©ぷにちゃん・成瀬あけの／KADOKAWA／「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」製作委員会

2025年12月14日に、東京・ホテルニューオータニで「TVアニメ『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』ときめきティーパーティー」が開かれました。イベントでは第１話の先行上映と、ティアラローズ役の渕上舞さん、アクアスティード役の梅原裕一郎さんによるトークショーが行なわれました。その模様をレポートします。

伝統と歴史ある国際的なラグジュアリーホテル、ホテルニューオータニ。イベント会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのが、真っ白なテーブルクロスがかけられた大きな丸テーブルと、天井に輝く大きなシャンデリアです。テーブルの上にはきっちり整えられたナプキン、ティーカップ、お皿、そして特典のポストカードが並べられ、それぞれのテーブルごとにミニキャラクターのスタンドが飾られていて、お客様を迎える準備はバッチリ！

サービススタッフに誘導されてテーブルについた参加者の皆さんは、部屋をうっとりと眺めたり写真を撮ったりと、ドキドキした様子が伝わってきます。「本当にここはイベント会場なの？」と信じられない気持ちが湧いてきますが、これぞ「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」（通称：あくでき）のタイトルにふさわしい、ティーパーティ会場でしょう。気分はもう、物語の登場人物！　全員が席に着くと、照明が落とされ、なんとなく厳かな雰囲気のなか、第１話の上映が始まりました。

卒業パーティで繰り広げられる、ティアラローズの断罪イベント。高慢な態度のハルトナイツとアカリを制する、アクアスティードの登場。大好きなキャラクターがスクリーン上で生き生きと動いておしゃべりする姿に全員が見入るなか、瞬く間に上映は終了しましたが、心はまだラピスラズリ王国にいるような……そんな余韻に浸っていると、飲み物がカップに注がれ、今回のイベントのために特別にホテルが用意してくれた３種のスイーツ、ピスタチオといちごのフレジエ、いちごのタルト、そして目にも鮮やかなピンク色のいちごのマカロンのお皿が目の前に！　その美しさに目を奪われていると、水色のかわいらしいドレスに身を包んだ渕上さんと、紺色のスーツを華麗に着こなした梅原さんが登場し、大きな拍手を浴びながら壇上の席に着きました。

会場を見渡して、「おめかしした女性が多くて楽しい！」（渕上）、「ディナーショーみたいな会場で素敵ですね」（梅原）とそれぞれ感想を口にします。「皆さんの目の前にあるスイーツ、私も先に食べましたがめちゃくちゃおいしいです！　ぜひ食べながらお楽しみください」と渕上さんが声をかけると、客席には少しくつろいだ空気が流れ、和やかな雰囲気のなかトークが進みます。

©ぷにちゃん・成瀬あけの／KADOKAWA／「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」製作委員会

2019年にコミックスに同梱されたドラマＣＤから本作に携わっていたおふたりですが、実は一緒にアフレコするのはＴＶアニメが初めて。ハルトナイツやアカリなど、他の役もドラマＣＤと同じキャストということで、アフレコがとても楽しみだったそう。梅原さんが「役者同士のかけ合いのなかで生まれるものがある」と感想を述べ、原作ノベルや漫画ファンの皆さんも、ＴＶアニメを新しい気持ちで見てもらえたらと伝えました。

その後、YouTubeで公開中の「ＴＶアニメ『悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される』ときめきスチル～読書のひととき～」を、目の前で生アフレコすることに！　渕上さんは「こういうセリフ、他の作品では言う機会がないので、楽しい！」と、満面の笑みを浮かべました。トーク終盤は、高垣彩陽さんと城田優さんが歌うＯＰ・ＥＤ曲の話題に。「ミュージカルが始まったのかとびっくりしました！」（渕上）、「ものすごく気持ちがいい曲で、こういうテイストをもってくるのかと予想を上回る方向性に驚かされました」（梅原）と大絶賛。さらに「放送を通してみると、２人の歌で始まって、２人の歌で終わるんです。すごくいいなと思って」と梅原さんのコメントで、本放送への期待が膨らみます。

楽しい時間はあっという間。最後に、それぞれイベントへの参加の御礼をしつつ、「ずっと関わっていたので、ＴＶアニメ化されて本当にうれしいです」（渕上）、「ぜひ最後まで見てください」（梅原）という挨拶で締めくくりました。「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」の世界を味わえた、贅沢で優雅なひととき。ぜひアニメでもその雰囲気を楽しもう。

【取材・文／ナカムラミナコ】

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