかける想いがある——。そんな「テニスの王子様」の魅力がギュッと詰まったシーンでもあり、役を生きるキャスト陣の情熱を垣間見ながら、観客もよりいっそう試合に没入させられます。





第二幕はエキシビジョンマッチとして、リョーマとリョーガによる「兄弟」対決が実現。しかしリョーガは対戦相手の能力を喰らい、奪われた選手は技のみならず、自身のテニスをも失いかねないという危険なプレイヤーでもありました。それでもリョーマは一歩も引かず、これまでのテニス人生を賭けて挑みます。

リョーマを演じる今牧輝琉さんは、リョーガ役の井澤勇貴さんを「役者としても大きなものを教えてもらったお兄ちゃん」と呼ぶ間柄。そんな兄を相手取り、“新テニミュ”の座長として、唯一無二の越前リョーマとして駆け抜けてきた6年間の集大成をぶつけます。先輩や仲間に触発されながら進化し続けてきたリョーマと同じく、ステージごとにパフォーマンスを磨き、そしてさまざまな人の想いをつないできた今牧さん。彼が演じるリョーマの一挙手一投足に目が釘付けになり、心からワクワクさせられるたび、この体験こそが「テニスの王子様」なのだと実感させられます。




対する井澤さん演じるリョーガは、まさに「天衣無縫の極み」のような芝居で、観客を心の底からワクワクさせるようなドラマを展開。自然体でありながら卓越した歌とダンスもあわさって、スペイン代表から「天才異端児(ヘニオエレヘ)」と呼ばれる逸材であり、なによりリョーマの兄なのだという“説得力”に深みが増すばかり。ファンも待ちわびた兄弟対決が、今牧さんと井澤さんという最高のキャストを得て描かれる瞬間をお見逃しなく!



公開ゲネプロに先立って行われた会見では、カンパニーを代表して越前リョーマ役の今牧輝琉ら5名が登場。今作にかける意気込みや、見どころについて語られました。


ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stageゲネプロ会見

ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stageゲネプロ会見


■越前リョーマ役:今牧輝琉

——本作でThe First Stageからの6年間の歴史もフィナーレを迎えます。The Final Stageの初日を迎えたお気持ちは?

今牧:場当たりを終えて稽古場とはまた違うことが見えてきています。これまではどこか地に足がついていない感じがしていて、自分自身ファイナルということが寂しくて目を背けていた部分がありました。いざ初日を迎えてみると、やっぱりいつも通りに楽しみたいですし、皆さんも寂しい気持ちはあるかと思いますが明るく終われたらいいなと思います。緊張していますが、一生懸命出来ることを精一杯やって、6年間の新テニミュの軌跡を皆さんにお見せできればいいなと思います。

——兄リョーガとの真剣勝負が描かれますが、見どころはいかがでしょうか?

今牧:(新テニミュでは)The Second Stageでリョーマとリョーガは出会いましたが、これまでの思い出はたくさんありますし、役者としても大きなものを教えてもらったお兄ちゃんに、徳川カズヤのセリフにありますが、「あなたを倒すことが恩返し」だと信じて演じようと思います。今回は特に、単純なテニスの応酬ではなく、それぞれの思いや背負ってきたもの、過去など人間ドラマが炸裂します。リョーガとの試合は家族の物語やリョーガがどれだけ苦しんできたかを描いています。

——観劇されるお客様にメッセージをお願いします。

今牧:新テニミュが始まってから、これまでの公演が鮮明に思い出せるくらい1つ1つが濃い6年間でした。今回出演しているキャストだけではなく、この6年間一緒に戦ってきた先輩、仲間たちがたくさんいます。その全員の思いを背負って必死に戦いたいなと思っています。お客様にはリョーマのように希望を与えて、明日も頑張ろうと思ってもらえるような公演にしたいです。ファイナルは寂しいかもしれませんが、それ以上に楽しませる自信があるので、ぜひ僕たちの6年間の集大成を見届けていただきたいです。

■徳川カズヤ役:小野健斗

——The First Stageから出演されていますが、お気持ちは?

小野:始まった当初を思い返すと、その一瞬を生きて、ボールを追いかけていくのに必死でThe Final Stageが来るなんて一ミリも思うことはありませんでした。でも、時の流れは早くて、ついに本当に最後が来てしまうのかという寂しい気持ちもありますが、今まで一緒に戦ってきた仲間たちの想いも載せて楽しく演じていきたいなと思っています。

——優勝をかけた頂上決戦、前作に続きメダノレとの試合がありますが、見どころを教えてください。

小野:各セクションの素晴らしい技術を使った異次元のテニスがみられるというのもそうですし、僕としては徳川の背負っている技能、心や恩返しといったところが物語にどうやってドラマを生んでいくのかというところを見ていただけたら嬉しいなと思います。

■アントニオ・ダ・メダノレ 役:當間ローズ

——The Fourth Stageの出演から3作品目となりますが、作品が完結を迎えるお気持ちは?

當間:率直にさみしいです。僕はThe Fourth Stageから出させていただいて、最初はスペインチームも3人だったところから、ちょっとずつ増えて、もう一人のメダノレも増えて、8人でやっと届けられる! と思ったところでThe Final Stageだったのですが、始まりがあるということは終わりがあるし、どの芸術もそうなんですが、ここまでつながってきたバトン、輝きというのは最後の一瞬で決まると思っているので歴史に残るステージを届けられたらいいなと思っています。

——徳川との試合について、メダノレとしての想いは?

當間:世界大会ラストの戦いにもなるのですが、技術であったり力を超えて、この二人には想いや関係があるので、最後までそこを大切に演じていきたいと思っています。
スペイン語で「El mayor respeto que puedes mostrar a tu rival es darlo todo frente a él.(ライバルに対する尊敬というのは自分のすべてを懸けることである)」という言葉があるのですが、まさにその言葉通り、最後の一滴まで自分のすべてを懸けたいなと思っています。

■越前リョーガ 役:井澤勇貴

——The Second Stageからのご出演ですが、完結を迎えるお気持ちはいかがですか?

井澤:僕はThe Second Stageからの出演なのですが、なぜか新テニミュは自分が出ていない公演でも物語の中にいるんだという実感を持てるんです。これは新テニミュならではの魅力の1つなのかもしれません。試合を作ることは大変な作業ですが、常に選手のそばに自分もいるんだという気持ちになります。The First StageとThe Third Stageは出演していなかったのに、僕もいたと自信をもって思えるくらい新テニミュの世界のなかにどっぷりと入り込んでいます。今回The Final Stageを迎えますが、悔いなくお客様に楽しんでいただけるように誠心誠意作り上げてきましたので、思う存分発揮したいなと思っています。

——リョーマとの試合について、リョーガとしてはいかがですか?

井澤:色々な現場で揉まれて大きくなって帰ってきて、を繰り返して、リョーマを演じてきた6年間は(今牧)輝琉にとってすごく大きかったと思いますし、ここまでたくましくなるかと感慨深いです。僕は兄として立ちはだかりますが、物語の主軸は越前リョーマですし、このファイナルでの越前リョーマの着地点には素晴らしいものがあるので、皆さんにはぜひチビ助の思いを見届けていただけたらと思います。

■越前南次郎 役: 上島雪夫

——演出・脚本としてずっと新テニミュを創ってこられましたが、原作の最終回を読んで、The Final Stageをどんな舞台にしたいと思われましたか?

上島:原作が完結したばかりなので、最終回を読んでから慌ててラストシーンを作りました。どういう風に終わるのかなと思っていましたが、やっぱりテニミュらしく“明日に向かって”という世界で終われるラストだなと
思います。

——南次郎として、真剣勝負に挑むリョーマ、リョーガをどんな気持ちで見守っていますか?

上島:(リョーマとリョーガは)両方とも息子ですから、死に物狂いで戦ってくれたらいいと思います。ただ、以前南次郎を演じているときに、なんか必死に戦っているけれどもどこか楽しんでいるというか、楽しむことを忘れないようにと思っていました。世界に通用するようなアスリートも「明日の試合はどう挑みますか」と聞かれて「楽しくやろうと思う」と言っていたのを見て、楽しむことがこんなにも自分のことをリラックスさせるのかと感じました。何かのためにと意気込むと身体が固くなってだめだし、楽しくやろうと思うと身体が楽になる。2人には苦しくつらい戦いをしながらも、どこかで楽しんでほしいと願っています。

【取材・文:藤谷燈子】

■ ミュージカル『新テニスの王子様』The Final Stage
原作=許斐 剛『新テニスの王子様』(集英社ジャンプコミックス刊) 
脚本/演出=上島雪夫 作詞=三ツ矢雄二 音楽=兼松 衆 振付=上島雪夫/井餘田修

公式サイト https://www.tennimu.com/
テニミュ・モバイル https://sp.tennimu.jp/

【大阪公演】
2026年10月17日(土)~10月25日(日)   
会場:SkyシアターMBS

【岐阜公演】
2026年10月30日(金)~11月1日(日)
会場:土岐市文化プラザ サンホール

【東京凱旋公演】
2026年11月6日(金)~11月15日(日)
会場:Kanadevia Hall

チケット料金 S席:9,500円/A席:7,500円(全席指定/税込み)
一般発売日 好評販売中!
お問合せ ネルケプランニング https://www.nelke.co.jp/contact/

【出演】
〈日本代表〉
越前リョーマ役:今牧輝琉、跡部景吾役:高橋怜也、遠山金太郎役:粟野准斗、平等院鳳凰役:佐々木 崇、徳川カズヤ役:小野健斗、鬼 十次郎役:岡本悠紀、入江奏多(Wキャスト)役:相葉裕樹/泰江和明、大曲竜次 役:畠山 遼、越知月光役:楚南 慧、毛利寿三郎役:丸山龍星

〈スペイン代表〉
アントニオ・ダ・メダノレ役:當間ローズ、フリオ・ロマン役:古谷大和、
マルス・デ・コロン役:Toki、シルバ・セラ・バンビエーリ役:Alec、ロミオ・フェルナンデス 役:Sion、セダ役:湊 丈瑠、越前リョーガ 役:井澤勇貴、もう一人のメダノレ役:當間ラン

〈ドイツ代表〉
Q・P役:パース・ナクン、手塚国光役:手島章斗

〈フランス代表〉
ティモテ・モロー役:ジェレミー・クロディス、プランス・ルドヴィック・シャルダール役:DION

〈監督〉
三船入道役:岸 祐二、越前南次郎役:上島雪夫

〈東京凱旋公演出演〉
幸村精市役:藤田浩太朗、真田弦一郎役:吉田共朗、柳蓮二役:梶田拓希

(c)許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会

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