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GARNiDELiA覚醒の5thアルバム「Duality Code」リリース! 「アニメファンのみんなに『ただいま〜!』と叫びたい」

2021年11月16日 19:00配信
GARNiDELiA覚醒の5thアルバム「Duality Code」リリース!

GARNiDELiA覚醒の5thアルバム「Duality Code」リリース!

2021年1月にMARiA(メイリア)とtoku(トク)、それぞれがソロプロジェクトを始動、新たな感性と力を得て再び集結を果たしたGARNiDELiA。約1年ぶりのリリースとなる5thアルバム「Duality Code」は、「Duality=二元性」という言葉が示す通り、彼らのさらなる覚醒を感じさせる象徴的なプロダクツとなっている。発売中の月刊ニュータイプ12月号に掲載した、この傑作アルバムに関するインタビューのロングバージョンです。

――いい意味でこれまでとは違う、とても衝撃的なアルバムでした。
MARiA そうなんですよ。何かスゴいものができちゃいました(笑)。

――今年1月にソロ活動を発表し、MARiAさんは「うたものがたり」、tokuさんは「bouquet」と、それぞれにアルバムを発表してからの再始動となりました。そもそもソロ活動のきっかけは何だったんですか?
toku いちばんはコロナの影響によってライブやツアーができなくなったことですね。予定の立たない自粛期間中に、何かできることはないかと考えた結果です。
MARiA それに、もともと私もtokuもソロ活動は一度やってみたかったんです。力試しと言うか、それぞれコンポーザーとボーカリストとしてチャレンジしてみたいという気持ちがあったので、ちょうどいいタイミングでもあったんです。

――結果的に、それぞれが新しい力を蓄えての再始動となりました。これまでのアルバム制作と比べて何か変化は感じましたか?
toku これまでって、わりと短期間にガッと集中して一気に作るという感じだったんですけど、じつは今回のアルバムはソロ活動と並行しながら、1年くらいをかけてじっくりと作っているんですよね。
MARiA そうそう。これから私たちはどういう音楽を作っていきたいのか、すごく考える時間があって。だから制作の前半と後半では、サウンド感はちょっと違っていたりもするんですよ。
toku 時間をかければいいものができるというわけではないんですけど、いろいろと実験する時間的な余裕があったので、これまでやりたかったことを試してみたりとか、そういうところはよかったなと思います。それに制作していくなかで季節が巡っていくので、自然と四季折々の雰囲気が出たりもするんですよ。結果的に、より日本人の感性に訴えかける楽曲が多くなったなと思います。

――楽曲もそうですが、MARiAさんの書く歌詞の方向性もかなり変化しましたよね。
MARiA 変わりましたね。これまでのGARNiDELiAの歌詞では一人称に「僕」を使うことが多く、ファンタジー要素が強かったんです。それは老若男女を問わずより広く、より多くの人に共感してもらえるようにと思っていたからで、必然的に前向きで背中を押すような歌詞が多かったんです。でも今回は「100%MARiAの等身大」というか、今の私が何を感じていて、何を伝えたいかということをそのままさらけ出していています。ですので当然ポジティブ全開というわけではなくて、はかなさ儚さだったり切なさだったり、時には苦しささえも吐露しています。そういうものも含めてさらけ出そうと思ったんです。

――それはなぜですか?
MARiA 何か、解放できたんですよね(笑)。私はこれまでGARNiDELiAのMARiAとして、「強くあり続けなければいけない」と思い込んでいたところがあったんですけど、ソロ活動で制作した「うたものがたり」ではわりとリアルで等身大の女性の心情を歌うこともあって。そうすることで、より深く共感できたり、寄り添うこともできる気がしたんです。これは私にとっても大きな変化ですね。

――今回のアルバムでは恋愛をテーマにした歌詞が多いのも特徴的ですよね。MARiAさん、もしかして最近大恋愛を経験したんですか?
MARiA あはは。最近というより、私の人生はずっと山あり谷ありでなかなかに険しい道のりなんですよ(笑)。それはまあ置いておいて、たしかにこれまであまり恋愛そのものの歌詞って書くことがなかったんですよね。でも、今回主題歌のお話をいただいた2作品がどちらも恋愛がテーマのお話だったんです。

――TVドラマ「どうせもう逃げられない」の主題歌「春がきたよ」と、TVアニメ「大正オトメ御伽話」の主題歌「オトメの心得」ですね。
MARiA そうです。制作サイドからのオーダーも「女の子の恋する気持ちを表現してほしい」ということだったので、思い切ってアルバム全体を女の子目線、つまりMARiA目線にしてみました。不思議と、これまでとは違った雰囲気の曲や歌詞でも「これもGARNiDELiAだ」と感じてもらえるという自信があったんです。結成11年目にして、ようやくそういう自信をもつことができるようになりました。

――制作はこれまでと同じく”曲先”だと思いますが、tokuさん的にはMARiAさんの歌詞に影響を受けたところはありますか?
toku あります。MARiAの歌詞が一歩前に進んだことで、僕としてはあまり音に化粧を施さず、MARiAの歌声をはっきりと聴かせるアレンジになったと思います。リバーブを減らしたほうがより近い距離感に感じられていいなとか、細かい部分を工夫することで日本語の魅力を感じてもらいたいというのが、今回のアルバムで僕が目指したところですかね。それに「いいメロディを渡すといい歌詞が帰ってくる」っていう僕らの原点に立ち戻った気もして、制作の後半は特に気合いが乗りました。

――歌詞の内容はもちろんのこと、メロディラインに対する言葉の乗せ方も進化しているように感じました。
MARiA うれしい! じつはそこはすごく意識したところなんですよ。ソロ活動でいろいろな方の歌詞を拝見して、韻の踏み方だったりメロディへのはめ方だったり、めっちゃ刺激になったんです。こういう言い回しもできるんだとか、こんなギミックがあるんだとか、それまでの自分になかった表現方法を必死で吸収したんですよ。これまでもtokuからはいろいろな意見をもらっていたんですけど、その時は「違う! これはこの言葉だからいいの!」って突っぱねたりしていたんですけど(笑)。
toku 最初から僕の言うことを素直に聞いておけば(笑)。
MARiA そういうことじゃないんだよ(笑)。

――まあまあ、結果オーライということで。
toku・MARiA そうですね(笑)。

――そんな新しいGARNiDELiAを象徴するかのような楽曲が、TVアニメ「大正オトメ御伽話」の主題歌「オトメの心得」だと感じます。TVアニメの主題歌を担当するのは、実はかなり久しぶりなんですよね。
MARiA やっと帰ってきましたよ! 一刻も早くアニメファンのみんなに『ただいま〜!』って叫びたい気分です(笑)。

――大正歌謡っぽい雰囲気の曲調で、作品の世界観を大きく取り込んでいますね。
toku それは何より、僕ら2人が「大正オトメ御伽話」という作品を大好きになっちゃったからですね。それで自然と作品の世界観に寄り添った楽曲が作りたくなったんです。あと、最近ちょっとEDMに飽きてきているというのもあります(笑)。
MARiA 「オトメの心得」の一曲前に収録されている「ミルクキャラメル」も「大正オトメ御伽話」にインスパイアされて作った曲なんです。ヒロインの(立花)夕月ちゃんが主人公の(志磨)珠彦さんのためにキャラメルを作るシーンが印象的に描かれていて、これを歌にしたらどうなるのだろうかと。

――めちゃくちゃセクシーな歌詞になりましたね。
MARiA 私の書く歌詞ってこれまでもちょっとセクシーなところはありましたし、私ももうオトナなのでいいかなって(笑)。それに、すごくメロディアスな曲調にこのとがった歌詞が組み合わさることで、また新しいおもしろさが生まれるような気もしたんです。ぜひ「オトメの心得」とセットでぜひお楽しみいただければと思います。

――そのほかで、特に個人的にお気に入りの楽曲は?
toku 「春が来たよ」かな。
MARiA いい曲だよね。私も好き。
toku これまで、ファルセットで歌い続ける展開は力強さに欠けるかなと思って避けてきたところがあるんです。でもMARiAの歌い方もバージョンアップしているし、こういう形のバラードが歌えたらかっこいいだろうなと思って、思い切って作ってみました。僕としてはいちばん冒険した楽曲ですね。
MARiA 私は「Reason」です。極端な話、私はこの曲を聴いてもらいたいがために今回のアルバムを作ったとさえ言えるので。この2年間は、独立して環境がガラリと変わり、さらにコロナ禍になりライブもツアーもできなくなるなど、まったく先が読めない状況が続いたんですよ。音楽は不要不急と言われるなかで、「私たちは何のために音楽をやっているんだろう」「私が歌う意味ってなんだろう」って考え続けて。一時はもう音楽を辞めろと言われているような気がしたくらいなんです。そういった自問自答を続けてたどり着いたのがこの「Reason」で、今の私の気持ちや答えが全部詰まっている曲なんです。

――なるほど。とくに全12曲を通して聴くと、最後の「Reason」はたまらなく感動しますよね。
MARiA ありがとうございます。私もそれには激しく同感で、「一回だけでいいから、最初から最後まで収録順で聴いて!」って本気でお願いしたいです。
toku それは僕も同じですね。久しぶりに、ちゃんと歌詞を読みながら収録順に聴いてほしいと思えるアルバムになったなと感じます。

――そして、「Duality Code」を引っさげての全国ツアーもいよいよ始まりますね。
MARiA ツアーは2年ぶりなので、久しぶりすぎて「どうしよう?」って感じです(笑)。ただもともと「Duality Code」はかなりライブのセットリストを意識して作った作品ですし、何より巷では「GARNiDELiAはライブもいい!」って評判みたいですから(笑)。絶対に忘れられない最高のツアーにしますので、みなさんお楽しみに!
toku 僕も今から筋トレしてリハビリに励んでいます(笑)。
MARiA 頼むよ!(笑)

【取材・文:岡本大介】

GARNiDELiA「Duality Code」
発売日:11月17日(水)
発売元:ポニーキャニオン
価格:初回限定盤[CD+BD]4950円(税込)
   通常盤[CD]3300円(税込)
   きゃにめ盤[CD+BD]9900円(税込)
<INDEX>
1 Live On!
2 my code
3 Uncertainty
4 Seeker
5 aquarium
6 ピエロ
7 ミルクキャラメル
8 オトメの心得
9 はじめてのクリスマス
10 春がきたよ
11 stellacage
12 Reason

リンク:GARNiDELiA OFFiCiAL SiTE
    GARNiDELiA公式Twitter・@GARNiDELiA
    MARiA公式Twitter・@MARiA_GRND
    toku公式Twitter・@toku_grnd
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