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舞台劇を経てさらに良くなった表情や空気感にも注目!「AnimeJapan 2017」Wake Up, Girls!ステージ

2017年04月05日 16:38配信
舞台劇を経てさらに良くなった表情や空気感にも注目!「AnimeJapan 2017」Wake Up, Girls!ステージ

「AnimeJapanへいくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」ステージより

3月25日(土)・26日(日)、東京ビッグサイトで開催中の「AnimeJapan 2017」。25日のBLUEステージにて、「AnimeJapanへいくぞ!がんばっぺ!Wake Up, Girls!」ステージが開催され、声優ユニットWake Up, Girls!より吉岡茉祐さん・永野愛理さん・田中美海さん・青山吉能さん・山下七海さん・奥野香耶さん・高木美佑さんが出演しました。

2017年に主演するテレビアニメ「Wake Up, Girls!新章」の放送が控えている彼女たちですが、作品発ユニットであることに留まらず、「灼熱の卓球娘」や「恋愛暴君」などに主題歌を提供する声優ユニットとしての活動にも幅を広げています。今回のステージは、そんな彼女たちのユニットとしてのさらなる成長も感じられるものになりました。

ステージに登場した7人は、まずは「7 Girls War」を披露。明るく楽しく見えて実はもっともダンスが激しい楽曲のひとつですが、笑顔で軽やかに歌い切ります。あっ!と思ったのは、間奏でメンバーが順番に一芸を披露していくパートで、永野さんがダンスソロを見せてくれたこと! 初期のWake Up, Girls!はヘッドセットを使っていたため、「7 Girls War」の間奏には永野さんのダンスソロやメンバーの側転などのちょっとアクロバティックな要素も入っていたのですが、ハンドマイクが定着した最近では見る機会が限られたアクションになっていました。今回のものは、舞台「Wake Up, Girls! 青葉の記録」で久しぶりにヘッドセットでの「7 Girls War」を歌った流れかもしれませんね。

一方、今日は永野さんの日かもしれない、と思ったのは2曲目の「素顔でKISS ME」です。この曲はもともと仙台から上京してきた(作中の)Wake Up, Girls!と都会的なスタイリッシュさのギャップを狙った楽曲でした。なので、アニメでは背伸びして歌う曲だったのですが、今のWake Up, Girls!の外の人たちにはバシッとハマるんですよ。その中でも今日の永野さんの表情や空気は妖艶というか、びっくりするほど美しくて、キャラクターと半歩離れた立ち位置のステージだからこそ見せられた表情だった気がします。

Wake Up, Girls!の“表情”を特に細かく見るようになったのは最近なんですが、きっかけは、近頃の青山さんがライブ中ものすごくいい顔してる!と思うことが増えたからでした。以前聞いてみたところ、鏡に向かっての見せ方の研究をしているとのことで納得したのですが、今日のライブでびっくりしたのは、7人が7人ともすごく良い表情をしていること。「ゆき模様 恋のもよう」で山下さんと青山さんが手を合わせる時のきらきらした笑顔とか、2人ずつのペアになってやりとりをするパートではセンターの吉岡さんが余るのですが、その時の吉岡さんは客席に小指を差し出しながら観客ときっちり感情のキャッチボールをしてるんですね。

この日のステージを観て、こんなにみんな揃って感情表現が豊かに華やかになることってある?と思ったのですが、考えてみるとやはり、それは1月に舞台「Wake Up, Girls! 青葉の記録」で、自分自身が生身でアイドルたちを演じて、表現するという経験が大きかったんじゃないかな、と思います。三度のツアーを経て、体力とパフォーマンスに余裕が生まれたところに、表情や空気や身体全体でキャラクターを表現しようとした経験が加わった結果なんじゃないでしょうか。それはこちらの勝手な印象なのですが、7人がものすごくいい表情をするようになったのは間違いないと思います。

4曲目は青山さんがヒロイン・グリ役を担当する「恋愛暴君」OPテーマ「恋?で愛?で暴君です!」。青山さんが「PVで流れてるサビだけじゃ物足りないよね?」と振ると会場は大歓声。AnimeJapanの地で「恋?で愛?で暴君です!」のフルサイズライブ初披露が行われました。歴代楽曲の中でもトップクラスにポップな明るさに振った楽曲だけにダンスもコミカルで、この曲調に合った楽しいびっくり顔とかさせると高木さんが天下一品です。

「他の人なんて目に入らない」のフレーズに合わせて片手で「いないいないばー」のような動きをしたり、振付もコミカルベースなんですが、間奏はそんな一見ゆかいな振付をめまぐるしく流れるように見せる隠れた激しさは「7 Girls War」的かもしれません。青山さんによれば、「恋愛暴君」1巻の裏表紙に描かれたポーズが振付に入っていたり、いろいろと仕込みがあるようです。フルサイズでは初めて見&聴きましたが、最後の締めだけちょっとゆったりさせて、大人っぽい余韻を残すのが作曲を担当した田中秀和さんらしい技かなと思いました。

ライブのラストは、はじまりの楽曲「タチアガレ!」で締めくくりました。やっぱり良かったのが落ちサビの青山さんのロングソロです。ここのソロは歌い手も聴き手も一番感情が高まるところですが、その感情の高まりさえも表現に昇華している感じが素晴らしかったです。

そしてテレビアニメ「Wake Up, Girls!新章」の続報ですが、今回のステージでは新キャラクタービジュアルとして、I-1clubの7人の新ビジュアルが初公開されました。「続・劇場版 前後篇」で岩崎志保がI-1を脱退、ネクストストームを旗揚げしたストーリーを反映して、I-1選抜メンバー7人に高科里佳が加わったメインビジュアルです。今までの集合絵では里佳はちょっとちっちゃくなっていたイメージが強いので、正規メンバーとしてドン!と彼女がいるとインパクトがあります。他にも鈴木玲奈の髪型が変わって少しかわいいに寄せた感じになっていたりと細かい変化もありました。

アーティストとしてさらなる進化の予感を感じさせるWake Up, Girls!。夏には四度目のライブツアーを予定しています。【取材・文=中里キリ】