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細田守監督最新作「バケモノの子」初日舞台挨拶が、7月11日(土)TOHOシネマズ スカラ座にて行われました。上映後のステージに登壇したのは、熊徹役の役所広司さん、九太の少年期役の宮崎あおいさん、九太の青年期役の染谷将太さん、楓役の広瀬すずさん、多々良役の大泉洋さん、そして、細田守監督。観客のみなさんに熱い拍手で迎えられて登壇しました。
細田監督は「長い間制作してきたのが、やっと報われた気がしています」と感激。「良きスタッフ、キャストに恵まれて、さらに、お客さんにも恵まれている」と作品をとりまく環境に感謝の意を伝えました。
また、役所さんは「監督の作品に参加できて、素晴らしい俳優さんと、素晴らしい声優さんと一緒に仕事ができたことを本当に幸せに思っています」と公開に向けての想いを語りました。
お気に入りのシーンの話題では、「少年期と青年期で、熊徹のお家の壁に描いてある絵が変わっていたり、細かいところに工夫がしてあって驚きました」と宮崎さん。だからこそ何度も鑑賞して、より深く楽しんでほしいという気持ちを伝えました。
そのほか、染谷さんは「戦いのあとに、熊徹と九太が握手して、言葉を交わすシーンの熱さは身にしみました」、広瀬さん「駐車場で楓ちゃんが九太に想いを伝えるシーンは、自分の中でもとても大切にしていたシーンなので、すごく好きなシーンです」とコメント。広瀬さんのあげたシーンについて監督は「84シーンですよね」とニッコリ。アフレコ時の広瀬さんの気迫を思い出しながら、その表現のすごさについて語りました。
大泉さんが明かしたのは、「この映画の話をしていたら、4歳の娘がすごく食いついたんですよ。でも、なぜかタイトルを『おばけの子』って覚えてしまいまして(笑)」というほのぼのエピソード。それから「娘がこの映画を観た時に、お父さんが出てるということを誇りに思ってもらえる作品だと思うので、そんな映画に出させていただけたことを感謝しております」と続けました。
最後のフォットセッションでは“熊徹”も登場! 登壇者たちから客席へ、映画に登場するキャラクター・チコのぬいぐるみをプレゼントするサプライズもあって、熱くて楽しい初日舞台挨拶となりました。【記事:WebNewtype】
※宮崎あおいさんの「崎」は、正しい表記は「立ち崎」ですが、機種依存文字のため「崎」表記しています。
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取材・文=ワダヒトミ