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公開2日目にしてリピーター続出の映画『機動警察パトレイバー EZY』 File 2 舞台挨拶


File 1公開の興奮も冷めやらぬ中、2026年8月14日、早くも映画『機動警察パトレイバー EZY』 File 2が公開! それを記念して8月15日には新宿ピカデリーで舞台挨拶が実施されました。
登壇したのは出渕裕監督、久我十和役の上坂すみれさん、天鳥桔平役の戸谷菊之介さん、斯波繁夫役の千葉繁さん、寺田くるみ役の伊瀬茉莉也さん。さらに、MCに本作の共同プロデューサーでもあるバンダイナムコフィルムワークスの杉本紳朗さんを加えた計6名で繰り広げた、笑いと熱気に満ちたイベントのようすをここにお届けします。


出渕裕監督


全員が登壇して簡単な挨拶を終えた後、出渕監督が満席の会場に向かって「まさかと思うんですけれど、昨日公開で2回目の鑑賞という方はいらっしゃいます?」と呼びかけると、なんと多くの入場者が手をあげ、中には3回目という猛者の方まで。これには出渕監督をはじめ登壇者一同、驚きと喜びを隠せない様子でした。

さらに出渕監督の呼びかけで、File 1からのお約束となった標語「大事なのは、興行収入!」を会場一体となって唱和。冒頭からイベントは熱気に包まれます。

File 2公開を迎えての心境を問われて、SNSで感想を見ていたという出渕監督が「いつ読み終わるんだろうというくらい、皆さん発信していただき、本当に感謝しています。中には少し腐す人もいましたけれど、全員が絶賛するよりは、そういった意見もある方が作品としては健全だと思っているので」と語ると、千葉さんも「本当に素晴らしいですね。これだけのお客さんがいらっしゃって」と満席の会場を見て「4200人くらい? 僕にはそう見えますけれど」と映画館の収容人数を大幅に越えたファンの存在を感知。それを受けて上坂さんからも「でも、パトレイバーの力は、こんなもんじゃないと思っています。興行収入1兆円ですか」との発言が飛び出し、会場は大いに沸きあがりました。

戸谷さんが、今回のFile 2では演じた天鳥桔平のキャラクターを掘り下げるエピソードが多かったことについて「まじめだけど、ちょっとポンコツな部分も、皆さんに見ていただけたのかなと思うと、僕もうれしいです」と笑みを浮かべて話しました。


天鳥桔平役の戸谷菊之介さん


そして、『パトレイバー』関連のイベントに初登壇となった寺田くるみ役の伊瀬茉莉也さんは、出演情報が解禁された際の反響の大きさに作品の人気の根強さを実感したと明かし、「整備班ということで、特車二課第二小隊の皆とはまた違った、メカニック好きのオタク気質、好きなことにどん欲な部分を表現できればと思いました」と、寺田を演じるにあたっての心がけを語ってくれました。

出渕監督が、寺田は伊藤和典さんの当初の構想にはおらず「EPISODE ;02 閑中妄あり」でシナリオを担当した片山一良さんが作り上げたキャラクターで、女版・斯波繁夫をイメージしたと語ると、伊瀬さんは斯波役の千葉さんを前にして「言われていなかったので、プレッシャーを感じることなく、楽しんで演じていたんですけれど、今聞いて身が引き締まる思いです」と胸の内を明かしてくれました。

それを受けて千葉さんが「くるみは、すごいですよ」「整備班始まって以来の、女性班長になるんじゃないか」と語ると、上坂さんも「本当に結構気の強い十和が、くるみちゃんに言われると逆らえなかったり、口からしぶきを飛ばして喋るシーンとか、確かに斯波さんイズムを感じますね」、戸谷さんも「くるみは恐れを知らない」など、寺田の強烈なインパクトを話題に盛り上がった会話が続きました。


斯波繁夫役の千葉繁さん


今回は上映後の舞台挨拶でFile2でのお気に入りのシーンや、注目して欲しいポイントも紹介されました。

出渕監督が観て欲しいポイントして挙げたのは「EPISODE;06 恋のサバイバル」の猪が登場するシーン。その内、およそ100カットは『機動警察パトレイバー the Movie』や『機動警察パトレイバー2 the Movie』などの作画監督を務めた黄瀬和哉さんが担当されたそうで、難しい動物の動きを素晴らしい作画で仕上げてくれたそうです。

戸谷さんのお気に入りも同じシーン内の十和が猪に向かって「ローストポークにしてやる!」というセリフでした。これは公開前のYoutubeの特番でクイズにもなったセリフで、上坂さんも「収録の時は疑問にも思わなかったけれど、言われてみれば猪はポークじゃない」と改めて気付いたとのこと。


久我十和役の上坂すみれさん


上坂さんは、三つのエピソード全てに違う魅力があるとした上で、「恋のサバイバル」というタイトルを見た時の自分の予想とはかけ離れたその展開に「パトレイバーらしさを感じました」と笑顔で語っていました。

千葉さんも「全ての話数がおもしろかったですね。特に1話(「EPISODE;04 ワインと銃弾」)は、まさに『パトレイバー』。緊張と笑いの入り混じった会話劇で、押井(守)さんも大好きそうな回」として「あさき夢みし(EPISODE;05)も観終わった時、ホロっと来ましたね」と語った上で「まさか、出渕監督が脚本を書いているとは思わなかった」と驚きのようすを見せていました。

その後もさまざまなシーンやカットについて語られる中、エンドロール後にある“演出”が仕掛けられた経緯が、出渕監督から明かされました。

2027年3月5日公開予定の「File 3 おもちゃの国へ、ようこそ」への期待を煽る演出は、当初予定にはなかったけれどFile1の(エンドロール後の)予告編が話題になり過ぎちゃったので、杉本くんが何か入れないとマズイでしょうと言うので」と、急きょつけ加えられたとのこと。杉本さん、グッドジョブ。


寺田くるみ役の伊瀬茉莉也さん


最後に登壇者一同から、ファンに向けてのメッセージが語られました。
伊瀬さんが「長年のファンの方々にも受け入れていただけたと、ほっとしました。今でもおもしろいんですけれど、もっとおもしろくなっていくと思いますので、引き続き応援していただけたらなと思います」と呼びかけて、千葉さんも「3回観たと仰ってくれた方がいましたけれど、皆さん多分あと10回は観ると思うんですよ。それで観た感想をX(バツ)などで、いっぱい世界に発信していただければ」と、SNSのX(エックス)をあえてX(バツ)と呼んで応援を訴えかけたところ、このギャグが上坂さんのツボに入り、しばし笑いが止まらない状態に。その間に戸谷さんが「ぜひ、世間に『パトレイバー』のおもしろさをSNSでつぶやいたり、口コミで伝えていただければ、とてもうれしいです」と語ると、復活した上坂さんも「『パトレイバー』を知らない人生はもったいないと思うので、皆でこれからも楽しんで盛り上げていきたいと思います」と、シリーズへの愛を顕わにしました。

締めとして出渕監督が「あまりセリフで説明せず、何度か観ている内に「こういうことか」とわかってくるような作品作りをしていますので、あと1回……と言わず2回、3回来ても大丈夫です。よろしくお願いします」と語ると客席から「おーーっ!」と言う歓声があがりました。

こうして『機動警察パトレイバー EZY』 File 2公開記念舞台挨拶はファンの熱気に包まれたまま幕を閉じました。

【文・構成/倉田雅弘】



『機動警察パトレイバー EZY(イズィー)』

『EZY』公式サイト https://ezy.patlabor.tokyo/

【STAFF】
HEADGEAR PRESENTS
監督:出渕 裕/脚本・シリーズ構成:伊藤和典/キャラクター原案:ゆうきまさみ/キャラクターデザイン・総作画監督:佐藤嵩光/メカニカルデザイン:海老川兼武・渭原敏明/モビリティデザイン:河森正治/ディスプレイデザイン:佐山善則/演出:海宝興蔵/美術:菊地正典・秋山優太/色彩設計:伊藤由紀子/撮影監督:大河内喜夫/編集:仙土真希(REAL-T)/CG監督:森泉仁智/CG制作:GAZEN・J.C.STAFF CG部/音響監督:若林和弘/音響効果:山田香織/音響制作:マジックカプセル/音楽:川井憲次/プロデューサー:真木太郎/共同プロデューサー:町田有也/アニメーションプロデューサー:松倉友二(J.C.STAFF)/アニメーション制作:J.C.STAFF/プロデュース:GENCO/配給:松竹ODS事業室・バンダイナムコフィルムワークス/製作:機動警察パトレイバー EZY製作委員会

【CAST】
久我十和:上坂すみれ/天鳥桔平:戸谷菊之介
平田紗季:小清水亜美/間 昭彦:小林親弘/柳井雄太:佐藤せつじ/柚木八久万:松村柚芽/佐伯貴美香:林原めぐみ

Ⓒ HEADGEAR / 機動警察パトレイバー EZY製作委員会

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