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京都で明かされた四畳半の裏話!? 京都国際マンガ・アニメフェア2022「四畳半タイムマシンブルース」京まふスペシャルステージ&特別上映会in京都レポート!

2022年09月29日 17:01配信
京都で明かされた四畳半の裏話!? 京都国際マンガ・アニメフェア2022「四畳半タイムマシンブルース」京まふスペシャルステージ&特別上映会in京都レポート!

京都で明かされた四畳半の裏話!? 京都国際マンガ・アニメフェア2022「四畳半タイムマシンブルース」京まふスペシャルステージ&特別上映会in京都レポート!

ディズニープラスで独占配信中、劇場版は9月30日(金)から公開される『四畳半タイムマシンブルース』。その公開を祝して、9月17日には「京都国際マンガ・アニメフェア2022(京まふ)」ではスペシャルステージが、9月18日にはT・JOY京都で特別上映会が開催。大勢のファンが駆け付けたこの両ステージの模様をリポートします。

まず、「京都国際マンガ・アニメフェア2022」のステージには、「私」役の浅沼晋太郎さんと樋口師匠役の中井和哉さんが和装で登壇。作品を観た感想について質問されると、浅沼さんは「12年振りに同じ役を演じることは嬉しい反面、不安もありました」と「四畳半神話大系」から久しぶりに演じたことへの心境を吐露。中井さんは「自分が出ている作品を観返すのは自分の演技について考えてしまい苦手なんですが、本作はとにかく面白かったです」と興奮しながら語りました。

また、本作は「四畳半神話大系」とヨーロッパ企画の戯曲「サマータイムマシン・ブルース」との悪魔的融合を果たした作品。浅沼さんは「12年前の自分を超えなきゃいけないと、アフレコでは夏目(真悟)監督が求めるスピードより早口になってしまって」とエピソードを告白。SF要素が増えたことで、音響監督からは「もう少しゆっくり」と要望があったと明かしました。

「四畳半神話大系」では藤原啓治さんが演じていた樋口師匠を「夜は短し歩けよ乙女」から引き継いだ中井さんは、「今回、また樋口師匠を演じることができて素直に嬉しかった」と心境を語りました。

その後、ステージでは作品のキーワードでもある悪魔的融合をテーマにしたトークコーナーがスタート。「京都の名所・名物の悪魔的融合」では、浅沼さんが明石さんと羽貫さんモデルの油取り紙が出てほしいと語ると、会場から拍手が! 作品への期待が高まるなか、「京都マンガ・アニメフェア2022」のステージは幕を閉じました。

そして、T・ジョイ京都で開催された特別上映会の舞台挨拶は、『四畳半タイムマシンブルース』の上映後に開催。浅沼さんのほか、原作の森見登美彦さん、原案・脚本の上田誠さん、夏目真悟監督、キャラクター原案の中村祐介さんが登壇しました。

森見さんの口からは、原作小説が執筆された経緯を告白。これまで上田さんが森見さんの小説のアニメ化の際に、脚本として度々携わってきたことで、今度は逆に上田さんの舞台を小説化してみようと考えたことが「四畳半タイムマシンブルース」のスタートだったそう。そんな始まりだっただけに、「四畳半神話大系」「サマータイムマシン・ブルース」ともに知り尽くした上田さんはアニメの脚本を「あまり緊張せずにやりました」と語りました。

夏目監督もオファーに対して、「「四畳半神話大系」でも演出を務めていたので、またあの楽しい作品に携われて嬉しい」と語り、中村さんは浅沼さん唯一LINEで繋がっているらしく「自分のキャラクターに改めて浅沼さんが声を当ててくれる機会ができて嬉しい」と喜びを露わにしました。

この舞台挨拶では中村さんからの質問が炸裂。浅沼さんがインタビューで話した「早口」の話を深掘りしました。浅沼さんは、思い入れのある「私」という役だけに成長してほしくなかったとしたうえで、「夏目監督や音響監督とディスカッションをして、実は成長している「私」について飲み込めた」と語りました。その考え具合に、思わず夏目監督が「浅沼さんが「私」みたいですよね」と笑みを浮かべながら答える一幕も。

中村さんはキャラクターデザインの変化について、「時代に合わせて自然に変えていければな」と意識しながら描いたそうで、特に城ヶ崎先輩は現在の意識高い系をフォーカスしたものにしたとのこと。そのエピソードに浅沼さんは思わず、「この人とサウナで会ったら、一回出ますね」と思わず口にしました。

舞台挨拶の終わり際には、浅沼さんが「いつか森見さんと上田さんに『四畳半タイムマシン・ワンスモア』を作ってほしい!」と、ヨーロッパ企画の舞台「サマータイムマシン・ワンスモア」の「四畳半」版を予感させる夢を発表。観客から大きな拍手が送られるなか、舞台挨拶が締めくくられました。

『四畳半タイムマシンブルース』は、9月30日(金)より3週間限定全国ロードショー。ディズニープラスで独占配信中(配信限定エピソード含む全6話)。詳しくは下記情報や公式サイトをご覧ください。

また10月7日発売・月刊ニュータイプ11月号では、監督・夏目真悟さんと脚本の上田誠さんの対談を掲載! 悪魔的融合とうたわれた本作がいかにして出来上がったのか?に迫ります。こちらもチェック!

【取材・文:太田祥暉】

■四畳半タイムマシンブルース
●全国公開中/ディズニープラスで独占配信中(配信限定エピソードを含む全6話)

スタッフ:原作…森見登美彦・著、上田誠・原案「四畳半タイムマシンブルース」(角川文庫/KADOKAWA刊)/監督…夏目真悟/脚本…上田誠(ヨーロッパ企画)/キャラクター原案…中村佑介/音楽…大島ミチル/主題歌…ASIAN KUNG-FU GENERATION「出町柳パラレルユニバース」(Ki/oon Music)/アニメーション制作…サイエンスSARU

キャスト:「私」…浅沼晋太郎/明石さん…坂本真綾/小津…吉野裕行/樋口師匠…中井和哉 城ケ崎先輩…諏訪部順一/羽貫さん…甲斐田裕子/相島先輩…佐藤せつじ/田村くん…本多力(ヨーロッパ企画)

ストーリー:「私」が下宿する下鴨幽水荘。そこで唯一のクーラーを保有していた「私」は、ひょんなことからリモコンを水没させてしまいクーラーは起動しなくなる。そこに突如タイムマシンが現われて――!?

リンク:映画『四畳半タイムマシンブルース』公式サイト
    公式Twitter・@4andahalf_tmb